貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

クリスマスケーキ

2013年12月26日 | Weblog
イブにケーキが無くて、少しさびしかったのですが、クリスマスには大きなケーキが届きました。 甘いものは気持ちも甘くなり、糖をひかえている夫と体重が気になる私。 マァーいいか!
    皿ふたつ好きなだけねとクリスマス 

    クリスマス終了します予定表
    残五日手分け買い出し師走かな

クリスマス イブ

2013年12月24日 | Weblog
12月も7日を残すことになり、今夜はクリスマスイブです。
外はとても冷えますが、夕焼けの色は朱赤でとてもきれいでしたよね。
寒くなると運動不足になるので、こころして歩くようにして、こんな風景に出合うと嬉しくなります。
    鷺休む水草枯るるいたち川

30年前の イタチ川は下水が流れこみ、悪臭のするドブ川でしたが、今では鯉や鷺・翡翠も来るようになり地元の方々の月1回のお掃除があります。

    聖夜かな異国の娘の見る星を

今年は賀状を早く書いたのでやっと ツリーが飾れました。
    
    クリスマスカードに受胎の知らせあり    

        メリー クリスマス

かぐや姫の物語

2013年12月18日 | Weblog
今年最後の映画になるとおもいます、ジブリの「かぐや姫の物語」をみました。
この物語は女性なら知らない人はいないとおもう・・・・幼子だった昔を思い出します。
ジブリの高畑勲監督がこの物語を取り上げる意味とは?
    振り返り戻りつ新た神の旅
「姫の犯した罪と罰」 こんな物語が日本の最古から言い伝わってきたのですね。

    笹鳴きの北鎌倉に導かれ

    万両のそばに武士ふ供養塔

    動くもの枯蟷螂のあるき哉
北鎌倉には昔の面影が残り、深呼吸したくなるような緑や古池がありました。

二つのクリスマスコンサート

2013年12月16日 | Weblog
極月も半ばになり、なんとなく落ち着かない日々を送っていますが、行動が遅くなり仕事は一日のばしで窓辺に降り注ぐ冬日をたのしんでいます。
    電飾の冴ゆる港のコンサート

    クリスマスツリーに望む平和哉

横浜みなとみらいホールのスローカー・トロンボーン四重奏とパイプオルガンコンサートです。
トロンボーン奏者の出身は、スロベニア・ブルガリア・ハンガリー・スイスとパイプオルガンは日本人で、このような音楽会に行くと、世界は一つ・平和と希望を感じます。

もうひとつのクリスマスコンサートは ~アンデスの大地の歌~です。
ケーナ・サンポー二ャ・ギター・チャランゴ・ピアノ・唱、一人二役のライセストリオです   ケーナ:大木岩夫 ・ ピアノ:佃恵井子
 

演奏者と聴く人の高さが同じで、暖かさを肌に感じ、楽しく触れ合い やはりクリスマスツリーがありました。
ギター・チャランゴ演奏者カチョ・カルドーソはパラグアイ出身アルゼンチンで音楽を学び、今 私の通っているスペイン語サークルの先生です。

    アンデスの大地に馳せし師走月  


大潮展

2013年12月04日 | Weblog
今まで、私の美術館行きは あの絵が見たいあの像に会いたい、という目的で出かけていましたが、ちかごろは誘われるまま出かけ、寄り道気分で一時を楽しめるようになりました。
少しゆとりが出来たのでしょうか?
上野の東京都美術館開催「大潮」展に行きましたが上記の理由もあって、写真撮るのをわすれていました。 油・水彩・パステルの部門があり、写実が主体です。  ラフはダメとか?
帰りは上野公園を散策「韻松亭」の湯葉御膳です。
    それぞれの上野公園冬ぬくし

    庭紅葉透きいて日差し食膳に

     枯るる蓮芭蕉句碑たつ島囲む

フィデリオ

2013年12月03日 | Weblog
   電飾のみらい都市かな極の月
横浜みなとみらいホール開館15周年記念を飾るとして
ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」にあずかりました。
パーヴォ・ヤルヴィ指揮  ドイツ・カンマーマーフィルハーモニー管弦楽団
   フィデリオ勇気と愛を帰り花
  
   冬の奏しなる指先タクト振
 コンサート形式・語り付き・2ケ所字幕でとても解り易かったです。
ベートーベンの歌劇ははじめでしたので、  最後に第九が流れてくるようでしたが、
「第九」・・・歓喜 ・ 「フィデリオ」・・・自由 をあらわしているようです。

旅遊

2013年12月02日 | Weblog
今年は紅葉狩りを楽しむ暇もなく過ごしていましたが、やはり・・どこかへ行かないと落ち着かぬ・・
伊東一泊で熱海にあるMOA美術館の茶室で紅葉狩りができました。
   
      踏み外す苔の石磴紅葉狩り


      日和風いろは紅葉を踊らせて

      冬室の詫び寂び秘めて金茶釜
秀吉の黄金の茶釜はゆうめいですよね。   秀頼8歳の掛け軸です。 
紅紗の障子(かな?)に模様が金糸の桐の紋てす。光りが当たらないとこの紅色は黒くみえるそうです。

      紅葉山越しに白富士浮かびけり 
   
      冬の空八蔵の立つ大室山

二日目はお天気が良く大室山から城ヶ崎海岸まで下り、海山を満喫しました。      

      石蕗の花吊り橋渡る人の影

八幡様とは

2013年12月01日 | Weblog
極月に入り 朝晩は冷え込みますましたが、日中は穏やかな小春日和です。
11月末は毎日忙しかったのですが、そんな内の半日を「八幡信仰」について学びました。
私の住む地は江戸時代までは鎌倉郡に属していましたが、明治になり横浜市になりました、今 また鎌倉が自然遺産登録を目指してをり、鎌倉市に入りたいと言うかたがたがいます。
      
     八幡の信仰つなぐ菊の風

八幡信仰は「古事記」の神功皇后からはじまり、「三国志魏志東夷伝」・「東大寺縁起」・「吾妻鏡」等にでてくるようですが、善し悪しにつけ、明治初年の廃仏毀釈が八幡様の形をかえていくようです。
人間の営みは自然環境と時代によって大きく変化しますが、今 まさにそんな時が来ているような気がします。   
     曼荼羅をうかべてみせし小春凪