貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

アレルギー体質

2011年03月31日 | Weblog
2011年3月は今日で終わりですが、未曾有の出来事がありました。 地震・津波・福島原発を交えて、天災・人災 の共存・共生の大切さを学びました。

人間は未来にむけあらゆる可能性を持って、学問・研究・努力を特殊技能としているのでしょうか?・・・・

今 医学の進歩もすさまじいもので、おかげ様で尊い命も救われていますが、そこまでするのか?  と疑問になる問題もでています。

価値観の多様化は他の人の考へを理解することができるようで・・・反面 自分の心を堅くコチコチにしていっているのではないでしょうか?

                
               気がつけば花咲く季節野に山に

私はこれという難しい病気はないのですが、子供のころ自家中毒が強くでるようです・・・・これが今でいうアレルギー体質なのでしょうか?

20年来なやまさるていた、原因不明の咳が・・喘息に・嗅覚が無くなることは・・老人性・やる気を失う・・更年期・息が苦しく歩行困難・・高山病が引きがね、

こんな理由で自分に納得させ、持病だから・・・と思ってなるべく平静さをたもっていましたが・・・・

この度の輪番停電が引きがねで?  以前から評判をきいていた、家から1時間30分かかる特州会の「望月耳鼻咽喉科」を訪ねました。

             1度増す眼鏡気にして木の目病

      
 
             彼岸寒顔面CT疑いて

  

鼻の病気ネット検索してみました。         雑菌に汚染されたし弥生末

 望月先生はアレルギー性喘息と副鼻腔炎の因果関係を研究していて、副鼻空腔炎の手術をファイバー・スコープを使って日帰り手術をしてくださったのです。 

 副鼻腔って左右の頬にあるだけだとおもっていたのですが、能のほうにもあるのですね、  鼻たけも大きくなって嗅覚をふさいでいました。

左右しなくてはならないのでまだ少し時間がかかりますが、慢性持病に明るい光が差したような希望がもてました。

いまテレビでコマーシャルに代わって・・がんばれ日本・・あきらめないで・・一人じゃない・・つながっている・・放映されていますが、勇気づけられます。

          目だけだし花粉マスクに紛れ込み

           

染井吉野

2011年03月29日 | Weblog
昨日・今日と計画停電が中止になりなんとなく落ち着きます、  天気も朝晩は冷え込ますが日中は歩くには良い気候です。

あと 早く原発放射能漏れの原因がはっきりして、改善さくの見通しがつけば・・・・不安が希望に変わるのですがね・・・・

私達は今、人と会う度に自然の怖さを話しあっていますが、自然って勇気ずけてもくれますよね。

           あと二日待つ期待のせさくら哉

     

このさくらの蕾みたとたん、なんとなくやる気がでてきて、気になっていた庭の手入れをすることができました。

朝の冷え込みや霜で、西洋蘭の葉が黄色く枯れたり、黒い斑点ができたりしていましたが、手をつける気になりませんでした。

            春入日手入れの蘭の威勢良さ          



            根は鉢を覆い西蘭元気なれ

私は蘭の栽培は素人ですが一年中葉が枯れず、根が自由に伸び 元気が出るようで好きです。

小さく株分けして 木の側においたり 吊るしたりしています、、根が他の木の栄養を吸うと聞いているからです。

ペルー産 マンゴ

2011年03月26日 | Weblog
東北太平洋沖地震の被害は日に日に増し、死者数は万人を超し、原子力の放射性物質が漏れ 農産物・ほうれん草の出荷を止め、水道の汚染は赤ちゃんに水道水を飲ませないよう指示、海外の人々はただちに帰国を呼び掛けてられていますが、

日本列島は北から南にあり電力サイクルも多様で、日本全滅というイメージは持たないで下さい。   海外の報道は遺憾なものでしようか?

娘は日本と裏側の南米ペルーに住んでいます、テレビの報道で心配してすぐSKIPしてきました。 
リマに住む日系人の お年寄りに歌をボランテァで指導しているようですが、その日は皆さんで日本に向け黙とうを捧げたそうです。

リマに住む日系人の祖は移民として1899年(明治32年~)祖国を離れ多くの苦労に立ち向かったことでしょう・・この力こそDNA(つながる和)のお守りだとおもいます。

今では3世が日本との架け橋となって、頑張っていますよ。


     三椏の花三方の鞠をなし                  更紗木瓜透く淡色の優しさよ

 

計画停電で少し生活のリズムがちがいますが、そんなこと言ってられませんよね・・・
家が停電の時隣町にバスで買い物にいきます、帰って夕餉の支度を終え、夜また停電があります。

