貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

小安峡

2010年07月16日 | Weblog
小安峡は秋田県南東部を流れる皆瀬川の渓谷で、98°Cの蒸気大噴湯で名がしられています。 また来る途中で「稲庭うどん」の看板が多くありました。
秋田・宮城・岩手にまたがる栗駒山国定公園の一部です。

「さぁー 降りて歩きましょう」ガイドさんが言いました。

私は一番後ろの席で、降りた時には誰もいません、・・・どこを歩くの?
ガイドさんがどこまで歩くか言わず、戻る時間だけつげたのです、その時間が短かったのでみんな急いで350段を下っていました。
のんびり屋の私にはついていけません・・・

        栗駒の国定公園青葉満つ

     

添乗員さん曰く「下まで下りなくても、もう少し先の橋の上から見えますから」

      小安峡墳湯の煙臭い共 



目が回るような絶景です、大墳湯や先の方に滝もみえ、仲間が歩いているのも見えます。
たぶんここは紅葉ガイドブックに載る名所だとおもいました。

     梅雨晴れ間みどり渓谷こだまして



      谷深し蟻歩くよう仲間いて

鬼首温泉の朝風呂に入ったのに・・・とおもっていましたが、ここで大汗をかくのですね、

      秣岳(まぐさだけ)仰ぎ梅雨昼露天風呂



栗駒山荘は標高1100mにある展望露天風呂に入りました、・・私は大汗をかいてないど・・・

強酸性の明礬緑ばん泉です、風呂から上がったとき指先がしわしわで堅くなり変な感じでした、お湯のせいなのですね。
家に帰って辞書引いたのですが、なにに効くのか今一わかりませんでした?

地獄谷

2010年07月15日 | Weblog
今夜の宿は鳴子温泉とばかりおもっていましたが、良くパンフをみていなかっのです。
鳴子温泉街を通り越してやまのなかを走ります。

鳴子温泉郷一軒宿のホテル オニコウベ、庭がスキーのゲレンデになっています。
この頃のツアーはリゾートのホテル使うのですよね、スイスへ来たような庭の木は電飾でクリスマスツリーです。 若い人や子供達ちに好まれるのでしょうね !

     和洋食リゾートホテルのビール哉




        川縁の噴き出す泉のゆで卵




      右左ブクブク音と湯けむりと

宮城県にある鬼首(オニコウベ)は1Kmの木道の散策道がありますが、数か所に間欠泉があり、地獄谷といわれています。



行きはよいよいでしたが、帰りに間欠泉がふきでて、私の前を歩いていた方が熱い鉱泉をかぶってしまいました。ーしばらく落ち着くまでまちます。ー

     岩壁の間欠泉が道ふさぐ




     間歇の熱湯薄め梅雨出水

象潟

2010年07月14日 | Weblog
道の駅「ねむの丘」の展望台から眺めた象潟です、1804年大地震で海底が隆起して、今見るみどりの田んぼは入江の潟だったのです。
芭蕉翁は1689年にこの地を訪ねていますので、その時の象潟の九十九島は松島と並ぶ絶景だったようです。

        松残し象潟渡る青田風



道路をはさんで海に面した象潟シーサイドホテルの玄関前に芭蕉象がありました。
私は懐かしく感じましたが、今回のツアーはハイキングが目的の方々で、全然眼中にないようでした。

     象潟や雨に西施が合歓の花  -芭蕉翁ー



     翁像眺めし九島合歓の花



      長楊枝刺し岩牡蠣の汁啜る

昨年は岩ガキが食べたくて「ねむの丘」の道の駅に寄りましたが、お盆が過ぎていたので食べれませんでした、今回こそ・・・

      

鳥海まりも

2010年07月13日 | Weblog
伏流水からバスで10分ぐらいの 獅子が鼻湿原は鳥海山の雪解け水が地下に入りまた湧き出る(出つぼ)が3ケ所あるそうです。

      こぶしほどある姥ゆりのつぼみかな





      小咲き白つるあじさいは身木に巻く

この中島台周辺は国定公園の一部でブナ木の奇形が多くあり、現在調査中ですが原因がわからないようです。その中で一番大きいのが「あがりこ大王」です。



       風揺らす幹大王の橅若葉


ブナ林を少し下ると急流があろます。
水はPH4、4の酸性で水温7度、濃用水には冷たすぎるので水門を設け・・白雪川に合流しています。
みどりいろしているのが苔のかたまりの鳥海まりもで、流れとともにプカプカ浮いているのがわかります。

     急流にまかせマリモの梅雨の形


 

     梅雨はれま陽浴び光る緑の藻




      仰ぎみし鳥海山の雪渓を

湯野浜の夕日

2010年07月12日 | Weblog
梅雨の真っただ中なのにこの日の山形は午後から晴れて湯野浜の夕日が見えました。


          梅雨夕焼茜に染まる日本海

 

          梅雨夕焼海に映して帯を引く

湯野浜温泉の宿泊は「ホテル満光園」です、風呂場から夕日がみえないということで、7時まで風呂に行けず部屋でのんびり楽しみました。

翌朝は鳥海山麓の幽玄な元滝伏流水にいきました。

      岩角をとりて青苔覆う哉



      音たてて伏流水の岩叩く




      幽玄とされ山麓の水煙

どこから入ったのかよくわかりませんが、たぶん秋田県・象潟から入ったとおもいます。
バスをおりて10分ぐらいでつきます、最近人気スポットになっているようです。

      岩間から雪解水か飛沫たち



   

天空の楽園

2010年07月10日 | Weblog
10日間のご無沙汰でーす。  町は選挙の追い込みに入りましたね。
私のスケジュールは忙しいうえ、パソコンに字が打てなくなりました?  寿命です。

windows7 vaioに買い替えたのですが、勉強不足で設定ができません。

その間に 天空の楽園「みちのく最後の秘境」ツアーに参加しました。

       月山の鳥居くぐりて梅雨の峰



       梅雨風にカラカラ回るかざぐるま

月山には昨年もきていますが・・(そんなこと関係ない)という感じで、 私にしては珍しく友人に誘われての参加で、下調べ無です。

3日間どこへ行っても良いとおもっていましたが、新幹線の郡山で降り福島・山形・宮城・秋田とバス走行距離916kmの旅でした。

      露涼しわたすげ丸く咲く地糖



     
      月山の堅き雪渓触れてみし




      右左り水の道筋水芭蕉

山に午後4時から入るなんて・・考えられませんが、地糖めぐりですから・・・最終客のようでガイドさんをバスに乗せて月山を後にしました。