貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

花見月

2015年03月31日 | Weblog
花見月とは歳時記によると三月末~4月末ごろのことで、春蘭く(はるたく)とも言い晩春の季語です。
以前から行ってみたいと思っていた六義園と旧古川邸に「書遊会」のメンバーで出かけました。
 正門を一歩潜りし花枝垂れ

 花見人枝垂れの揺れに酔いしれて
 

「六義」とは 詩歌の六種の風体(そえ歌・かぞえ歌・なずらえ歌・たとえ歌・ただこと歌・いわい歌)を表し、柳沢吉保は6年の歳月をついやして造園したそうです、四季折々の風情があるのだとおもいます、この季の枝垂れ桜は素晴らしく、大勢の人のなみでした。
 ほどほどに花より団子軽コース
 
ネット評判の良いイタリアンレストランを予約してありました、本場イタリアで始業したシェフの味は違います。  旧古川邸まであるきます。
   一駅を足取り軽く春ショール 

邸の見学を申し込んでいましたが、邸内は撮影禁止です。  一階を喫茶に開放しています。

この建物は大正時代の古川財閥3代目がたてたものです、設計者はイギリス人コンドル氏で、ニコライ堂・鹿鳴館などを建てたそうです、洋室と和室を寄りいれ隅々まで工夫されていて感心しました。
   春景色古き洋館ゆがむ玻璃

庭はバラ園で知られていますが、ここにも和と洋を取り入れた庭園の工夫があります。
   剪定を済ませ客待つウイーク・デー


ガリレオシリーズ

2015年03月27日 | Weblog
今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の影響で、1月から司馬遼太郎の「花神」・「世に棲む日々」を一気に読みましたが、少し疲れぎみ、もう少し軽いのないかしら、とおもっていましたら・・・・駅中本屋に積まれていた、ガリレオシリーズをみつけました。推理小説はほとんど読んだことが無かったのですが・・・・
   春メガネ掛け上野まで読書哉

東野圭吾氏は電気工学科卒、エンジニアとしての勤務かたわら・・・と紹介されていますが、小説を書く方の知識の多方に驚きます。
   しばらくはガリレオシリーズ春読書
   

越後の雪割草巡り

2015年03月24日 | Weblog
横浜雪割草同好会の展示即売会が終わり ホット一息です。
横浜の雪割草は満開を過ぎ柔らかな新葉が顔をだし、金平糖の様な種が付き始めています。
こんな時期に同好会の有志は越後の「雪割草まつり」をみながら、買い物ツアーにいきます。
     トンネルを抜け雪国の魚沼市、
  
5時に横浜を出たので、まずは腹ごしらえ1升3~4人前のへぎそばです。
  写真撮る前に食べちゃダメダメよ

     蕗のとう香りと苦み蕎麦からみ
国営越後丘陵公園内の雪割草まつりは、素晴らしい雪割草が陳列されていました。

    なに競う春告げ草に賞つけて
 
  上(新潟市長賞)  下(新潟日報賞)
 
    居酒屋で話しはつきぬ雪割草
雪割草は雌・雄しべが変化(花弁花)して色を変えるのです、香りを持つ花もあります。
 
     (千重咲き)
、作る人の特徴のある作場で、雪割草の花もちがってきます。 好みや性格がでるのでしょうか?

     花虻の羽音ハウスの蜜もとむ

ma・es・tro

2015年03月21日 | Weblog
映画「マエストロ」は1月に封切られたのです、観る機会が無くやっと観ることが出来ました。
近頃 音楽映画を一番前で聴くのを楽しみしています。
「maestro」はイタリア語? スペイン語? で理解していますが 、偉大な芸術家と訳す方もいるようです。
 私のもっているスペイン語辞書を引くと、「特に小学校の先生」と載っています。他の意味もありますが。(私は これでいいかな!)です。
  東風吹かば膨らむ望み宙に舞ふ

出演者の 西田敏行・松坂桃季・miwa の評判は良かったし、泣かされた場面もありましたが、曲が流れると目を閉じてきいていました。
  山覚める微かな地籟耳澄まし

久しぶりの銀座

2015年03月19日 | Weblog
関東地方の17・18日は春の陽気になりました。  友人の絵画の先生のー小さな絵の小さな個展ーが銀座1丁目、奥野画廊であり、女3人で出かけました。
  早咲きのさくらのように洒落込んで
 
先生の作品はパステル画ですが、いろいろな技法を研究しているようです。
このギャラリーのある建物は、1932~1934年に本館・別館と二棟の民間アパートメントで内装は当時のまま、エレベーターの開閉は手動式です。
 
