貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

ミニシクラメン

2006年01月31日 | Weblog
  2006年 1月31日 (雨)
 
睦月も今日まで、あすから如月です、暖かな春はもうすぐですが、
昨日はさくらの咲く様な陽気でしたが、今日は冷たい雨が降り一輪咲いていた庭の 紅梅はどうしたらいいの と言う感じです・・・・・

  一輪に 三寒四温 迷わせる

私も 「どうしたらいいの」と言う感じですが、コタツにテレビと言うわけにはいきません。きのうまで外で咲いていた雪割草を室内に入れます。

  愛おしい 春が来たかと 花粉吹き

食卓のテーブルに置いて眺めていますがきりがない。  
まだする事がありました。  ミニシクラメンの制作です。



   このミニシクラメンは一日で出来ます。
白の布地からつくる、 アートフラワー で 私の本業だからです。
お陰様で二月の貴美華教室の見本ができましたが、
   
   シクラメン 風切るように 春を呼べ  

自分でつくったものを句にする事は難しいです。 失礼いたします。

雪割草

2006年01月28日 | Weblog
 2006年 1月28日 (晴れ)

  
  雪解けを 待つ喜びか 雪割草

あの雪の日から丁度一週間になりました、日中の温度は上がらず北側斜面には雪が凍りついて残っていますが、今日は青空が広がり春は直ぐそばまで来ていると感じます。
 
  夢のせて 愛し癒され 春を告ぐ





  二年前から「横浜雪割草」同好会で、育て方や殖やし方を教えて戴き楽しんでいますが、年間の管理は大変てす、この花の本場はあの雪深い新潟なのです。

  春恋し 膨らむ花芽 雪を割る 

春の交配・夏の暑さ・秋の植え替え・冬凍らないように・・・そして可憐に咲く
  
  一年を はらはらさせる 楽しさや

いよいよ一年間待った 「雪割草祭り」が始まります。
横浜はサカタのタネから始まり、今日行ってきました。(可愛いかった)

私達の同好会も二月末から三月に掛けて展示・即売会をします。その時はこのブログで可憐な雪割草をお見せ出来るとおもいますが?
俟ちきれず、私の育てた早咲きの写真です。

横浜には以前、雪割草の原種「三角草」は自生していましたが、宅地が開発されほとんど見られなくなってしまいました。
  
  野や山や ふと足元や 三角草 (みすみ草)
 

買初

2006年01月25日 | Weblog
 
2006年 1月24日 (晴れ)

   雪解けし 若菜顔出す 谷戸日和

示唆しぶりに横浜駅の西口、東口へでかけます。私の住んでる処は今「横浜のチベット」と言はれ、横浜駅に出るにはバスとJRを利用して小一時間かかります、30年前は自然に囲まれた「横浜の軽井沢」と言われていたのに、
   
   若菜摘む 谷戸のせせらぎ 鳥の声
   
その頃の中学校、小学校を老人の施設に利用仕様という話がでています、私が利用するのでしょうか?

   枯れ谷戸に なにを啄ばむ 寒雀

そう 買い初めの話です。 

15年間朝晩一緒に散歩していた愛犬「テリー」を5年前亡くした後、寂しさが癒されず、分骨をお守りにして財布につけました。それから毎年一月にお財布を新しくしてテリーのお守りを付け替えています。 

  なぜ財布 問はれてみても 冬ぬくし



 
  いつまでも 寄り添うような 冬木立

財布の真ん中にあるステンレスのロケットがテリーのお守りです。



横浜も雪

2006年01月22日 | Weblog
 2006年 1月 21日 (雪)

  大寒に 目覚め映りし 白き町

昨夜の天気予報では、今日は曇りから雪となっていましたが、朝起きたらこんなに積もっているなんて、雪はまだ静かに降りつづいています。
  
  音も無く 白き降りもの 屋根積もり 
  
横浜には高い山はありませんが、丘陵があり、坂道が多く雪が降ると直ぐバスが来なくなります。  困った会合があります。
歩くと40分ありますが、ピンチをチャンスに変える、私は得意です、カメラを持って早目に家を出ます。
  
  路肩沿い 大中小の 雪まろげ

  降りしきる 雪の川面や 鷺渡る

雪の中を歩き回りましたが良い写真はとれません が 
お気に入りがあります。  
  
雪しまく 墨絵の中の 信号機  



  
会合の後はのんびりと、好きな寄り道です、上り 下り 上り 下り、汗をかきました。
   
  枯れ枝に 雪の花咲き 生きし哉

女正月

2006年01月19日 | Weblog
 
2006年 1月18日 (曇り)

