貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

句会大会

2006年02月28日 | Weblog
2006年2月27日 (曇り晴れ)
  
   上達の ための句会か 春浅し

「輪の句会合同大会」が、本郷台のあーすぷらざホールでありました。
この会との係りは一年半前になります。

2004年3月から初めた芭蕉「奥の細道」一人旅は、俳句に興味があったのではなく「奥の細道」の旅に以前から憧れていたので、1月15日に亡くなった母の御影を連れ月命日の3月15日出かけました。(母は生前日記の終わりに俳句を作っていました)
深川の採茶庵を皮切りに、5月末の黒羽・雲巌寺・憧れの遊行柳をまわっていた頃です。(何処へいっても句の投稿箱が設置されています。)

大輪 靖宏先生の「芭蕉俳句の試みに学ぶ」講座に与り、俳句の魅力にひきこまれ、その後 先生の「輪の句会」に入れていただき今日にいたります。



      先生の著書を私の咲かせた雪割草でかこみます。

大輪靖宏の著書「俳句に生かす至言」の中から私が好きな芭蕉の至言を載せてみます。
  
  ◎ 新しみは俳諧の花なり。       (新しみこそ)

  ◎ 言ひおほせて何かある。       (言い尽くさず)
  
  ◎ 虚に居て実を行ふべし。
    実に居て、虚にあそぶ事はかたし。  (虚にあそぶ)

  ◎ 古人の跡を求めず、
    古人の求めたるところを求めよ。   (真髄に学ぶ)


                  ( )の中は大輪先生の言葉です。

俳句は、私の苦手な「小さな文学」ですって、奥が深いですよね。

今日の講演は「俳句上達のために」です、とても分かりやすくお話されますが、いざ実践となると、なにがなんだか、どうしたらよいか分からなくなります。

   あれこれと ひねってみても 遠き春










 

横浜雪割草同好会

2006年02月26日 | Weblog
2006年2月26日(一日雨)

第3回「横浜雪割草同好会」の展示即売会が25日から「ビックサム」港南台店で始まりました。一週間前に心配していた開花も七割位の早咲きが可愛いく咲きました。

  雪割草 色それぞれに 春を告げ

この花との出会いは2003年の春も終わりの頃です。
山歩きの仲間で山野草を育てている方がいて、庭に置いてあるポットには雪割草が咲乱れていました。
亡母も山野草は沢山育てていましたので、雪割草のことを訊くと 「雪割草は何回か挑戦してみたけれど難しくってダメだったは・・・」そして、「そばに上手な人がいれば教わって、育ててみたら可愛い花が咲くはよ」と言うのです。
   
  四季育て 一輪にみる ロマン哉 
   
そして雪割草の好きな仲間 7人で2004年1月に「横浜雪割草同好会」が立ち上がり、その年の1月15日、私の咲かせる花を見ず、母は他界しました。
  
  優しさや 触れて亡き母 重ねみる 

今年で三年めです、交配して採った種から、双葉・本葉が育ち植え替えし、やっと花が咲きました、茎は細く葉は失敗でやっと咲いた花なのでアップの写真には耐えられません。
  
  春風に 揺れ細き茎 日に向かう (F1)
 
下の写真は三段咲と言って、雄しべ雌しべが色や形に変化され花びらのように見せます、今日は寒く雨なので綺麗に開きませんが、はっきり三段に咲くのがわかります。



  魅了すは 雄しべ雌しべの 変げ哉

  さまざまに 誘い迷はす 春心

3月の3日・4日当番でいます、近くに来たらお立ち寄って下さい。

間に合うかしら?

