貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

山覚める

2014年03月31日 | Weblog
三月も少なくなりました。三寒四温も落ち着いてきたのでしょうか、今日は初夏の日差しです。
早く天童の雛の続きをいれたいのですが、また旅にでていました。
東北地方のお雛まつりはⅠヶ月遅れの4月3日まで飾っていますが、早くつづきを入れなければ。
      慈恩寺へ雪解け道はぬかるんで

以前から慈恩寺の仏達に合いたかったのですが、機会をのがしていました、今回は地元の方の案内で来ることが出来ました、まだ雪避けの幕があり、春に向けての準備をされていました。今年は秘仏の御開帳が6/1~7/21まで、あるそうです。

      山覚めて十二神将動く哉

   陣屋前流れる音の水の春

慈恩寺の麓に料亭「陣屋」がありますが、そこは「ひなの小道美術館」になっていて、すばらしい雛が飾られています。 まだまだ雛巡りはつづきます。
西川、Cをおりて寒河江川に沿った間沢に山菜料理の「玉貴」があります。ここの「おもてなしと雛」は東北の紅花商人のおもかげを偲ぶことができる歴史あるものです。
 
      みちのくのもてなすこころひなづくし


      木の根開く車窓にうつす仙山線

天童の雛

2014年03月27日 | Weblog
将棋の駒生産で有名な山形の天童ヘお雛さまを見にいきました。
毎年テレビで放映される人間将棋は一度みたいと思っていますが、桜の満開にはまだ少し早いようです。
1879年に落成した、旧東村山郡役所が現在は資料館になっていてこの時期には江戸時代からの雛が飾られています。 又 友人が集めた地方の豆雛を寄贈したのでその一部も飾られていて観にきたのです。
     冴返る古き洋館町起し
  
     大甕に出羽桜かな華やぎし

資料館の隣は天童公園で、芭蕉を偲んだ句碑がありました、芭蕉がこの土地に立ち寄ったかは定かでわありませんが、山形県内で詠まれたものは14句あり、山寺へ行った帰り道・・・・
     木の芽時出会いは縁にし旅の宿
 
蕎麦処「やま竹」でそば会席をいただきました、お腹がすいていたのでアッというまにいただいてしまいましたが、そばがきと鴨のお吸い物・そばいなり・しおにしん などは珍しいくとても美味しかったです。
     そばいなり眺め一口彼岸冷え
    
     そばがきの団子つるりと喉とおり

仲間入りした雪割草

2014年03月21日 | Weblog
今日から3連休ですね、バス停留所には「お彼岸のためバスが遅れます・・・」と言う張り紙がはられます。この道筋に3ケ所の霊園があるのです。
今日は庭の手入れをしょうと、先日新潟で手に入れた雪割草の仲間を外にだしました。
   啓蟄や殺虫剤の臭いして 

上の花は標準化で雌しべ雄しべがありますが、下の花は雌しべ雄しべが花弁化して咲く、千重咲きです。
 
下の花は三段咲き、二段咲きで、雄しべ雌しべがそれぞれの色や形に変化します。
  


香りを持つ花もありますので、掛け合わせの神秘性に奥の深さにを感じます。

    春休み公園狭し子等の声

新潟の旅

2014年03月18日 | Weblog
2月中旬に体調をくずしながら西国巡礼の奈良にいったのですがそれから3週間医者通いして、元気がでません。
    谷川岳背にゲレンデの色滑る 
 
      車窓より越後三山雪景色

横浜雪割草同好会の仲間と一泊二日の新潟の旅、県の草花になっている「雪割草まつり」の見学です。
ます 長岡にある国営の越後丘陵公園雪割草まつりにいき、素晴らしい雪割草をみて、元気がでました。 一年間いや何十年間の努力が成果となり発表されるのです。
      春つげるロマンを秘めた可憐花
  
その後、一日に3ケ所をまわり、二日間 雪割草ざんまいです。
帰には雪一面に残る魚沼市に寄り、 そば処「薬師」のへぎそばと山菜の天ぷらを食しました。
     残雪に囲まれ「薬師」蕎麦を打つ
  
     背を越える残雪硬く石の様  
   
     履きにくいブーツ役立つ越後旅      

テーマのある旅

2014年03月10日 | Weblog
3月に入り寒い日が続きますが、雛友に誘われて「テーマーのある旅」桃の節句にふさわしく華やに・・・・の日帰りツアーに参加、東京タワー・スカイツリー・真っ白な富士山をみながら埼玉県に入ります。
荒川の上流、牛ケ谷戸の田んぼの中にぽつんと遠山記念館があります。
古民家と美術館があり民家は日興証券創立者・遠山元一の生家で、美術館は遠山氏のコレクションが納められていますが。この時期は雛・雛道具・人形達です。

    戸を外し家継ぐ雛の飾り哉

2800坪の敷地で 民家・美術品の説明を1時間ほど聴き浦和の二木屋へいきます。
二木屋は民家をいかした年中行事と室礼の店としてしられていて、以前 夏に来たことがありました。この時期の雛飾りはどの部屋も所狭しとかざられ、大ぜいの人が訪れていました。

    見初められ二木やに座る内裏雛
私は雛をみるよりお腹がすいたと、雛会席をたのしみました。
前菜は 五つのハマグリ貝に五味仕立てで五人囃子を表しているのです。
よく考えますよね・・・ 他のものもいろいろ意味がありました。

     会席の盆におかれし桃の花

夕方は雪が降るような寒さになりましたが、越谷市の花田苑に寄りました、いつもですとこの時期は梅が見頃のようですが、今年の寒さで、紅梅がやっと咲いてきたようでした。   

     回遊の庭園の梅横に観て

メモリアル・コンサート

2014年03月04日 | Weblog
メモリアル・コンサートは伊福部昭 生誕 100年祭で 横浜みなとみらい大ホールでありました。伊福部氏は1914年生れの方ですが、映画音楽「ビルマの竪琴」「ゴジラVSモスラ」で知れています、 客席は男性の方が多く、リズムは力ずよさをかんじます。
       鳥帰るゴジラ、ラモスもふる里へ
     

指揮者:井上道義・マリンバ:安倍圭子・日本フィルハーモニー交響楽団・お話はホール館長の池辺晋一郎氏、管弦楽のための「日本組曲」 盆踊り・七夕・演伶・倭武多は素晴らしかったです。

ひなまつり

2014年03月03日 | Weblog
3月3日は孫の誕生日ですが・・男の子です。  将来 チョツト気になりますが・・・
2月に、目黒雅叙園の「百段階段雛まつり」にいきました。 今年は九州地方の雛が飾られていましたが、撮影禁止です。
      輿入れと共に家紋のひな道具

水のあるロビーには流し雛のような? 飾り付けがしてありましたが、団体客であふれてました。           一列に小舟に座る流し雛

帰りは 友に雛よばれしていましたので、「百段階段雛まつり」の図録をもって訪ねました。
      白酒に限定銘菓部屋温し

      幼きを記憶たどりて雛まつり

如月

2014年03月02日 | Weblog
2月14日にブログ入れてから、慌ただしく過ごしている内に如月に入りましたが、気温は冬に舞い戻りです、おかげで・・・私は昨日から声がでなくなり、静かにすごしています。
2月末から3月にかけては一年間育てた雪割草の晴れ舞台ですが!おもうようにいかず・・反省の時期です
       どか雪に耐えて咲かせる三角草     
     
花の色・形は多数ありますが、どの花も葉は3枚で原種は三角草です。新潟県の県花で、関東地方で上手に育てられるように横浜雪割草同好会の仲間と研究しています。