貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

プリザーブ フラワーとの出会い

2005年11月30日 | Weblog
  
輸入花ワイルドフラワープリザーブ

あれはたしか11年前の1994年の4月頃です、新聞に「フラワー・セラピー研究会」主催「フラワーでボランティアをしてみませんか」という記事をみました。
その頃の私は子供の学校関係から地域の施設へボランティアへ行っていました。そんは施設でこのフラワーを使うことが出来たらと考え、連絡をとりました。

そこのフラワーセラピー研究会で使っていた花がプリザーブ加工の輸入花ワイルドフラワーでした。
おもにオーストラリアの野生花で日本では見かけ無い花です、とても新鮮で魅力的 原地人アボリジニ は薬草として親しんできた、というお話を伺いました。

※ リーダーの役割と心構え
※ 障害者と共有する良い空間ずくり
※ 老人の心理と行動
※ 人を導く時の心とノウハウ
※ 児童の心理と行動

以上の養成講座の講義や実技を受けて、施設のボランティアへいきました。

今では、プリザーブ加工も日本で作られるようになり、フラワーの使われ方も形を変え、アレンジメントとしてカルチャーになっています。

とても人気があります、ふじやま公園では 11月29日(火)午前・午後と造形遊び教室で「プリザーブドフラワーの リース作り」をしました。皆さん個性ある作品をつくられ、楽しまれていました。



          
ここで ファンケルギャラリーの「貴美華とアートフラワーの仲間達」展へ足をお運び頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。  ありがとうございました。

いろいろな方との出会いがあり、励ましのお言葉も頂き、新たなエネルギーとさせていただきます。
今年も残り一ヶ月となり、お忙しい事とは思いますが御自愛いただきます様、私は皆々様の御健勝と、展示会のお礼参りに奈良長谷観音にへ行ってまいります。    

貴美華展終る泪や山粧う
 
※ 貴美華展を見にきて下さった方が、とても素敵な句を詠って下さいました。ありがとうごさいます。
       冬日和野にあるごとし造花展       朝子

布草履編み 

2005年11月23日 | Weblog
  
  秋日和草履編む手の白さかな

9月29日のブログで紹介した、ふじやま公園工作棟で行ってる教室の一つに「布で編むぞうり」があります。
10月13日(日)に教室がありましたが、今この応募者が多数きていて、人気なのです
私は浜っこなので、祖父母や親類が草履を編んでいる後景はみたことがありません、時々民芸屋さんにつる下がっていますが、全然興味ありましんでした。

  藁草履つるす軒下冬の蝶

ところが、この布草履が健康に良いとなると、、、  大変です
男性のスタッフ二人で始めたら、、、、、、、、、、  大変です
足の親指代わりの台ずくり、、、、、、、、、、、、 大変です
編む布の調達(古い浴衣)、、、、、、、、、、、、、、  大変です
浴衣を解いたり、染めたり、、、、、、、、、、、、 大変です




なぜ、大変か? お金を掛けないボランテアだからでしょうか?
みていられなくなり、手伝うようになりました。

手間暇をかけたぞうりの冬構え

私は編めるようになりましたが、教えられません、魅力でないというより、締め方が弱いので自分で履く分は男性の方に編んでもらっているからです。履きやすい しっかりした草履を作るのは、やはり豊富な経験が必要だとおもいます。

そこで準備その他の雑用を手伝っていますのでよろしく。

  向く仕事あるよないよなボランテア

来年の3月までは、今までに応募して下さった方々の教室になります。




展示会のお知らせ

2005年11月21日 | Weblog
    
    街路樹の銀杏黄葉も散りはじめ

忙しくあわただしくしている間に急に寒くなり、街はすっかり冬仕度になりました。
11月3日のブログ 「貴美華とアートフラワーの仲間達」展が大船のファンケルギャラリーで開催しています。
ガラス張りのショールーム&ギャラリーは温室の様な暖かさで、田村能里子の壁画が私達の作品を引き立ててくれています。





今日はとても嬉しい日です。

チーフ・コサージュのペアーを男性の方が買って下さったのです。
私がいつも男女でおしやれして欲しいと願って作っていた気持ちが通じたのです。
やはりファンケルならではでしょうか。 その勇気に拍手を送りたい気持ちです。

愛し日の夜会におもい冬薔薇





アートフラワーは教室で、各人の好きな色で染め個性を出して作品に仕上ています。
22、24,25、28、29日展示していますのでよろしく。お待ちしております。

奥の細道 出羽三山

2005年11月12日 | Weblog
 2005/07月25日  (晴れ)