2006年02月20日 | Weblog
2006年 2月19日 (曇り)

  立春を 過ぎ暖かな 日を惜しむ

昨日も今日も寒い一日になりました。  こまった今週末から始まる「雪割草展示即売」会に出品できるかしら?
暖かい日が続けばいっぺんに咲いてしまう生花です、北側、南側、北側、南側と移動させやっと落ち着いたのに ・・・・太陽が顔をださない・・・・

  天仰ぎ でるため息か 春曇り

  咲く色の わかる小さき つぼみ哉

困った こまったばかりも言っていられず今日の予定を実行します。
苔玉作りです。 まんまるだと落ち着かず下を少し平らにしました。

  にぎる手や 苔ふっくらと 春の玉



  苔玉に 草の子植えて 春きざし

  並べみて 玉と共待つ 春日差し

鉢植えのものは去年の春から軽石にケト土を付け苔を育ててきました、夏の水やりは大変でしたが、もう少したつと青々してくるのが楽しみです、雪割草も何とか咲いてくれましたが葉が痛んでしまい、失敗です。

苔玉の作り方知りたい方、コメントでお願いします。





   


 

三周年記念式典

2006年02月16日 | Weblog
2006年 2月15日 (晴れ)

  紅白の 梅香る園 三周年

私の関わっている「本郷ふじやま公園」が開園から三年たちました。
この公園は、江戸時代末期に建てられた古民家を持ち主が市に寄付し,解体修理の末移築されました。(古民家を市の文化財として保存する公園です)

  くす玉を 割り春の空 拍手湧く

運営委員のメンバーは開園五年前から区で募集した「区民参加の公園」に応募して現在にいたります。早いもので八年もたち皆年を重ね、やっと一区切りついたと感じています。
  
  青竹の 香る祝宴 カッポ酒



  三周年 もちつき隊の 出番かな
年間行事も決まり、ボランテァ部会・物づくり講師・体験教室・~隊・~班 と落ち着き、後は後継者の養成です。

  春浅し いろり囲みて 語る背な
今日は特別 無礼講 苦労話や思い出話ついでに生き甲斐かけるとは・・・

  春障子 外し獅子舞う 笛太鼓
  雛人形 代替わりゆき 祝い哉

金眼鯛

2006年02月13日 | Weblog
2006年 2月10日 (晴れ)

  持て成しに おもわずチップ 春の宿

さすが稲取「銀水荘」です、何がって、何がかな  泊まってみて下さい。
写真は銀水荘の「つるし雛体験教室」で私が作った金眼鯛?です。

  体験を して楽しさや つるす雛

今回の旅で食した金眼鯛料理を紹介します、どれもそれぞれ美味かった。

  9日昼食です、稲取海岸沿いの店「なぶらとと」
   金眼鯛のかぶと煮 (メニューには無い、特別サービス)
   金眼鯛のなめろう丼 (たたいて味噌にからめる)

 9日夕食です、「銀水荘」部屋食
   金目鯛刺身     (他・鮪・勘八・あおり烏賊・甘海老)
   金目鯛野菜餡掛け蒸し(二段で上段は蟹甲羅盛り)
   金目鯛焼きほぐし雑炊(岩のり・なめこ・三つ葉)

  これなあに 味変へ姿変へ 金眼かな



10日朝食です、部屋食
   金目鯛味噌漬けホイル焼き (ミニ七輪にかけます)

10日昼食です、茅ヶ崎香川の創作料理「天青」
   金眼鯛吟醸酒粕焼き (モダンな白黒の器です)

寄り道は「湘南ビール」、日本酒「天青」「湘南」の熊澤酒造(株)経営 蔵元創作料理「天青」です。素敵な雰囲気なのでお勧めです。

   酒魚 酔いしれ春や 旬の味

つるし雛発祥地への旅

2006年02月11日 | Weblog
2006年 2月 9日~10日  (両日共晴れ)

