貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

雅楽と洋楽

2011年10月31日 | Weblog
栄区は40年前宅地造成された住宅が多く文化活動が盛んです。

区民芸術祭の「雅楽と室内楽の夕べ」は平安響と栄フイルハーモニー交響楽団のジョイントコンサートになりました。

    和と洋の秋の祭典心沁みし



 プログラム    平調音取(ひようじようのねとり)
          越殿楽(えてんらく)
          陪臚(ばいろ)

    秋惜しむ平安響の調べのせ

「平安響」は立正大学の有志学生で20年前設立されたそうですが、年齢差のあるメンバーでした。

室内楽は  指揮  松村秀明    演奏  栄フイルハーモニー交響楽団

      楽しい企画で、木管・弦楽・管弦 のそれぞれの演奏です。

 

 プログラム    R シュトラウス 13管楽器のためのセレナーゼ
          メンデルスゾーン シンフオ二ア第10番
          モーツアルト 交響曲35番

      秋深し黒き背中の指揮みとれ

古文書講座

2011年10月29日 | Weblog
       文机を並べ古文書秋講座

本郷ふじゃま公園の 古民家(小岩井家)にあった江戸中期(1744以後)の古文書の解説を学芸員の斎藤先生に講演していただきました。

公園の古民家歴史部会は月2回の勉強会で苦労しながら解読し、私もメンバーにはいっています。

   「東海道戸塚宿助卿村としての鍛冶ヶ谷」       東海道五十三次そのむかし

 

東海道の宿にはどこも55宿・人足100人・馬100頭を用意して置くそうですが、臨時の行列があるとき、近況の村は助郷として命令されるのです。
助郷は 穀・馬・人(15~60才を登録)で江戸末期になると海防のため海船人夫(武士は船に弱い)や、休憩所等も提供しました。
   
   想像はタイムスリップ秋高し



細かく割り振られ、当時の様子を伺え知ることが出来ますが、なにかしらの理由をつけて、負担が軽くなるよう願いでている 文もあります。

   赤い羽根日本文化のいたみわけ

親鸞750回忌

2011年10月27日 | Weblog
栄区民芸術祭の作品展が終わり、ご来場くださった方々御礼申しあげます。

すぐこのブログで御礼もうしあげなくてはならなかったのですが・・・・するこ事がたまってしまい遅くなって申し訳ありません。

搬出の24日(夜)・25日(昼)と 親鸞聖人750回忌法会を 地元「光明寺」にあずかりました。

    法要の教へ心に小豆粥

私はこれでなくてはならないという信仰者ではないのですが、宗教の教えは大好きというか・・身にしみます。
今 新聞連載小説の五木 寛之作・山口 晃画 「親鸞」を楽しみに読んでいます。


    回忌会の会釈で交わす大根炊き




    灯明のかすかに揺らぐ御取越 

10月25日から上野 平成館で、「法然と親鸞」の特別展ありますよね 楽しみにしています。

「山越阿弥陀」阿弥陀の手からはなされた五色の糸で、べての人々を救ってくださいとお願いし、祈ります。

     南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏

    奏楽にのせて読経の引上会  

秋の七草

2011年10月23日 | Weblog
秋の栄区民芸術祭(10/21~11/13)が開催されました。
部門は作品展・囲碁・お茶・音楽・芸能・邦楽・舞踊・体験で3会場です。
作品展には手工芸・美術・写真・陶芸・書・篆刻・活花・盆栽・菊・野草他で5日間です。

私のアートフラワー教室は手工芸に参加しました。会場は区民文化センター リリスです。
10/21~24までで毎日100人以上の方に観ていただいています。

      造る花個性で飾る文化祭



教室ではメインのグロリオーサと好きな色の個性あるクレマチスを造りました。

秋の七草は私の作品です。 はぎ・すすき・くず・おみなえし・ふじばかま・ききょう・なでしこ です。

        なでしこのみえかくれする原のかな



        赤とんぼとまってほしい七草に

句集

2011年10月13日 | Weblog
「輪の句会」合同句集出版記念会 が本郷台のリリスホールでありました。

早いもので第五集の出版です。  1集~4集までは 芭蕉翁の「奥の細道」を回ったときの80句を載せていただきましたが、その旅も終り。
今年はどんな句を、と悩んだ末、「佐渡島紀行」にしました。

            秋澄みし合同出版顔と顔

     

「輪の句会」の 大輪靖宏先生は、雪・月・花・虹・竹・風の6組み130人の指導をしてくださっています。

            本棚に句集5冊の秋心

           

佐渡島には2回渡りました、 1回目の目的は薪能と寺めぐり、たらい舟・・・、6月です。
                    2回目は野草めぐりと、朱鷺・食べ歩き・・・ 4月です。

            小満の夕日赫赫夫婦岩

淨光明寺

2011年10月11日 | Weblog
たからの庭を下り鎌倉海道にでて、横須賀線の踏切を渡り、亀ヶ谷切り通しをぬけ、鎌倉駅方面に少し行くと左手に淨光明寺があります、ここに、月まち信仰の勢至菩薩が奉られています。

阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩は(国重文)今年の10月、上野の国立平成館の「法然と親鸞」展に御出座しになるそうです。

                               蟷螂の行く先空か冥途かな

 

4時です。 月の出をまったのですが・・・まだ時間が早かった・・・月の出は帰り道で観るように、解散です。

例年ですとこの時期 淨光明寺の庭は萩が咲き乱れるそうですが、9月の台風が由比ヶ浜の塩風を運び庭木や山の木は冬枯れのようです。

萩の葉は茶色に縮れ花はほとんど見当たりません。楓も相当痛んでいるので、今年の紅葉が心配です。


     
       冬枯れの様な五山の神無月


月まつり

2011年10月10日 | Weblog
湘南には由緒ある邸宅や自然の残る庭園が数多くあります。
そんな場所を活かしながらその場所にあったアートを楽しんでほしいと、この企画が出来たようです。
普段は解放しない邸宅や庭・公演会もあり魅力ある内容が沢山ありましたが・・・

旧暦で祝う「月まつり」ー月をめぐる祭事と精進料理のお話ー に参加しました。



      湘南のアートに触れる文化祭

場所は北鎌倉の淨智寺の裏山にある たからの庭です。ここには昭和初期の邸宅と陶器の窯跡がありました。

    秋海棠煙突のこす窯あとに

 

お話は「月まち信仰」で十三夜は虚空蔵菩薩・二十二夜は如意輪観音・二十三夜は勢至菩薩・二十六夜は弥陀三尊 等をまつります。

    古都の庭宴をもうけて月をまつ



この日は十三夜です。 後の月・芋名月・豆名月・栗名月などと言い、古くはお供えものをして宴をひらいたようです。

    月まちは酒「月の輪」の宴安し

 

今日は精進の考え方をもとに、マクロビオテイック(大自然の流れに合った生活術)料理をいただきました。
この料理は油を使わず、米糖・梅酢・里芋・粟・栗・そば・豆・豆腐・他の野菜・けんちん汁 で腹七分目の量でした。

お茶をいただき、庭の散策です・・・庭の奥に屋根のある新し陶器窯がありました。



     陶窯の火入まだかな休む哉

食事の後月まち信仰の淨光明寺の勢至菩薩・虚空蔵菩薩をお参りしにいきます。


伊根・但馬

2011年10月08日 | Weblog
天橋立から海岸線をいくと伊根湾があります、そこに平17年重要伝統的建造物群保存地区とされた、200件余りの舟屋があり、湾内からの見学です。

以前は大型バスの通れる道ではなかったと、言っていましたが、今は人気の観光スポットです。

   伊根湾に舟屋の並ぶ秋の岸



   秋の伊根カモ目と共に遊覧し


今回の旅の最後の見学地は丹波地方の但馬、 小京都と言われている出石(いずし)散策です。

丹波と言えば、黒豆・栗 で名高い地方ですが・・・皿そば が300年の伝統を守っているそうです。

   皿そばの旗なびかせる秋の風             ひつじ雲仙石騒動ありし町

 

              そばの花但馬の文化まもりぬき

   

1706年国替えがあり、仙石氏は、信州のそば職人を連れてきた技法が在来のそば打ちに加えられ今日にいたっているそうで、
50件のそば屋が並びます。  どこのそば屋に入ろうかまよいますが、そばをゆっくり食べている時間がありません、

 蕎麦・焼栗・黒豆グラッセを買い込んで伊丹空港に向かいました。

天橋立

2011年10月07日 | Weblog
今回のツアーは予定と逆回りになったので、期待していた天橋立が、最終日で秋晴れになりました。 ラッキー

天橋立は、天橋山 智恩寺の文殊菩薩が守ります。 日本三大文殊のひとつですが、年五回の御開帳以外は秘仏です。
 
拝観できず、御朱印をいただき、境内の珍しい3本松葉を拾いました。

    天高く文殊菩薩にあえずして                 知恵の輪と朱印授かり神無月

   
 

    秋晴れや天橋立眺めをり





    秋の雲一段上がり股のぞき

日本三景は天橋立(雪)・松島(月)・宮島(花は紅葉です)があげられ、どの景色もすばらしく、自然の力ってすごいですよね。
 
リフトで下り、橋立の松林を歩きたかったのですが、渡る橋が船を通すため回転してしまいました。

  

    秋風やリフト揺れいり飛龍観                  赤い橋秋澄みし島離れけり

砂丘

2011年10月06日 | Weblog
山陰地方といえば、島根県・鳥取県を思いだし神話の国として認識していまが、地方名の読み方が難しいですね。

車窓から、左に宍道湖・白兎海岸 右に田園・らっきょう畑をはしり鳥取砂丘にむかいます。

                曇る日も小金鮮やか豊の秋

 

雨は時々激しく降りますが、食事している間に止み、砂はしっとりとしています。

                                   どんぶりも陶板焼も秋の味

 
 

                     秋の雨砂丘の足跡ついてくる

山陰の松島といわれている、富浦海岸の城原展望所により今夜は京都府にある宮津ロイヤルホテルです。

     

                     秋心ふたつの島の松の向き