貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

あじさい展

2015年06月30日 | Weblog
6月といえばつゆ、梅雨と言えば紫陽花、あじさいと言えば鎌倉ですが、鎌倉に隣接したこの地も紫陽花に適した土地で、街おこしの一環として、「紫陽花の会」が発足しました。
   紫陽花のさまざまの色なごやんで
 
   苔玉やちさきあじさい枝につけ
 
俳句では紫陽花のことを、四葩・七変化 として親しまれています。   

一回目の「あじさい展」には多種の紫陽花やあじさいに関する作品(写真・絵・木彫り・染め・布絵・活花・鉢植え・習字・他)があつまりました。
私は習字教室から紫陽花に関する作品に参加しました。

   紫陽花の一角明し狭庭哉
   

ロビーコンサート

2015年06月28日 | Weblog
6月も最後の周になりました、これから梅雨本番なのでしょうか?
横浜では雨が少なく夏に向けて心配です。
この頃 ちょっとしたきっかけでやる気をなくし、チョットしたことで元気がでます。
歳のせいにしていますが? 気の持ち様ですよね? 梅雨のせいかな?
午後のひと時 ギター&チャランゴ・電子ピアノ・唱のロビーコンサートがありました。
  チャランゴの音色アンデスつゆの星   
 
チャランゴ(楽器)はアンデス山地の民族楽器です。弦はWで、昔はアルマジロの甲羅を使っていたようですよ。

  キラキラと田水映りし蛍かな

道了尊

2015年06月12日 | Weblog
一泊の宿は小涌谷にあります。大涌谷とは随分離れているので、火山活動レベル2は大丈夫だと思いますが、誰も安全だと言いきることが出来ません。
 部屋には鉄兜が置かれ、玄関口にはすぐ避難するようにサンダルが何列にも並んでます。
風評被害がこの宿にも影響しているのでしょうか、夕食事に「こんな時期にきて頂いて・・・」と宿サービスの一品がつきました。  
「おもてなし」です。
  
    気は心小さきホタテの話題哉

強羅から小田原まで登山電車に乗りました。線路沿いの紫陽花が目的です、1週間早いようで、小ぶりの白い毬が可愛らしかったです。
入生田で途中下車、寄木工房と江戸文化を伝える本間寄木美術館の見学です。
    梅雨晴れ間江戸期の寄木魅せられて
  

小田原から大雄山鉄道に乗り大天狗で知られている道了尊に行きました。
大天狗の持つ団扇で火を消してくれるのかな? トビや火消組の守り本尊となっています。
  
   初夏の午後座禅体験子等の靴
  
   奉納の願ふ高歯や山法師の花
  
   和合杉に見守られつつ木下闇
大雄山(道了尊)は箱根山に連なり明神ヶ岳の登山口になっていて、鬱蒼とした静寂な山です。森林浴にもなり、私は5~6回は来ていますが、この山には和合杉が沢山あるのを知りました。〆縄のかかった和合杉もあり、ここにくれば夫婦円満・仲良く・やわらぎあう・・と言うことのよです。

箱根一泊

2015年06月10日 | Weblog
5月6日から箱根は火山活動が盛んになり、大涌谷の噴気の量が多く噴火警戒レベル2になって、観光の仕事に関係する人は死活問題になっているようです。

箱根の一泊は今年になって直ぐに申し込んでいましたので、計画どうり実行しますが 観光地は変更しました。
   箱根路に沿って紫陽花客を待つ 

   老鶯の渡り鳴く谷涌くごとく
私達は初めての箱根と言うことではありませんので、何処でもOKと・・・
   あらここも通行止めや苔の花

小田原フラワーガーデンの情報をゲット、入園料・駐車場が無料です。
 ネギぼうずの親分みたいなアリウムの紫の花は終わっていました。
   盛り過ぎバラの香いっそう放ちけり   

   回遊し池に映して花菖蒲

   オレンジの新種睡蓮咲く時間

   初夏の色ヒスイカツラは房になり

昇龍橋

2015年06月05日 | Weblog
  窓曇るポツリポツリと迎え梅雨
日本には どこの町や村にも自慢したくなる様な素敵な場所がありますよね。
なにもないような有り触れた所でもその人にとってはなつかしく、思い出のつまった景色です。
NHKBSのチャリンコで行く「心旅」がそんな場所だとおもいます。
  神社跡樹木覆われて山法師
神奈川橋100選に選ばれて明治初期に造るられた昇龍橋です。
この橋は社へ行くのみに造られたようですが、その神社は他へ移され樹が茂り行き止まりです。
  
   青苔のどっさり着いた石の橋   
  
   昇龍橋渡る人なし雨蛙

甘夏

2015年06月04日 | Weblog
    甘夏の葉付け主張す無農薬
  
もうこんな季節かとおもいますが、野菜や果物は旬がおいしいですよね。
「こだわりや」の有機の店で買いました。

先月は上橋菜穂子氏の「獣の奏者」(闘蛇編・王獣編・探求編・完結編)を一気に読みました。
読んでいるうちに福島の原発事故が重く重なり、人間の知識と能力の不安を感じ恐ろしくなりました。
   竹植うる日言い伝えかな昔今

昔から、歴史は繰り返へされると言われますが、長く生きているとよくわかるような気がします。
    天舞うも地を這ふ命光淋忌

大腸検査

2015年06月01日 | Weblog
水無月にはいりました。 うっとうしい梅雨はもすぐです。
5月12日ブログの「薫風・・」はもう遅いといわれ、掛け替えましたが、5月もいろいろありました。
  初夏やいとこの遺影微笑んで
今まで市民検診を受けたことがなかったのですが、今日大腸がんは女性の死亡率が高いですよね。
私は大腸検査の内視鏡で引っ掛かりました。 
  ポリープを抱えなに待つ走り梅雨
こんな不安を、私らしく解消するには・・・ 

金原亭馬玉の真打昇進・襲名披露の落語が国立演芸場でありました。  
  新樹光馳せる馬玉を追っかけて

もちろん、帰りは銀座ライオンによりました、今年81歳・・良き昔の貫禄のある雰囲気です。

  乾杯と合わすグラスに生ビール

  柳消え異国語飛び交う銀座哉