貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

奥の細道 国府多賀城

2005年10月08日 | Weblog
2004/10月19日 (雨)  回想                 

台風をうけし奥州夜行バス

浜松町(夜行バス)ー仙台ー多賀城(仙石線)ー末の松山(歌枕)ー沖の石ー野田の玉川(歌枕)ー多賀城寺跡ー東北歴史博物館ー多賀城跡ー壺の碑ー国府多賀城(東北本線)-仙台(新幹線)ー福島ー信夫捩摺石ー岩谷観音ー福島(福島交通)ー飯坂温泉ー摺上川ー鯖湖湯ーなかむらや(泊)

どんよりと明ける車窓に時雨哉

この旅から奥の細道の行程・順序が貴美華流に変わりますので、よろしく
   理由  交通費を安く抑えるため夜行バスを使う
       夜行バスは停車が少ない
       日の出を旅の空で楽しみたい
       (多賀から須賀川まで下る)
多賀城駅に降りました、朝が早いのと雨のため道を聞く人も無く歩きだす。

墓囲む末の松山なみこさぬ
台風や野田の玉川水位超す      (六玉川の一つ)
欄干に手を添えてみるおもわくや   (思惑橋)
傘並ぶ多賀城寺跡通学路       (広くて何もない)
秋寒し壺の碑かこむ雨        (碑をいしぶみと読む・日本三古碑・イラスト観光課の袋より)



芭蕉も曾良も一休みして、この碑を眺めたことでしょう、ここでは雨が激しくなり人影はなく土に滴る雨音が、、、、、体を冷やします、、、、
車内で仙台名物‘はらこめし‘を食べ防水スプレーを足の先から掛け 福島へ向かう。

信夫山捩摺石に綾の影
紅葉雨岩谷観音磨崖仏

摺上川をのぼり飯坂温泉に着くと芭蕉と曾良のホットした像が 雨の中よく来たねと、共同浴場鯖湖湯では見知らぬ地の人が温かく話しかけてくれました。

鯖湖湯や神話の世界湯のけむり
秋時雨白壁土蔵今日の宿
銀色のテレビが光る明治部屋

台風がこちらに向かっていました、雨は土砂降りになり明日が気がかりですが、熱い湯に入り一杯飲めば旅の疲れも手伝って、土蔵造りだからかもしれませんが雨風の音は全然気になりませんでした。