貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

秋の色

2011年09月28日 | Weblog
台風の後墓参りに行き、ホットしましたが、・・いきなり秋めいて、朝晩冷えてきました、早く夏物を仕舞い秋支度をしなくてはとおもいますが、ゆっくりと入れ替えている時間がありません。

今日は、上大岡・戸塚と回りましたが街のウインドウの飾りはすっかり秋です。

      流行の服試着して秋の色

用事を済ませ、3時のお茶を・・・美味しそうなケーキの秋色を注文してしまいました。

      一口のケーキの甘さ秋意かな



横浜戸塚が本店の「カナール」です。 

ウインドウに並ぶケーキはどれも美味しそうで、みやげにも買ってしまいました。



      想像の味たしかなり夜食あと

明日から山陰の旅にでます、天気が気になりますが、 9月のブログこれでおわります。

秋分

2011年09月25日 | Weblog
秋分・・昼と夜の長さが等しくなる日ですが、日暮れは早く感じます。
、  
暑さ寒さも彼岸までと。昔から言われていましたが・・・急に涼しくなりましたね。

   彼岸花車窓に赤く帯となし      

 久しぶりで墓参り「富士霊園」へ行ってきました。(2時間半かかるのですが帰りは4時間かかりました。)

   霊園へ行くバス満員秋彼岸

いろいろ報告することが、たまってしまい、気になっていたのです。

   秋の蝶霊園の風易しかり

     


    線香に南阿弥陀仏浮かびきて


「行きはよい良い帰りは怖い」ということで、  道路は15号台風の影響で崖崩れあり、 片側通行 

    野分立つ泥まみれなる酒匂川 

 

    あの 酒匂川がきれいな水をとりまどすのはいつになるのでしよう・・・・ 

    亡き父母の乗っているような秋の雲

伝統工芸展

2011年09月23日 | Weblog
20日 友人から葉書がとどきました。 

21日~10月3日まで日本橋三越で開催の「日本伝統工芸展」のお知らせです。

                                   野分去り平穏戻る日本橋  

 

      天高し友の喜び伝わりて

友人は伝統工芸の金工部門でいままでに沢山の賞をいただいていますが、今回の第58回は「朝日新聞社賞」です。

            銀長手箱「恒久」 (金工)



      公募展競いの枠を取り払い

日本の伝統工芸を守りつつ、新しい技術・デザインと創意工夫は大変な努力だと考えますが・・楽しいですよね。

       
      恒久のそっと蓋あけ四時仕舞ふ


最後になってしまいましたが、・・・・おめでとうございます。

造形あそび

2011年09月22日 | Weblog
関東に台風15号が接近した時刻が帰宅時間と重なり、 サラリーマンの方々は大変だったようですが・・・・・
その日の午前、公園の体験教室で「造形遊び」の「一輪差しタペストリー」を作りました。

台風の影響でキャンセルする方もいらっしゃいましたが、・・・大雨にならぬ内 急いで仕上げました。

      台風の進路気にして針進め



      古帯に色ずく棗挿してみし

秋の花を活けてみたいのですが、外は雨、公園の花壇の花は雨に打たれてうなだれています。

      郁子の蔓線の細さの未完成

白トリカブ

2011年09月19日 | Weblog
今日は敬老の日ですが、節電の関係で土・日出勤、平日休みの会社も多いのですね、息子の会社もその1社です。

テレビでは多くの人が、脱原発のデモに参加している様子が映り、NHKでは自社で開発した宇宙望遠鏡で「コスミック フロント」という映像を放映していましたよね。

1世紀前までは考えられない人間の進歩と自然の力・・・この先どのように変わっていくのかしら・・・と思いつつ
台風15号の影響がまだでない狭庭の水やりです。

     今年また支えの庭木と鳥兜
        


     五年前西洋コマクサ嫁に来て

植物も人間が研究を重ね、色・形・種類と今まで無いものを造りだしていますが、これって高く売れるからかしら?

今年の夏休み上野の恐竜展には大勢の親子ずれが長い列をつくっていましたが、 生物の新化は形を変え生態を変え この先
どのように変わっていくのでしょう・・・


     想像を創造にして星月夜

コクリコ坂から

2011年09月15日 | Weblog
近頃では携帯のおかげで、長い間相手を待っている人は少ないですよね。
私は待ち合わせた時間にメール入れることにしていますが?

