貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

気温の差

2007年09月30日 | Weblog
         まんまるな 美味しそうな クヌギのみ

朝から小雨が降っています、暑さ寒さも彼岸までなのに、28日は30度を越し、昨日 今日は20度になりません、気温の差10度以上です、ウーン・・ついていけない。

         秋の雨 ものおもいつつ 花活ける

       

古民家の庭には秋の実や花が雨にうたれています。このまま枯れてしまいそう・・
実は 棗(ナツメ)です、中国原産で暗赤色に熟し食用、強壮剤につかわれます。
花は 女郎花・野紺菊・縞芒です。

         鋏入れ 床に移して 野紺菊

示唆しぶりに畳に正座して生花を活けました、若い頃は「草月流」をしましたが、造る花も 育てる花も 生ける花も接し方はみな同じだとおもいます。

         秋霖や 上着一枚羽織る 夜

         

空と海

2007年09月27日 | Weblog
        曼珠沙華 文殊菩薩の 慈悲にふれ

一週間デパート通いしている内に公園はすっかり秋景色、彼岸花が咲いていました。
一息ついてまた日常にもどりますが、その前に横浜生まれの私は、横浜港の海と空を見ないと落ち着きません。

        客船の 行き交う港 秋の音

    

インター コンチネンタルホテルの31階レストラン「かりゅう」(馬へんに華、馬へんに留 と書くのです、手書きパットに見つからない)から写しました、ランチ美味しかったでーす。

         ビルの影 ひく秋光や 港街

              

         空と海 心豊かに 秋の色
      

捧げる貴美華

2007年09月24日 | Weblog
        造花展 野に咲くごとく 秋彼岸 

19日から始まった横浜高島屋の「深雪アートフラワー」展も今日が最終日です、お忙しいなか沢山の方にご来場いただきまして有難うございました。 御礼もうしあげます。
今年7月に103歳で亡くなられた深雪先生の原点・・・おもてなしの心・・・です。

        食卓や 弾む会話か 秋日和



これから先も先生の遺志は弟子達に受け継がれていくことでしょう。


        心籠め 捧げる貴美華 花の色

      

         天高く 届け七色 アート展

皆様との共同作品の他に特別展をださせていただきました。有難う御座いました。

馬車道

2007年09月15日 | Weblog
高島屋アート フラワー展を19日に控え、追い込みの日をおくっています。
いつも ゆとりをもってすればいいとおもいますが、そういうタイプで無いみたい頂点を開催当日に合わせ、一気に上っていきます。

      アート展 眺め手直し 残暑かな

息抜きに17日まで開催の県博「広重が描いた日本の風景」に行ってきました。

     

広重没後150年記念、前期は「東海道五十三次ぎ」後期は全国の名所を描いた晩年の作品です。八月に芸大美術館で中期の「江戸の名所」をみましたので、満足でーす。
      
       馬車道や 明治開港 色残し



広重の時代、横浜は半漁半農の小さな村でした、開港から埋め立てで今日にいたります。全国で住んでみたい街のベスト5に入っていて私も好きな街です。牛や馬が行き来した道は車道になっていますが両側には当時を思わせる水飲み場がのこっています。。

       牛馬の 水飲む跡や 愁思たち 

市民ギャラリー

2007年09月12日 | Weblog
蒸し暑い残暑が続きますが、秋の「凌雲書展」始まりました。

      港街 台風の余波 風強し

主催は先生が所属している凌雲社です、同人と公募の出展で300点位ありました。
毎回この会場に入ると圧倒されます。

      墨にみる 力の格闘 初秋展

     
      先生の作品「納西東巴経典より」

      和の心 トンパの文字や 秋の雲

今話題のトンパ文字は中国雲南省納西(ナシ)族に伝わる文字で、形象文字や絵文字と区別され絵画文字とされています。黒地に白字で書いたのではありませんよ。
前回の教室でこの書き方を教えていただき、楽しい時間をすごしました。

台風が来て

2007年09月10日 | Weblog
7日に台風が神奈川の小田原に上陸しました、隣接している横浜も雨風の被害をうけました、お蔭様で我が家は丘の上にありますので雨の心配はありませんが、外出できず予定がくるい 昨日は忙しかったでーす。

      オカリナの 演奏会だ 秋まつり

第一回の地区センターまつりに参加しました。オカリナ「花音」はメンバー30人で、コミニティーで練習して、5年になります。自分が参加している写真は写せないので、これは先生のグループ「ジャスミン」です。私達の演奏の後にありました。
     
「花音」の演奏曲は
         谷間のともしび
         証城寺の狸ばゃし
         クラリネットをこわしちゃつた
         家路
いつまで続くかわかりますんが、オカリナの音色は好きです。
        

風を追って

2007年09月04日 | Weblog
       長月の 海渡りゆく ゆりかもめ

東京ビックサイトの「ギフト・ショウ」にいきました、ゆりかもめに乗る度、海の見える範囲が狭められ、高層ビルが目立ちます、今日は一番前に座ったのでよけいそう感じたのかもしれません。

もう一つの目的は友人に誘われた「原 佑子」個展です。友人のお友達ですが、とても夢のある油画でした。

       和の風を 追って初秋の 個展哉

      

海外で活躍し、特にフランスでは、(ル・サロン)の会員で、岡本太郎画伯に師事したそうです。納得するような個性的でのびのびした楽しい絵画です。



       いぬねこもひつじもわたしもそらをとべ

足長蜂

2007年09月02日 | Weblog
      古民家や 鈴虫の鳴く 厨かな

9月に入りました、色取月とも言い 木の葉が色うく月の意味です。
ウルシに赤い葉がみられますが、暑かった夏を惜しみ蜩が鳴きます。

      鳴きやんだ 後の淋しき 法師蝉

そんな中活発に活動している、あしなが蜂です、休む暇なく動いています。

     

      軒下の 蜂の巣に吹く 初秋哉

蜂はいろいろ種類がありますが、蜜蜂以外は嫌われていますよね。足長蜂は飛ぶとき、足をだらんと垂らして何だかかわいいですよ。