弥生も末の七日、あけぼのの空朧々として、月は有明にて光をさまれるものから、富士の峰 幽かに見えて、上野・谷中の花の梢又いつかはと心ぼそし。

  草の戸も住替る代ぞ雛の家    表八句を庵の柱に懸け置く。

上記の文は芭蕉「奥の細道」旅立ちの 一節です。
芭蕉は新しく草庵に住む人の娘を思って 雛の発句を・・・・・

私は雛の季節になるとこの句を思い出し、雛を飾る家族や家庭に思いを馳せます。
如月(きさらぎ)の九日,寒気の内 あけぼのの空白々と明け・・・

    雛の旅 早起きするも 久ぶり

つるし雛発祥の地と言われている伊豆稲取へ旅立ちです、家から100㌔位ですのでのんびりと鈍行(普通列車)グリーンに乗ります。

    追い越され 追い越されして 春の旅

    春の海 車窓に映る 相模灘

伊豆稲取温泉「雛のつるし飾りまつり」は1月20日~3月31日まで。



メイン会場は「向かい庵」「雛の館」ですが、各商店には店特色の雛がつるされ可愛らしく飾られています。

    つるし雛 ひと針さして 親子孫

この雛は江戸時代から稲取温泉に「桃飾り」として伝えられ、はぎれで作ったぬいぐるみで、子の成長を願う親の手づくりで飾られたものだそうです。

    大き夢 願いは多し つるし雛

    銀水荘 金眼料理に 桃飾り

あの有名な銀水荘に泊まりました、様子は次のブログに載せます。

紅梅二輪

2006年02月08日 | Weblog
 
2006年 2月 7日 (雨のち曇り時々晴れ間)

  草も木も 更生なりし 春近し

如月に入り三寒一温 昨夜は 雪 ・ 雨 今日は春一番が来るとか?  
目まぐるしいですね、自然も世間に合わせるのでしようか。 私はついていけず風邪ぎみでーす。

  モーツアルト 流れる居間に 寒椿

生誕 250年 35歳で亡くなるまで600曲以上の作品を残したのですね、「フィガロの結婚」「魔笛」など知られていますが、改めて鑑賞しました。

1月31日のブログに入れた庭の紅梅が一週間後に もう一輪咲きました。



  「梅一輪一輪ほどの温かさ」 よく詠ったものです、 関心します。

   一輪の 咲く喜びに 心の春

なんだか二輪って可愛いですよね、恋人の様な・夫婦の様な・友人の様な・・・
この紅梅は娘が誕生した3月に、実家の玄関棚で満開の盆栽でした。その後忘れられず、家を建てた時譲り受けて庭へ地植えしたのです、あれから30年です。

  幼子の ほっぺの様な 紅のうめ

自然の力は素晴らしいです。    熊野信仰賛美する今日この頃です。    

  神仏や やどる野山に 春一番   

イラスト ロボット

2006年02月05日 | Weblog
 
2006年 2月 4日 (晴れ曇り雪)

   鬼は外 狭庭の闇に 豆消し

寒い立春になりました。 豆まきです、大声は出しませんが思いっきり投げて、歳の数だけ大豆食べます、香ばしくて、大好きです。

   節わけて 声高らかに 春を呼ぶ

日中の最高気温5度です、でも出かけます。
友人が企画した 「造形展」 ~花~ お知らせのイラスト ロボットが気に入ったからです。
このロボットは見れば見るほどいろいろな感情を持ってると感じました。
どんな人が描いたのかな? とまでは考えませんでしたが、「造形展」期待しました。

万博の 未来託した ロボットか

そうです、去年んの万博をおもいだしたのです、21世紀への夢や希望があります。


 

   可能性 あるよないよな 若き春

クリエイターは「ヨネヤマ トシナオ」未来に希望や夢を持った好青年です。
ロボット「ボタ君」を分身の様に話してくれました。

   立春や 生む力哉 ボタ家族

理想を語るっていいですよね、 もちろん無我の境地に入るというのも私の理想ですが。頑張れボタ君と応援します、これからのボタの活躍が楽しみです。
 
ロボットって先端技術の未来の様でいて原人の様な、受け取り方によって相反する表ですね。

   過去未来 つなげる糸の 春近し