貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

コミ二ティー文化祭

2010年10月31日 | Weblog
地元中学校の空いた教室を利用した、コミ二ティーハウスでミニ文化祭がありました。
この文化祭の出品作は一般募集ですが、地元中学校の生徒が全員見学しますので・・・・、興味あるものがあるかな?

コミ二ティーハウスを借りている習字教室の「書遊会}も出展しました。

        学校の廊下の壁に文化祭

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小倉百人一首を10首づつ10人でおもいおもいの構図と習字でかきました。

私は91~100番までの10首です。   日本の象徴富士山を彫って版画にしてみました。

        秋深む平安人の恋歌を

      
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変体がなを考えて、バランス・余白・漢字・散らし・連綿・・・・随分勉強になりました。

   きりぎりすなくやしもよのさむしろにころもかたしきひとりかもねむ
   わがそではしほいにみえぬおきのいしのひとこそしらねかわくものなし
   よのなかはつねにもがもななぎさこぐあまのをぶねのつなでかなしも
   みよしののやまのあきかぜさよふけてふるさとさむくころもうつなり
   おほけなくうきよのたみにおほふかなわがたつそまにすむぞめのそで
   はなさそうあらしのにはのゆきならでふりゆくものはわがみなりけり
   こぬひとをまつほのうらのゆうなぎにやくやもしほのみもかがれつつ
   かぜそよぐならのおがはのゆうぐれはみそぎそなつのしるしなりける
   ひともをしひともうらめしあぢきなくよをおもうゆえにものおもうみは
   ももしきやふるきのきばのしのぶにもなほあまりあるむかしなりけり


関口芭蕉庵

2010年10月28日 | Weblog
東中野に通っている間、 五ケ所の不動めぐりをし、目白では以前から行きたかった関口芭蕉庵をたずねました。
JR目白からバスで鬼子母神に行きます。 そこから目白不動はすぐなのですが反対側の鬼子母神社にお参りして、 都電に乗り早稲田にいきました。  懐かしい都電の路線は確保されていましたが、路面電車は一般道路との交差点では信号待ちをします。

         鉄道草チンチン電車の線路わき

 

早稲田から神田川沿いを歩きます。桜の季節はきれいでしょうね・・・・・葉桜が神田川を蔽います。
しばらくいくと胸突坂です。 この角が現在の関口芭蕉庵です。   広重の「江戸百景」関口上水端はこのあたりだということです。

          赤のまま胸突坂に穂先垂れ

    

芭蕉は1677~1680年この神田上水の改修工事に従事し、この場所にあった水番屋「龍隠庵」に寝泊まりしたようです。

芭蕉庵庭の古池と句碑です。  古池や蛙とびこむ水の音 -芭蕉ー   この句は1686年の句会「蛙合」で発句したもので、芭蕉翁280年祭の1973年にここに建てられたそうです。 


 

      古池に水音しみる秋の暮



      翁の句こだまする様な竹の春 



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 これはイチョウの乳房かな?・・・・ 初めてみました。

つるべ落とし、 あたりは暗くなり家々に明りが点ります・・・これから急ぎ 目白不動に行かなければ・・・・・

田無不動

2010年10月26日 | Weblog
田無不動尊は西東京市の 田無山 總持寺のご本尊です。
JR中央線武蔵境駅からバスで行けるので、東中野のスタジオに行った帰りに寄りました。

   街道筋橡の実のふる田無山



田無は 青梅・五日市・所沢・富士・新青梅の街道が交差し、1875年頃は宿場町として栄えたようですが、甲武鉄道(現JR中央線)の開通により、急速にさびれていったそうです。

      白萩の白ばんやりと夕曇り

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  仁王門は金剛力士像と広目天・多門天が守ります。


境内には白萩が咲いていましたが、この寺は「けやき寺」として地元の人々に親しまれています。
本堂は総けやき作りです。、樹齢500年以上のけやきもあり市の天然記念物になっています。

   

      境内の豆柿の房色増して

忠魂碑

2010年10月24日 | Weblog
ミユキスタジオで開催されていました、アートフラワー展が23日で終わりました。
好天にはみまわれませんでしたが、遠くからおはこび頂きましてありがとうございました。
4日間 東中野に通い、忙しい日を送っていましたがやっと落ち着きパソコンをひらきました。

