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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

徹底追及 統一協会 国会論戦編② 反社会的な手口 被害額初めて公に

2022-09-12 07:06:01 | 政治・社会問題について
徹底追及 統一協会 国会論戦編② 反社会的な手口 被害額初めて公に

統一協会は教義を記した『原理講論』で、「日本はサタン(悪魔)側の国家」「あらゆる民族の言語は韓国語で統一」などの特異な主張を展開。ところが日本語版では、布教に都合の悪い核心部分を削除していました。日本共産党は1978年5月8日付「赤旗」で韓国語の原書と日本語版を照らし合わせて削られた記述を明らかにし、統一協会の謀略的本質を暴露しました。

答弁不能に
同年5月12日の衆院決算委員会で安藤巌議員は福田赴夫首相にこの事実を突きつけ、統一協会の主張に基づく活動を放置すべきではないとただしました。首相は「細かいことを聞かれても答えようがない」とまともに答弁できませんでした。
同年6月1日、正森成二議員は衆院地方行政委員会で、統一協会の政治組織、国際勝共連合が自民党の別動隊として京都府知事選(同年4月)で引き起こした選挙違反の数々を告発。開祖・文鮮明の講演を引いて「“日本の法に引っかかっても神の法には引っかからない”と選挙違反をやるような団体と一線を画さなければ、わが国の法秩序は維持できない」と喝破し、県知事時代に勝共連合の大会に祝賀メッセージを送った加藤武徳国家公安委員長を追及しました。
加藤氏は「メッセージを打った記憶はない」としつつ「法は守るべきで警察も厳正公平に対処する」と答えざるを得ませんでした。



全国原理運動被害者父母の会の「統一協会問題について各政党の意見を聞く会」で発言する神谷議員=1978年8月3日


関連企業が売りつけていた一和高麗ニンジン濃縮液

相談し解決
統一協会が日本で物品販売や献金で集めた資金を、韓国の統一協会本部に送金する―。統一協会は『原理講論』や幹部の著書で日本から韓国への資金的貢献を正当化しました。78年6月13日の参院地方行政委員会で神谷信之助議員は、この構図を裁判記録から明らかにしました。
神谷議員は、統一協会の幹部が多額の小切手を不法に国外に持ち出したとする外為法違反事件の判決文(77年1月)の中で「教義や思想面については韓国側が指導的立場に、活動の資金面では日本側が支援的立場に立つ」としていることを指摘。あわせて各地で党に相談が寄せられ、救済した具体的な被害の手口を紹介しました。
ーリウマチの高齢者に「病気が治る」といって高額の高麗(こうらい)ニンジン茶や大理石のつぼを買わせた。党県議が県当局に働きかけ、統一協会関連企業「世界のしあわせ」の代理店を当局が呼び出して指導した結果、60万円を取り戻した。(滋賀)
―年金生活の夫婦宅を訪れ「顔色が悪い」などといってニンジンエキスを5万円で売りつけた。さらにつぼを買わせようと年金の受給日を支払日にしてローンを組ませた。党が街頭宣伝で統一協会の不当な手口を批判すると、販売業者はつぼを引き取りにきて契約を破棄した。(埼玉)
70年代後半~80年代に一大社会問題となった霊感商法の被害額を国会で初めて明らかにしたのが日本共産党の質問です。88年4月19日、衆院商工委員会で藤原ひろ子議員の質問に対し経済企画庁は、84年度から88年1月末までの霊感商法の被害額が150億円を超えると答弁しました。(肩書などは当時)(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年9月8日付掲載


同年6月1日、正森成二議員は衆院地方行政委員会で、統一協会の政治組織、国際勝共連合が自民党の別動隊として京都府知事選(同年4月)で引き起こした選挙違反の数々を告発。開祖・文鮮明の講演を引いて「“日本の法に引っかかっても神の法には引っかからない”と選挙違反をやるような団体と一線を画さなければ、わが国の法秩序は維持できない」と喝破し、県知事時代に勝共連合の大会に祝賀メッセージを送った加藤武徳国家公安委員長を追及。
加藤氏は「メッセージを打った記憶はない」としつつ「法は守るべきで警察も厳正公平に対処する」と答えざるを得なかった。
70年代後半~80年代に一大社会問題となった霊感商法の被害額を国会で初めて明らかにしたのが日本共産党の質問。88年4月19日、衆院商工委員会で藤原ひろ子議員の質問に対し経済企画庁は、84年度から88年1月末までの霊感商法の被害額が150億円を超えると答弁しました。(肩書などは当時)
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