川音で目覚め朝風呂汗拭い
朝市の客呼ぶ声やホトトギス

空は晴れていますが、台風が近ずいています、今日一日もてばと思いつつ、    
空見上げ台風近し足湯かな

温海温泉(萬国屋)ー月山八合目ー中の宮(御朱印)ー弥陀ヶ原散策ー羽黒山五重塔ー出羽三山神社ー宝物館ー昼食ー梵字川ー湯殿山本宮(御開山1400年)ー福島駅ー東京

1979mの月山へ向かいます、 (定期バスは夏季ー鶴岡から一日2本の運行す)

観光バスの席は一番前です、     
1500m八合目の弥陀ヶ原を目指します、すれ違う時はバックしたりして谷底へ落ちそうです。

弥陀ヶ原キスゲ トキラン フジバカマ
薄雪草湿原の霧つつまれて

弥陀ヶ原は48ヶの沼があり、地塘には ワタスゲ、シオガマ、チングルマ、ホタルイ、ハクサンチドリ
お花畑です。ゆっくり散策していたので時間がなくなり後半は駆け足です、    
息切らせ白紙開いて御朱印

ここから月山山頂をへて湯殿山まで歩くのがお勧めコースです。  杖を持って白装束に身を包んだ方を多く見かけます。

残念 私はバスに戻ります。 私のような人が三山の三神をお参り出来る三神合祭殿が羽黒山頂にあります、これからそこへ向かいます。
その前に、平将門の創建と伝えられている、   国宝 五重塔 へ寄ります。

昼暗き五重塔や杉木立
車百合最上の杉に色供えし

蝉時雨芭蕉の像と茂吉の碑   (斉藤茂吉は山形生まれです)
     朱柱の国指神殿萱葺きて    (見事な萱葺きです)
          銅鏡の投げ入れし池苔蒸され  (今までに190枚以上が発掘されました)

山岳修験の山として知られる羽黒山は、三本足の霊烏に(ヤタカラス)導かれた,蜂子皇子が開祖です。神殿には(月山・湯殿山)と三山の三神合祭殿があります。
ヤタカラスと熊野信仰は又の機会にお話出来るとおもいますが、早く知りたい方は、神奈川県立歴史博物館の「聖地への憧れ」へ行ってみて下さい。東北地方の熊野信仰のことが良くわかります。 11月20日迄です。

杉落葉怪異容貌御影哉  (八子皇はなんとも言えない顔です?)

此処までは表参道の石段は2446段ありますが、現代は山頂まで車でこられますので、沢山の方が三山の三神をお参りすることが出来ます。

聞くなかれ語るなかれと梵字川

朱塗りの大鳥居をくぐり梵字川に沿って湯殿山神社の参道がつづきます。
御神体は、熱湯の湧き出る巨大な霊巌です。靴を脱ぎ素足でのお参りですが、足元には熱い湯が流れていて、アチチチ・・・という感じです。このことは語っても、聞いても、写真を撮ってもいけないのです。

御神体修験者守る湯殿哉
     夏草や幡なびかせて湯殿山     (写真、幡は良しです)
          御神湯や足浸し聞く滝の音

「今年は御開山1400年を迎え、御神体より流れ出る湯で足を浸しながら大神様のご加護があらんことを念じて下さい」と足湯を設置した、とのこと、素足でお参りするので、好都合でした。古来より万病の薬と呼ばれた御神湯だからでしょうか、足湯に入ったあとは体が温まりとても気持ちが良く、福島までバスの中ではぐっすり寝てしまいました。

あけび籠みやげのひとつに加え入れ
旅装解く牛タンで飲むビール哉

今日一日は持ちましたが、台風がきました、福島駅では雨風が強く留守宅が気になります。







  


奥の細道 最上川

2005年11月09日 | Weblog
2005/ 7月24日 (晴れ)

いよいよ奥の細道一番の難所出羽三山に入ります。
この三山詣で46歳の芭蕉はかなりの体力を消耗したようですが、実際には大変です。
私は60歳、歩くなんて とんでもない、そこで三山巡りツーアーを探します。
一人での参加はできない とのこと 相棒をみつけます。

梅雨明けて夫とツアーの出羽の旅
つばさ客車窓に映る青田かな

東京(新幹線)ー新庄駅ー古口(最上川舟くだり、昼食)ー草薙ー鳥海ブルーラインー鳥海(鉾立展望台)ーブルーラインーあつみ温泉ー萬国屋

出羽三山へ行く前に最上川を下らなければ。     紅の花最上の川の舟番所
   
  涼風や唄い漕ぎ出す最上川
          串刺しの鮎ほうばりって川下り
              舟に酔い冷や酒に酔い芭蕉丸

陸に上がってみれば二人で六合飲みました、夫婦の旅は示唆しぶりだったのと、最上川は穏やかで涼しく、舟唄も唄いました、昼食もとりましたし、スケッチもしました、アッと言う間の60分です。

