貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

奥の細道 草加か春日部か

2005年09月29日 | Weblog
2004/4月28日 (晴れ)  回想

五月晴れ風肌にうけ旅に立つ

北千住駅ー草加ーおせん茶屋道標ー東福寺ー神明神社ーおせん公園ー甚左衛門水門ー札場河岸ー芭蕉像ー矢立橋ー松並木ー綾瀬広場ー百代橋ー松原団地駅ー館林駅ーつつじ公園ー茂林寺ー茂林寺駅ー久喜ー上野

草加の町を歩いているとどこからとなく香ばしい醤油のやく香りがします、

向かい会い火鉢で焙るおせんべい
誘われて江戸創業の店の中

おせんべいの入った袋を抱え松並木に向かいます、昔このあたりは事あるごとに
水が出て沼地だった様子がわかります、

葉桜の影風誘い綾瀬川
水門に花菖蒲咲く草加宿
芭蕉像旅の姿も板に付く

痩骨の肩に~~さすがにうち捨てがたくて、路次の煩いとなれるこそわりなけれ。
芭蕉の気持ちわかります、 矢立橋を渡り草加せんべいを食べました、 百代橋は太鼓橋で写真は橋の上からです。

振り向けば時代の風がここに吹く
草紅葉せんべの色とかけた句碑

寄り道は 足を伸ばして 館林のつつじとぶんぶく茶釜で知られている茂林寺です。

とりどりの躑躅のトンネル貫けつつじ
夕日差す狸出そうな萱野原

随分歩きました、 参勤交代で行き交った松並木の街道は江戸版画そのままでした。

富士山の裾野

2005年09月27日 | Weblog
秋分の日はやはり墓参りです、でも道路が混むので26日に行きました。
富士山の裾野、富士霊園です 宣伝をするつもりはありませんが、ここは富士山をバックに四季の景色が楽しめます。
亡き父母は富士山が大好きだったので、元気なときに自分達でここに決めたのです。

抱かれて眠る父母やすらかに
墓石や秋花にうずまる彼岸明け

あいにくこの日は曇り空で富士山は顔を出しませんでしたが、もうひとつ楽しみにしていたことがあります、
すすきの原の散策です。
国道246号線を下り‘うなぎ‘を食べ やはり沼津はうなぎです。引き返し24号線に入りました、
富士山麓に広がる萱が原は雄大です、ここの萱はふじやま公園古民家の茅の屋根にも一部使われています、

若すすき風とささやく富士すその
薄色の残り薊か茅の原

銀色すすきにはまだ早かったのですが、この辺は自衛隊の練習場になっていますが、キヤンプ場や養鶏場、露天温泉、などがあり裾野の雄大さを満喫できます。                おすすめします

奥の細道矢立て に立つ

2005年09月25日 | Weblog
2004/4月7日 (晴れ)  回想
 
桜びら流す隅田の今日の顔

いよいよ採茶庵を後に舟で隅田川を上り千住大橋に着きたいのですが、 舟が出てない


「木版画:隅田川」



南千住ー回向院ー首切地蔵ー素さの雄神社ーふるさと文化館ー千住大橋ー矢立ープチテラスー勝専寺ー旧商家ー荒川土手ー長円寺ー北千住

今回はほとんど寄り道です、回向院には大獄の犠牲者が多勢眠っていました、

刑場の跡守り住む首地藏      吉展ちゃん地藏にお参りしました。

句大会芭蕉偲ぶや枝垂れ桃
三猿を祀る境内絵馬の華

スサノオ神社が植木神としてこんなにも市民に愛されているなんて、素敵です

広重の雨の大橋春の風
目に若葉鳥さえずりて矢立たつ

二又を旧日光街道へはいり、 かどや の草だんごを食べながら川風で汗をぬぐいました。

プチテラスさくら吹雪きの土蔵廊
荒川の原に五月の鯉およぐ                    では又

本郷ふじやま公園のお月見

2005年09月24日 | Weblog
今日は貴美華が巡る奥の細道はお休みします、そんなに急ぐことないですよね、  寄り道もまた楽しいです、

人生の木に葉を着けて心地好く

地域ボランテァ活動の本郷ふじやま公園に関わっています、
(公園についてはホームページを見てください)
彼岸の23日に公園内の古民家に団子をお供えして月見のイベントがありました、

月見宴障子外して供えして

俳句大会や邦楽、洋楽、日舞、落語などがあり、大勢の方々に楽しんで頂けたとおもいますが、お月様が顔を出さないのでお供えの写真をみてください。



「ふじやま公園のお月見」


暑かった夏も終わりました、    今年の夏の私の一日の 楽しみ方は

朝顔やバス待ちの目に朝の顔
昼顔の紅垣根よりみえかくれ
夕顔を冴え浮かび入る今日の月                    では又     

小林 旭 コンサート

2005年09月22日 | Weblog
貴美華が巡る奥の細道はお休みします、そのかわりに、
 15歳の頃からの隠れファンだった小林旭コンサートについてお話します。

21日鎌倉芸術館で50周年記念コンサートがありました。
真紅のジャケット、黒パンツ、オールバックにチョウネクタイ 相変わらずですが

私の趣味ではありません、 
ただ15~16歳の頃 定期、中間試験の最後には必ず映画館へ行って‘渡り鳥シリーズ‘を見ました。
あれから46年 旭も話ていましたが、
あの頃のスター10人はほとんどの方が無くなり回想しながら唄う高音は、なにもかもを吹き飛ばし頭の中を空にして、 明日に向かう、
そんな響きがある♪♪♪ と思うのは私だけかもしれませんが、♪♪♪

   さあ  今日から新しい一日が始まるよ ~~~~ 楽しみですね。 

芭蕉庵史跡展望庭園

2005年09月20日 | Weblog
採茶庵腰掛巡る江戸の春
古池や彼岸桜に稲荷神
梅散し今昔行き交う隅田川

寄り道は、清澄庭園と深川江戸資料館です。
道に迷い行ったり来たり、おかげ様で故西村公朝師が残された‘ふれ愛観音‘に出会うことが出来ました。     

初春旅ふれ愛観音導かれ   

月曜日なので肝心な芭蕉記念館はお休みでした、予定していた昼食の‘みやこ‘も休みで深川めしはおあずけです、また来る楽しみが出来ました。         

帰りは浅草に出て 神谷バー  
明治よりデンキブランの味守る

時間をみて定期船に乗り渋滞も混雑なく日の出桟橋に着きました。        

夕日隠れ川沿の街墨絵かな
川風は高層ビルの谷をぬけ                   
                                   帰浜

はじめてのブログ作成

2005年09月18日 | Weblog

「木版画:富士山をバックに」



昨年の3月15日より芭蕉奥の細道をかね、貴美華奥の細道一人旅に出ました。
今年の夏には、出羽三山まで来ました。
貴美華奥の細道なので、必ず寄り道をしています。
江戸時代と違い交通の便も良くなり、見学する所も多くなりましたが、やはり芭蕉を偲び句を理解するには句碑に触れ、芭蕉翁に挨拶し、また新たに自分なりの句を作ることが、とても楽しみです。
こんなブログですが、まだ先の日本海側の旅に寄り道としてお勧めがありましたらお知らせくだされば、幸いです。このブログは俳句日記と写真、思い出として絵と版画でつずります、全部趣味ですがとても楽しいです。



回想 2004/3月15日(晴れ)

品川―門前仲町―採茶庵跡―清澄庭園―ふれあい観音―臨川寺―芭蕉稲荷神社―芭蕉庵史跡展望庭園―江戸川資料館―蔵前―浅草(船)ー浜松町