  若菜そえ フランス料理 フルコース

ひさし振りのフルコースです、赤ワイン、白ワイン、ノンアルコールで乾杯です。    女18人の正月です、何の集まり?「クリーンアップ」の仲間です。 それって何?
時々このブログに顔を出す「ふじやま公園・古民家ゾーン」のボランテァ掃除班です。お掃除が大好きと言う人々が集まった訳ではありません。

   竹はたき 江戸古民家や 煤払い

   縁側に 掛けて一息 掃除後

古い時代のものを守り、次の時代に受け継ぐという事は大変なことです、当然一人では出来ません。 大勢の理解と協力が必要です、と言い切るだけの問題ではないのです、またの機会に話ます。  今日は女正月です。(めしょうがつ)
  
   金・歳の 話はダメよ 初笑い
   
   はながさく うわさ話も 女正月



   


   お喋りも 五月蝿がられる 女正月

お料理は、フランスで修業した腕自慢のシェフ中村通武です、前菜からメインまで美味しくいただき、お喋りの話はつきません、アッと言う間にデザートです。

デジカメ持ってきたの忘れていました、急いで撮った一枚です。
   
   千鳥足 笑いころげて 女正月

   

   
   

三回忌

2006年01月16日 | Weblog
 
   2006年 1月15日 (晴れのち曇り時々小雨)

昨日は雷が光り、土砂降りの雨の中で、あてにならないバスを30分も待ち、ズボンはビショビショになり、バスが来て座ったら グチャ、、おもわず立ちあがりました。 低気圧の通過ってすごいですね。新潟の大雪も凄いですが・・
一夜あけ今日は3月下旬の陽気とか天気予報も曇りから晴れに変わり、今度は雪崩れに注意です。

  暮す姿を 自然現象 振り回す

今日は御殿場まで行くので、素晴らしい富士山が拝めるかも・・・・残念でした

  計器付け 眠るごとくや 三回忌 

  露の世の 月光我に 父母の愛

「富士霊園」です。周囲の山並には靄がかかり色は無く、父母の墓石の前だけは花が飾られきれいです。 供養を終え、母の思い出話のなかで、
昨年11月にファンケル・ギャラリーでした「貴美華とアートフラワーの仲間達」展で母の形見の帯を使ったことを、義兄が句に読ん下さいました、ありがとうございます。  

  母の帯 貴美華と共に 秋に映え  (義兄句)

私にはそんはゆとりが有りませんでした。母のものは私のものと、当然のように使っていたのです、お導きに感謝いたします。

  五色帯 五線のごとく 秋奏で

実家では正月になると、盆栽の紅梅(生)と私の創った福寿草を飾っていました。
アートの福寿草に水やりをした父、こまかく説明していた母、懐かしいです

  親指に 咲く様な黄の 福寿草




  
   いつまでも 咲き続けよと 福寿草 

    生き方を 励みに変えて 架空哉
 




十日夷神

2006年01月11日 | Weblog
 
 2006年01月10日 (晴れ)

  鎌倉へ 十日詣りは 夷神

ひさし振りに鎌倉へいきました、今年は何故か七福の神に親しみを感じています。
鎌倉にも七福をそれぞれ祀る寺がありますが、今日は十日なので「本覚寺」のえびす参りです。
その前に「おんめさま」で知られている大巧寺の裏門から入り。庭を通ります、この庭は良く手入れされ季節の花が楽しめるのです。もしかしてあの花に合えるかも

  寺の日を あつめ蝋梅 透ける香


  

  振り返る 蝋梅の黄 香りたち

小町大路に出ると、以前展示会をした「喫茶ギャラリー・釉」があります。
暫くご無沙汰していましたので、寄ってお喋りしました。

  油絵と ブラックコーヒー 冬憩い

話しはつきません・・・・が コーヒー・抹茶ケーキーを食いて、外に出ます。

  えびす橋 渡り五色の 本覚寺   (滑川に架かります)

  栴檀に 守られ鬼門の 夷堂    (大きなセンダンの木)





  十日祭 えびす娘と 笹飾り

  願い事 商売繁盛 二度唱え 

この夷堂は、鎌倉幕府の裏鬼門という方角に当たるので、頼朝が夷神を奉り幕府の守り神にしたと伝えられています。

七種粥

2006年01月08日 | Weblog
2006/ 1月 7日 (晴れ)