庄内の田波打ちて夏の風

秋田県側からブルーラインに入り鉾立展望台です、ここは鳥海山の五合目にあたり此処までは車でこられます、この先は開発されておらず、登ってみたい山です。

鳥海の残雪を背に日本海

今日は飲みすぎて足元がふらふらしています、あまり歩かず日本海を眺めます。
右へ左へ山と海をみて、今日の宿 温海温泉へ向かいます。

風呂自慢味自慢なり萬国屋
         キュキュと岩牡蠣こじあけ口の中
                  鮑焼くミニ七輪や香りたつ
             
宿ゆかた着て花笠や笛太鼓
        
露天風呂夜空にふんわり蛍かな

今回のエースツアーに割増利金で申し込んだ萬国屋は満足のいく宿でした。
寄り道 鳥海山です、いつか登ってみたいのですが、だんだん体力は衰えます。




みなとみらいホール

2005年11月06日 | Weblog
2005年 11月3日・4日と二日間に亘り 第24回 横浜市招待国際ピアノ演奏会が 横浜みなとみらいの小ホール、大ホールでありました。
私は4日の大ホールでの演奏会を聴く機会にめぐまれました。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団による、モーツァルト:歌劇(魔笛)序曲ではじまります。

招待演奏者 デイブィッド・グレイルザンマー (イスラエル) 1977年生まれ
      
           モーツァルト:ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K491
 ソナタ形式で始まり、心地良い優しさと静けさにつつまれました。
 
招待演奏者 イム・ドンミン (韓国) 1980年生まれ

           ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11

 この曲は10月21日の第15回ショパン国際コンクールにおいて第3位に入賞されたもので、ご本人のご希望により、
今日の演奏曲目を変更なされたのです。
この様なことはめったにありません、私達聴く側はショパンコンクール本選の緊張が伝わってくる様で感動しました、
素晴らしかったです。拍手は止みなせん。

      ショパン聴くみなと未来や宵の秋                    
           
私は忙しければ忙しいほどジャンル関係なく音楽に親しむ機会を持ちたいとおもっています、
音楽は一時でも心が癒され後にのこる清清しさが好きです。

先月は「満月のコンサート」マリンバ:市瀬孝子とハーブ:小倉知香子のジョイントコンサートで童謡・サンバ・タンゴ・ワルツを楽しみ、30日には栄フィルハーモニーのブルックナー作曲「ロマンチィック」を聴きました。 

また 神奈川フィルハーモニーの演奏は聴く機会がありますが、演奏曲 の表現はむずかしく、
是非ホールや会場へ足をはこばれて生演奏に親しんで下さい。

      旋律に酔いとどけたし秋の月
         


貴美華って 何?

2005年11月03日 | Weblog
2005/11/02 (晴れ)

早いもので2005年の芸術の秋も一ヶ月余りとなりました。
音楽会・お芝居・絵画展へと行って 聴いて、見て、鑑賞してきましたが、最後に自分の個展が残っています、少し大げさかもしれなせんが本人はまじめです。

そこに 貴美華が展示されます。
貴美華は10年位前に仏像の衣からアイデアを得て作りだしたオリジナル作品です。
以前から仏像鑑賞を趣味にしていますが、特に運慶、快慶の動と静が好きですし、その表現の工夫には関心し尊敬いたします。
また仏像についてはお話する機会があるとおもいます。

白地より生まれし貴美華秋の展

10年前の貴美華は変化してきて今日落ち着いてきました。
シルクの布地を染めて色に変化をつけて電気コテで動きをだし、華やかさを表現しましたが、今は花の形に仕上げたものも作っています。

貴華・・・ペップを使って花の形にしたコサージュ・ヘアー・アーム飾り ・ブーケ (女性用)
美華・・・形になってるポケットチーフ ・ブルトニア                 (男性用)

もちろん二っ合わせて貴美華です、豪華になり、帽子などにもつけて楽しめますが、近ごろの男性方は、香水・化粧品・ネックレスと装飾に関心をお持ちで、是非ペアーで楽しんで頂きたいとおもいます。また形崩れしにくいので海外旅行のカバンに入れて、ディナーの時などに付けて頂くとおしやれで気分も華やぎますよ。

貴美華つけディナーパーティー君と僕


秋日和出会い華やぐ展示会

           貴美華とアートフラワーの仲間達

    場 所   ファンケル プラザ&ギャラリー
    開催日   2005/11月17日(木)~11月29日(火)
           AM10:00~PM18:00 (昼休み13:00~14:00)
    休館日   19/20/23/26/27 (土曜/日曜/休日)
    所在地   横浜市栄区飯島町109-1  ℡045-890-1585
           入館・駐車場無料
           旧県立豊田高校斜め前
           不便で、わかりにくい所ですが、お待ちいたしております。        御機嫌よう