貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

松島

2014年07月30日 | Weblog
今夜の宿は南三陸温泉ホテル観洋です。このホテルは岸壁に建っていて、道路からのフロントは5階にあり、ここまで津波は来なかったようです、下の階は改修工事がなされ、いち早く開業し、最近 天皇陛下が泊まられ(全館貸し切り) 復興のお見舞いにいかれたと、テレビで放映されていました。
   9階のベランダからの夏の海

    三年目復興観洋鮑膳

    夕涼やこれがマンボウ人に聞く   
食の味がとても上品で、初めてのマンボウを酢味噌でいただきました。(トリのささみのようです)
露店風呂は海に面し、日の出が眺めることができます。

松島へ行く前に日和山公園によります。ここで震災復興の釜石の町を一望しますが、
公園には震災前の写真が掲示され見くらべることができるのです。
 
日和山公園には神社があり、鳥居の中になにが映しだされたのでしょうか・

 
 以前「芭蕉の奥の細道」巡りの旅の時 この日和山はパスしてしまったので、急いで芭蕉句碑をさがしました。
    
       夏草や句碑傾いて翁偲ぶ

松島湾の遊覧船にのりました、ここでは鴨目や鵜の糞公害で松が枯れているようです。(餌をやらないでけださい)ときつく放送していました。
       炎天の仮設食堂牡蠣を焼く

       海の青島白く輝青い空
 
伊達政宗歴史館のうしろに仮設のさかな市場ができています。     
若い人たちが考えたのでしょうか? 1階で注文、2階で食事が出来テキパキした対応でしす。
 
       松島や仮説小屋での牡蠣バーガー
     
津波は平野を呑みこみ、運河や川を遡り思いもかけない所に被害がでたのです。
 瑞巌寺の参道の中間まできたようですが、本堂は無事でした。
昔から 川の流れや川巾の工事は計画をもって行っているようですが、自然との闘いなのでしようか?
人間の驕りが、忘れたころの天災を防ぐことが 出来るのでしようか?
 
      海開き出来ぬ浜辺の静かさよ
   
      夕焼けを映すワインの赤と白
新白河から新幹線にのりました、ドン行ですが車内販売がありました
、夕はんは白河ラーメン食べたので缶ワインを買い旅の無事に乾杯。
      旅装解き応援買いの品広げ

陸前高田

2014年07月28日 | Weblog
浪板海岸の日の出は4時31分、夕べ呑み過ぎでバッタンキュ 早く寝ましたので、日の出はゆとりをもって拝むかな?                         朝凪や一艘の舟陸帰る

       
     三陸の人恋しきや夏鴨目                  3年目浄土ヶ浜の海開き
 
     
 
     涼し風三陸鉄道レトロ調                頑張ろう仮設住宅西日射す               
 
     鎮魂の一本松に頭下げ                 被災地や夏休みないダンプカー           
 
    炎昼やベルトコンベアー土運ぶ
ベルトコンベアが大きい音を立てて、陸前高田の町の左右にはしります。この海岸線の平地を14m陸揚げする工事で山からの土を運びます。
三陸国立公園は今「三陸復興国立公園」に名前をかえています。早くもとの国立公園に戻る事を願いますが、工事や予算などで、地元の苦労を考えると何をどうすれば、未曾有の被害の復興計画をただ見守るだけです。
 
 
そんな中でも自然の景色に癒されます、津波で被害にあった松並木に残された枯れ末です、 のぼり龍として、地域のシンボルになっているようです。

       気仙沼湾登り龍寄る夏の夕

三陸の旅

2014年07月27日 | Weblog
      書中御見舞い申し上げます。
3日にブログ入れてから更新せず、7月も最後の週になりました。
理由 ◎編集入れる度にパスワード入れる。(めんどう) ◎キャノンサービス期限が切れた。◎書展が終わりホットした。(やる気でない)◎個人的?。
    今日もまた遠雷を聴く夕餉どき
関東地方は梅雨が明け、暑くなりましたが、大気が不安定なので、地域により大雨や竜巻・雷の警報がでます。
そんな中、「祝三陸鉄道全線再開通・震災応援ツアー」2泊3日の旅にでました、途中で東北地方も梅雨明けになり、東北の夏を満喫した旅になりました。
はやぶさ5号は大宮ー仙台ー盛岡の2時間10分・・・早いです。が、盛岡から3時間バスに乗り小袖海岸です。
ここは NHKドラマの「あまちゃん」で名が知れた海岸で、まだよく覚えていました。
   
 指で突き皮むき食す海鞘{ホヤ)の味  (ホヤ動物ですって)
                        
   なつかしむ小袖海岸海女の里         三陸の雲丹の甘さや海の栗
  
    まめぶ汁 うに ホヤ (海鮮)ラーメン北の味

    ウロウロと暦通路(レトロ)通りに大西日
 
久慈駅に移動ー(三陸鉄道リアス線乗車 1時間35分間 1両)ー宮古駅
    トンネルと海岸交互のリアス線
2011年3月11日、この海岸に大きな津波がきたのです、トンネルに入るとホットしますが、大きな被害があった海岸が見えるところでは、徐行運転で被害の様子を放送します。 皆それぞれのがあの記憶をよみがえらせたことでしょう。

     押し寄せた津波海岸夏の海

今晩は浪板海岸の「花ホテルはまぎく」に泊まります。このホテルは秋田の老人会の宿泊客をいち早く非難させ全員無事をえ話題になったホテルです。
    

書遊展

2014年07月03日 | Weblog
七月に入り三日がたちました。いよいよ夏本番というところですが、7月の文月は秋の季語です。
6月末の「書道展」も無事終わり、30日は北鎌倉古民家ミュージアム「紫陽花展」にいきました。

 花舞  その子二十櫛にながるる黒髪の おごりの春の美しき哉  与謝野晶子 24才の和歌
     
          

        香をふくむ鏡に映す洗い髪

若い時の おもいでが沢山詰まった、私の帯です。  
用意してくれた母は他界し、箪笥の肥やしにしていたものです。
   他  万葉集のなかから一首(鏡王女) ・  般若心経