  蓋取れば 土鍋湯気立つ 七日粥

新年に入って天気に恵まれませんでしたが、示唆しぶりに今日は晴れました。
朝は気温が下がり起きるのが辛いのですが、今日は私の仕事始めです。

  掛け声と 同時に布団 跳ね上げて

  寒紅を 少し濃い目に 初仕事

仕事といってもボランテァです、ふじやま公園古民家で七草粥の食券を売ります。



春の七種 芹・薺・御形・繁縷・仏座・菘・蘿蔔 改めて漢字で書くと難しい(せり・なずな・ごぎよう・はこべ・ほとけのざ・すずな・すずしろ。)
まる餅の入った七草粥を130食完売し, 美味しかったと言って戴きました。
  
   湯気の中 すする音する 七日粥

午後古民家の部屋や庭では親子で昔遊びを楽しんでいました。昔遊び紹介します。
 羽根突き・竹馬・竹ぽっくり・駒まわし・竹とんぼ・剣玉・ 百人一首・いろはかるた・福笑い・双六・お手玉・折り紙・おはじき。 以上です
日本の方は 一度は遊んだことがあると思います、この中に一つ得意なものがあるでしょう、そうです それを趣味としてゆとりを持って続ければ、なァ~んにもならないかもしれませんが、大切な思い出と、出来た、という自信なります。
  
  あの頃は 出来た自慢の 初笑い 

  六十を 過ぎ子に習う ゲーム哉   

書初

2006年01月06日 | Weblog
   
 2006/ 1月 5日 (曇り)

   書初や 課題は無限の 可能性

子供の時、お年玉をもらいに母方の実家へ行った時、従兄達があつ待ってワイワイしながら書初めをしました・・・懐かしい。
わが、子供達には、書き初め展に入賞するよう、はっぱをかけました・・・懐かしい。
今その頃を思い出しながら、静かな時間を楽しむことが出来ます。

   一年の 計ゆったりと 筆始め

そう10年前です、父が病気になった時、子供が使った硯と筆をだして般若心経を書いてみましたが、父は亡くなり やめました。
その後5年かけて、坂東33ヶ所観音巡りをしたとき、霊場9番の慈光寺で日本三大装飾経の一つで国宝の「法華経一品経」にであいました。 忘れられません
   
   金泥の 経あやかりて 初硯

私は般若心経を忘れかけていました、復活させなければ、強く感じる今日このごろです。



とても 素敵な字に出会いました、力強く動きがあり 好きです。
先生は「紙に墨を吸い込ませるように・・」と言はれました。

   瑞慶や 力感覚 紙と墨

下手な句ですが、気持ちをこめた字で・・・書いてみたいと思いまーす・・・

年頭計画

2006年01月03日 | Weblog
  
   2006/ 1月 2日 (雨)

 初夢は 見た見ないよぅな 目覚め哉

関東地方は昨年の31日迄晴れの日が続いたのですが、元旦は日の出が見られず、曇り空で静かな正月を迎えました。 
日常めったに行かない白山神社(氏神)には初詣での列ができました、私も御参りして、お神酒を頂きました。    
  世界平和 ・ 家内安全 ・ 無病息災 ・ 平穏無事

   平服で 氏神様に 初詣で



一年の計は元旦に、そうです計画はたてましたが、人に喋べってはいけないのです。   いろいろありますので、七福神に聞いてもらうことにしました。  
二日は、恵みの雨が降りました、乾燥していた道路はしっとりし、緑葉樹は色鮮やかになり、町は静かです。

   富士裾野 靄立ち上る 初霞

   初春の 七福神は 伊豆天城



本尊の 脇に座したる 七福神

七福神のことは検索して下さい、私が知っているより詳しいと思い マーース。
  
   天城山 ハリス宿泊 弘道寺    (福禄寿)
   成就院 三十三所の 霊場地    (布袋尊)
   明徳寺 便所不浄の 守り神    (大黒天)
   紅一点 琵琶抱く美女は 嶺松院  (弁財天)
   ニコニコと 鯛釣あげて 真正寺  (恵比寿天)
   仏法を 守る多聞天 宝蔵院    (毘沙門尊)
   生きとしと 延命長寿 大龍寺    (寿老尊)

笑わないで下さい、いや 笑って下さい、笑う門には福来たる、です。
   私は笑いながら入れています。・・・・・
では又 今年も宜しくお願い申し上げます。