今日はなんだかルンルンです・・・示唆しぶりにいった隣町の店に 娘の住むペルー産のわけありマンゴがありました。
ペルーは今晩夏です、船便の荷は3ケ月かかります・・・・おいしそうな大きなマンゴ一つ¥100です。

          船酔いし運ばれマンゴ赤く染む              

    

この頃店頭に アジア・メキシコ産はみますがペルー産は珍しいです、発展途上国なので応援したいです。

以前沖縄産のわけありマンゴをネットで注文したのですが、1ケ¥1000でした、標準は¥2300位するのですね。

箱ごとマンゴを買って皆さんに配りたい気持ちになりますが、(もう一つ食べてしまったの・・・美味しかった)

マンゴはウルシ科の一種で気触れる人もいるようですね、私はアレルギーありますが、 食物は大丈夫です。 ラッキー

東北・関東太平洋海岸

2011年03月24日 | Weblog
3月11日の東北・関東太平洋沖地震から、2週間が経ちました。 二週間で何が出来たというよりも、被害地の方々は夢中で過ごした日々でしょう、これからが考えられないような問題に1つ1つ立ち向かうことになるんですね。

人間はDNAにより、一つにつながるお守りを持っているようです。     生かされている意味を改めて感じています。


ある方のブログに松島の朱塗りの福浦橋は被害にあったが、五大堂は無事 とあったのをみました。 信じられませんが嬉しかったです。

7年前芭蕉の「奥の細道」の旅を計画して・・3年がかりで全工程を回った、とき通った太平洋側の海岸線は 今回の震災・津波で

町が壊滅つすほどの被害になったのです。


     松尾芭蕉「奥の細道」 の太平洋側・往工程は 江戸~平泉です。

深川(隅田川)(荒川)(江戸川)-(綾瀬川)草加-(大谷川)日光-黒羽(那珂川)-(奈良川)白河関(ここから奥の細道です)-(釈迦堂川)須賀川-(阿武隈川)-郡山-福島-飯坂(摺上川)-仙台-多賀(砂押川)-松島-(北上川・今回の津波北上川60Kのぼったのですってね。)登米が津波の被害に会うとはおもいませんでした。昔の面影をもつ素朴な町でした。-平泉-出羽(最上川)ー・・・

車・電車が無かった時代、 川を渡り・川に沿っての旅なのだと、つくずく感じさせられたのを思いだします。

今回の地震・津波被害の地方名が出る度にあの旅の景色や親切にして頂いた地もとの人々の温かい人情が浮かんきます。

又訪れたいと思うところも多くありましたので、復興成し得ることを願っています。

               被害地の原風景や彼岸寒

    

このあと芭蕉翁は、当時 松島に匹敵するほどの景観をもつ象潟に行っています。

ここは芭蕉来遊から115年後の1804年6月4日台地が一夜にして2.4mもち上がるほどの地震が起き水が涸れて、 今では一面田んぼです。 

               面影は小丘の松の曲線美

      今の象潟は人々に多様な世界観をあたえる、 大好きな美しい原風景です。

               

土筆坊

2011年03月21日 | Weblog
3連休の19日は風が強く夜のスパームーンは満月・20日は春の陽気でしたが夜は曇り空・21日は冷たい雨がふりました。

              満月に犠牲を祈る涅槃経


土手に驚くほど急に土筆が背を伸ばし アラ・あら・アラという感じですが、なんだか随分痩せています。

              つくずくし背丈は細くかたまりて

          

              雨の中土筆の穂綿閉じられし

    秋分の日も過ぎたのに、寒さがぶり返しているようですが、春の足音が聞こえています。  

自然との共生共存を探りながら 古くから言われている輪廻転生の天の命を考えないではいられない今日此の頃です。

       





3連休は?

2011年03月20日 | Weblog
あの東北・関東太平洋沖地震から10日がたちました、地震・津波の爪痕や福島原発事故により、放射能汚染の安全性が問はれています。

私の住む横浜はガソリンスタンドに長い行列が1車線に並び、道路が渋滞になったり、電気の節約で駅のエスカレーターが止まり長い階段を上り、・バスは毎日休日運転・1日に3時間の停電では信号は無く、夜は懐中電灯が無ければ歩けません。 スーパー・コンビニにはパン・米・牛乳が見当たらず・・・買溜問題が起こりました・・・

昨日から停電の中止があり、町は少し日常に戻ってきたと感じます。

今日は第3日曜日、ふじやま公園の子供工作の日です。 今月は私が担当で以前から準備していた「板返し」を作りましたが、チヨッと難しかったので、今日は親子工作での遊びになりました。

子供たちはこの3連休を楽しみにしていたでしょうに・・・この事情では・・・大勢の家族連れが公園で昔遊びを楽しんでいました。

                春休み家族工作賑やかに

     