23日に秋山好古の「忠魂碑」のことをコメントいただきましたので、新潟の旅でであった日枝神社の写真をのせます。
北方文化博物館には以前、古典雛をみにいきましたが、隣接した秋山好古の「忠魂碑」があるとはしりませんでした。

今回の旅は芭蕉翁の碑をめぐっていましたので、この日枝神社を通って大栄寺へいったのです。

            人影のない境内に秋の雨

 
      

この日枝神社は1648年戦国時代末期に建てられたようで・・・・
広い境内に「忠魂碑}がたっています。この碑は秋山好古の名が刻まれていますが、 「忠魂碑」とは、
明治41年から・・・国のため勇敢に戦い、戦病死した人のゆかりの地に建てられているようです。・・・詳しくは検索してね。

            落蝉と雨にうたれて忠魂碑


      

碑は今日47基みつかっていると仙波氏に教えていただきました。
このような人々の魂が日本の平和を見守ってくださることを願って・・・・・

野草を飾

2010年10月18日 | Weblog
10月も半ばになり、やっと秋らしくなりましたが、日中はまだ半袖姿の方も多く見られます。
朝顔・萩・うこん・葛の花が終わり、公園の主役はなんといっても実と野草です。

         花蓼を摘み幼日を拾いけり


  

       
        さんざしの紅の実トゲに守られし

       

        案内人窓辺を飾るえのこぐさ

また 「何か拾っている」といつも言われていますが、拾いたくなるような花摘みしたくなるような・・・・秋日よりです。

展示会のお知らせ

2010年10月09日 | Weblog
10月・11月は「芸術の秋」ですね、街ではいろいろな催しが開催されています。

私は今年もいくつかの展示会に参加させていただきますが、
まず最初に深雪アート フラワー展が20日~23日 東中野のスタジオであります。

        秋日より個性いかした造花展

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まだ制作中で作品を、お見せ出来ないのが残念ですが、
深雪先生が生前生活していらしたお部屋に飾らせていただけるので楽しみにしています。

お近くの方ぜひお立ち寄りくださいませ。

等々力不動尊

2010年10月07日 | Weblog
夏の猛暑で不動尊まいりもご無沙汰でしたが、気になって・・・・出かけました。
東京の日中の気温は10月でも25度と言うことですが、等々力渓谷の温度計は27度を表示しています。

世田谷の都心にこんな渓谷があるんです、ここの湧水は約千年間涸れることなく流れる霊水で轟く音から「とどろき」の地名がついたと言はれ、多摩川にながれます。




        秋の蚊のふわぁと近ずき谷暗し

   

       
        けら鳴いて階段途中不動剣



    

        菊まつり待つ等々力の寺静か

この渓谷は春の桜・山藤・秋の紅葉と武蔵野の面影を残し、遊歩道として親しまれています。

帰り渓谷から少しはなれた、野毛大塚古墳に寄りました。 この古墳からいろいろなものが大量に出土したそうです。



        秋天に思いを馳せし古墳前



茶織

2010年10月05日 | Weblog
示唆しぶりで鎌倉にいきました、段かつらの躑躅の植え込みのなかに、こんなに彼岸花が咲いているなんて・・・・おどろきました、この時期に鎌倉へ来ていなかったのかしら?

     
       秋の声鎌倉駅の待ち合わせ

 

    段葛紅くかたまり彼岸花

用事を済ませ、以前知人から教えていただいていた「茶織}へ寄りました。

     秋の初風とのれんをくぐる店



     ゆずそばは輪切りの柚子に満たされて

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     先付けの揚げ蕎麦こんがりカリカリと


もちろん鎌倉地ビール、飲みましたが、 私 好のみの蕎麦の食べ方はほとんどつゆをつけません。

ここのそばつゆは半分の柚子を絞って蕎麦湯でのみました。とても美味しかったです。

秋の蝶

2010年10月03日 | Weblog
10月にはいりました、神無月と言い八百万の神が出雲に集まり、他の国にはいないとか、雷のない月とか という意味のようですが!・・・・とんでもない、今晩んの天気予報xxx(雷マーク)ですよね、  お気をつけください。

          近ずけど無心に食す秋の蝶

   

          残菊を惜しみ集まる虫たちよ

神様のいない内に たまにはのんびりするのも良いですよね、
今年の猛暑で疲れはて、9月末から体調崩しています。 -歳には勝てませんねー、