先日手違いで30分待つ間、駅の案内板から下写真の「コクリコ坂から」横浜ガイドをみつけました。

生れも育ちも横浜の私はこのアニメ映画に関心がありましたが、このガイドブックをみて・・

よけい興味がわき、早速映画館にいきました。

       異国風コクリコ坂の丘に吹き

 

       古館秋空と海窓越しに

このガイドには、松尾芭蕉の俳諧用語「不易流行」と言う言葉がのっています。

芭蕉 曰く「不易と流行は、共に風雅の誠からでるものであるから、根元においてはーである」 
 ということのようです。

私は 充分理解出来ないので、よい短詩、五七五が出来ないのかな?  理解出来たとしても、ダメ・・・反省でーす

        待つことの心の形鱗雲

この映画では懐かしいおもいでが一つ一つ甦り、淡い恋も重ねつつ、あの坂を何回 上り下りしたことか・・・・

        グミの丘遥かに浮かぶ外国船

私はアートフラワーを長くしていますがコクリコとポピーは分けています。
ポピーはいわゆる花屋でみかける、白・黄色・オレンジ・ピンク・赤で、
コクリコは真赤ではなびらの元のほうに黒が入る原種です。

山手の丘ではコクリコはあまりみかけません、でもなんとなく題名には 合っている気がします。

あの頃は 山手の丘に女学校が5校あり、女子が自由にのびのび学園生活を楽しんでいた気がします。
この物語は架空なので良しですが。    男女共学はインターナショナルスクールです。            

         芒風失恋涙女学生

        




無伴奏チェロ

2011年09月14日 | Weblog
長月も半ばに入り 十五夜・いざよい(十六夜)と、夜は過ごし易くなりましたが、日中は30度を超え厳しいですよね。

そんな厳しい残暑の午後はやはり音楽で癒されたいと思うのは私だけでしょうか?

たのしみにしていた、金子鈴太郎の無伴奏チェロの音楽会がありました。

       天高し舞台中央椅子一つ

  プログラム    バッハ   無伴奏チェロ組曲 第5番 1~6楽章

            コダーイ  無伴奏チェロソナタ 8  1~3楽章




バッハ(1685~1750年)と コダーイ(1882~1967年)の生存の時はことなり、時代と共の音楽の歴史の流れ。

 無伴奏チェロの素晴らしさを堪能させていただきました。

       絃弾き抑へてチェロの秋音色

馬ふたりを囲む

2011年09月11日 | Weblog
馬ふたり・・・そうです。 あの金原亭 馬治・馬吉が3ヶ月ぶりに本郷台の「あーすぷらざ」にやってきました。

「馬治・馬吉を囲む会」の寄席は今回で10回目になり、小さな会議室の手ずくりの高座から市民かながわプラザでの舞台です。
月日のたつのは早いものですが…馬治・馬吉は着実に精進して、皆さんに笑いを届けます。

       緋毛氈座る芸人単衣かな



     二席づつ    馬治   演目   片棒  ・ 租忽の釘
               馬吉   演目   そば清 ・ 棒だら

       蕎麦うどんとろろきしめん啜る音 (そば清)

客席には主婦が多く、寄席で笑った後、買い物して夕餉の支度に間に合うよう3時30分ごろ終了し抽選会があります。
こんな気の使い方も 地元「囲む会の」配慮でしょうか。

私は二次会参加組みなので、夕餉には間に合いませんが、馬治・馬吉は気さくな若者で楽しい雑談ができます。

       秋団扇当てる当たらぬ抽選会



       ビール注ぎお疲れ様に便乗し

銀ブラ

2011年09月08日 | Weblog
横浜の外れに住む私達の会話には男女とも 「ここ何年も多摩川を渡ってないね」と言う話しがでます。
現役の時の満員電車に乗り痴漢紛いにあいながら1時間弱の通勤がうそのようです。

    銀ブラの残る暑さの斜陽かな



新橋から歩い~9丁目~5丁目・ランチして~2丁目・美術館・折り返し~3丁目・買い物・4丁目~8丁目ライブハウスー~新橋~JR
これって銀ブラなのかな?  行ったり来たり 最後は飲んで踊ってお喋りで 良い運動になりました。

    水彩の滲みうみだす秋薔薇



今日の目的は銀座2丁目にある 東京セントラル美術館で開催の「永山裕子 水彩と素描展」です。

    期待して応えて人気美術展

このセントラル美術館は貿易ビル内にあり、以前にも書展を観に来たことがありますが、今日も三つの会の書道展がありました。
 

    英語をば横書き縦軸納まりて

色取月?

2011年09月01日 | Weblog
九月・長月に入りました。 
 台風がきていますが、ゆっくりとして 進路が予測できず気象庁なかせです。

秋の芸術祭に先がけて、 書道・凌雲の第55回記念公募展が開催されています。
いま 書はブームで沢山の応募があり、公募のタイトルは「古典に学び、書の美を磨く」です。

       台風に備へて間あり街にでて



       楷 行 草おもいのままの秋公募 





       古の臨書歴史紐解く秋意かな 

 

すみません。右、麗光先生の臨書「元永本古今集」上二・・わたしのカメラでは映せません。