   宿借やタイムスリップハリ見つむ
 
   手すり持つ暗き階段春燈す
 
このビルの20部屋は貸しアートギャラリーに利用されています、各ドアのまえは個性を伝えるお知らせが貼られ 小さなギャラリーならではの工夫がありました。
   ねえこっちどこから薫る沈丁花

帰りはもちろん銀ブラです、ウインドーショピングしながら新橋まで・・・・・
でも途中お茶に寄り道です、夜は美人ママのニッカバーになるようで、ボトルキープの「竹鶴」「宮城」が置いてあります。

   あの頃の三人娘は菫かな

花月日記

2015年03月15日 | Weblog
「花月日記」は 松平定信が職を辞して下屋敷浴恩園に移り、花と月を友として過ごすと、17年間(文政11年12月末)34冊の日記に記録したものです。この定信の娘が 信濃高島藩に嫁いだとき、花嫁道具として、もってきたお雛様が展示され、今回輿入れ200年記念としての特別講演が諏訪市博物館でありました。
     お雛様父の思いを垣間見て 
    
松平定信といえば、江戸後期の寛政の改革を断行し、贅沢品を禁止した人ですよね、でも娘には甘かった? 娘 烈子の嫁ぎ先の高島藩主諏訪忠怒の高島城は上諏訪にあります。
     文雅人愛す娘に雛持たす

その博物館に「河合曽良」の活躍をしるした冊がありました。諏訪出身で、神道も学んだようです。
    信濃路の上諏訪大社日陰雪

芭蕉が無くなった後、巡見使の用人に任命され、九州方面に旅ち、壱岐・対馬あたりで亡くなっているのですね。
   

   満席のスーパーあすさ春動く

草春賦

2015年03月13日 | Weblog
「早春賦」に 春は名のみの風の寒さよ と歌われていますが、この2~3日は「風が冷たいですよね」と言う挨拶言葉になりました、今日はすこしおさまってきましたので、雪割草の手入をします。
      春光や待つ万物に恵みあれ

草木も鳥も虫も魚も動物も、もちろん人間も、みんな 春光の明るい暖かさを浴びたいのです。
   
   パステル画の様な彩咲く雪割草
  
   春光や満開にさせ和ませて

事NO3

2015年03月10日 | Weblog
事NO3 は2月の事のつづきです。 リマから娘と孫の里帰りは、Ⅰヶ月近くあり、
その間ディズニーランド・スカイツリー・ベイマックス・スケート・カップめん他もいきましたが、公園でサッカーをして遊んだ時、私は足首を痛め治るまで2週間かかってしまいました。
     春の風忘れられたるボール蹴る

今回の里帰りの土産は、健康サブリメントと言うのでしょうか、ペルーで古くから体に良いといわれている漢方薬です。  プロポリス・ゴマ・ネコのツメ・Una de goto・ホホバオイル他、 今毎日この木を煎じてのんでいますが、とても飲みやすく・・・なんだか、体に良いような気がしてます。
     春うららアンデスからの贈りもの

効能書はスペイン語でまだ読めますんが、原人の言い伝われている自然のものが好きです。
     地虫でて世界楽しむ余裕もて

お祝

2015年03月08日 | Weblog
 今日は 冷たい雨になりました。 寒の戻りと言うのでしょうか?

昨日は「石田泰尚氏」の 無伴奏ヴァイオリン コンサートがあり、あまり弾く人がいないと言う曲に堪能し、 
今日は上野 精養軒へ出かけ、8年前から応援している、金原亭馬吉・・・改め「馬玉」の真打昇進・襲名披露宴に出席しました。
        師匠より拍手頂く披露宴 (師匠は金原亭馬生)


        
        獅子舞に頭かじられ嬉しそう

  
       
        緊張や真打襲名肩にのせ

馬玉はまだ36歳 未どし生れ とても温和で、人当たりも良くこれからが勝負です。 

        席立てば本命馬玉芸光る

落語界の句は俳句の季語が入れにくいので、川柳になるのかな?。

2月の事NO2

2015年03月07日 | Weblog
今年は長崎ハウステンボスのイルミネイションの評判がよいので申し込んでいました。
      電飾の波打つ原や春浅し

ツアーでは午後3時からの入場でしたが、 娘と孫は待ち切れず、二人で朝がら出かけました。
  チューリップハウステンボス客を呼ぶ



  スケートのオットットット手をつなぐ

私はオプションツアーに参加して軍艦島資料館より望遠鏡で島の様子をみました。

    東風強し軍艦島の廃墟かな

    焼牡蠣のにおい誘われ三つ食べ

夕方 ハウステンボスで合流、大観覧車にのり9時過ぎまで遊びました。