               春障子背に古民家の縁掛けて

          

       公園で作っていた、すずな・すずしろが 食べ頃になりました。

大震災

2011年03月17日 | Weblog
11日の午後東北・関東太平洋沖地震から1週間がたとうとしています。

その間改めて考えさせられた事が多々ありましたが、震災・津波にあわれた方のことをおもうと、落ち着かず、何も手につかず ボーとしてしまう日々です。

               震災の津波爪痕凍て返る


私の住む横浜は関東の一部で、たいした被害がなかったのですが、地震発生と共に5時間ほど停電になり、現地の様子が解ったのは翌朝で
被害の悲惨さにおどろきました。

               強東風や手旗点灯闇の中

停電のあいだ、懐中電灯・水・通帳・印鑑・帽子・携帯ラジオ・携帯電話・パンなどを、リックサックに積め、今日にいたっていますが、  今日では、そのほか 下着・歯ブラシ・薬・コップ・チリ紙・カメラを入れて玄関に置いています。(毛布は必要ですよね)

               天災と人災の世世山覚め


2月末から3月にかけては雪割草が咲きます。  まだ 花がない時期ですので、家の狭庭が明るくなりました。

               震災の地位思いつつ雪割草

  

もうすぐ そこまで春がきているのに・・・・・未曾有の災害・・・・・自然の怖さをかんじます。

               小鳥二羽緋寒桜に遊びきし



被害地には雪が降っているようです、なにもかも失った寒い中、頑張ってほしいと、願うのみですみません。

               望みもち余寒乗り越へ難越へし


早春の旅終わる

2011年03月09日 | Weblog
2011年3月の藤井寺雛巡りの旅が、チョットした手違いで奈良の寺巡り一人旅になりました。

以前から行ってみたいとおもっていた、奈良郊外の當麻寺・浄瑠璃寺に参拝できましたこと、ありがたいことと喜んでおります。

              ご朱印頂き結願弥生月

    

「鏡神社」は春日大社ゆかりの社で、自然と足が春日神社の遊歩道に誘われます。

途中に白樺派で名の知れた 志賀直哉旧居があり、入館しました。  直哉宅室内に興味ある方は、検索してください。

 とても素敵な宅で、さすが文学者が奈良の高畑町を気に入って建てられた居だと感じました。

                   式台に迎えし香の沈丁花

 

 

    中庭をともす色あり紅椿                二階まで伸びたる馬粋木花付けし


 奈良駅に着いたときは雪交じりの霙です。     今回の旅は贅沢せず、三万歩です・・エライ
          
                  早春の旅あらたにし萌えいずし

              

後は家路につくだけですから、ほろ酔いセットと新幹線のなかでチヨッピリと贅沢気分味わいました…


新薬師寺

2011年03月08日 | Weblog
浄瑠璃寺から奈良に戻り、奈良市内循環外周りバス停 破石町から、新薬師寺を訪ねました。

東門は閉ざされていますが、800年前の鎌倉時代のものです。     南門からの参拝いです。

     灼(あらたか)な薬師参りや冴え帰る

         

新薬師寺の新は「あらたかな」と言う意味で、1250年前天平時代の本堂は国宝で 格調高い寺です。



本堂の中では 一木彫りの薬師如来像を十二神将がぐるりと囲みます。  私は十二神将が好きなので3かい回りました。

本堂からでると、外はすっかり曇り空冷たい雨がポッポッふってきました。

      
  
    
      梅白く石仏守る地蔵尊          
 
 

                               春浅しかけた古仏の身の寄りて


新薬師寺の隣に「鏡神社」がありました。人影はありませんが・・・何故・・鳥居をくぐってみます。

遣唐使派遣のときの祈祷所に建てられた社で新薬師寺の鎮守として奉祀されているようです。    神が薬師を守るのでしょう。

 
 

                春近し栄の祈り古都あげて

浄瑠璃寺

2011年03月07日 | Weblog
          「浄瑠璃寺」素敵な寺の名ですよね。    参道です。

     

  堂の白い板戸を開け放つと九体阿弥陀仏が池にゆらゆらと映り、西方浄土へ迎えにきてくださると言う寺です。

  秘仏の吉祥天女像は有名ですが、ここに立てば 三味線や琵琶が奏でられてくるようで・・・・・

            春浅し彼岸の阿弥陀理想郷

    

   薬師仏は現世の仏で三重塔にまつられていたそうです。いずれも藤原時代の国宝です。



          薬師塔訪ねし此岸ぬるむ池

   

          本堂の扉あくよな花馬酔木(あせび)

 

           一時のぜんざい甘味早桜

バスは出たばかり1時間待ちです、「あ志び茶屋」での休憩です。