貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

初夏の花

2006年05月28日 | Weblog
   目覚めれば 梅雨入り前 雨の音

一晩中降っていた雨が止んだ頃、ふじやま公園に着きました。
今日は毎月定例になった「布ぞうり」教室の日です。まだまだ人気は高く定員以上の応募があります。
公園入り口から長屋門までの道は両側に季節に合わせた花や樹が楽しめ、ウメ・カリン・グミ等の実は葉に隠れ出番を待っているようです。

    金糸梅 葉に珠水や 雨上がり

              

     水玉と まんまる蕾 夏を待つ

皆さん、この花を 何処かで見かけているとおもいます、黄色い花は似たような花が多く、なまえが覚えにくいのです。
オトギリ草科(弟切草・意味は検索して下さい)で、よく似た花にビョウヤナギがあります、公園にもありますが、もう少し後に咲きます。中国原産で江戸末期渡来したようです。

写真の花はキンシバイです、日が差してきた帰りは黄色い五弁が咲きました。
「布ぞうり」教室での疲れを癒し、また 頑張れる気がしまーす。

     午後の道 あら咲いたのね 金糸梅



五月晴れ

2006年05月25日 | Weblog
     桐壺を 蒔絵と筆に 語らせて  

天気が定まらない様に、私の気持ちも落ち着かず、忙しい日々を送っていましたが、今日はひさし振りの五月晴れです。
 
21日 竹とんぼ 五月の空や 弧を描く    [ふじやま公園こども工作]      
22日 富士隠れ さつき躑躅や 墓参り     [富士霊園墓参り]           
23日 和歌俳句 雅俗の違い 五月哉      [俳句講座(本質を考える)]  23日 愛にいき リンダ歌うや 春の雷     [山本リンダコンサート]        
24日 新装の 店内並ぶ 初夏の色      [街へ買い物]              

今日は茅ヶ崎市民文化会館「白鳳書展」です。
麗光先生は「源氏物語・桐壺~夢浮橋まで」五十四帖歌 蒔絵と共に書かれました。

会長の二宮珠鳳書家 「画龍点睛」  
        
                                  

    晴晴と 書展の主役 黒の睛
      
昼食は湘南地ビール製造の店「天青」のコース料理で、ストレス解消です。            

情熱のヴァイオリン

2006年05月20日 | Weblog
 「石田泰尚コンサート」

      土砂降りを ピアソラに変え 春の宵

石田さんは神奈川フィルハーモニー管弦楽団のソロ・コンサートマスターで、神奈フィル演奏会では何回か聴いた(見た)ことはあります。いつも指揮者の左で楽団員をまとめて入る様です、姿勢はよく、お洒落で、体全体でヴァイオリンを弾く姿に引き込まれていました。
一度コンサートに行きたいと思っていましたが、
チャンス到来 区民感謝祭「リリスフェスティバル2006春」です。

      青若葉 柔ら揺れ入る ヴァイオリン

テーマーは 情熱です。 伴奏ピアニストの中岡太志さんとクラシックからタンゴ・民謡そしてピアソラ・クライスラー・モンティ・渡辺雄一さんの曲まで、ジヤンルをこえた演奏を聴かせてくれました。
            


特にピアソラの「鮫」では ヴァイオリンで、こんな弾き方があるのかしら、と思い感激しました。ピアソラはタンゴ ファンなら誰でも知っていると思いますが、
イタリア人のアルゼンチン移民三世で(1921~1992)71歳までにジャンルを超えた演奏と作曲をした人でした。

    ジャンル超え 響く旋律 時空間 

今度ライブハウスに行きます、ピアソラ・ナンバーの演奏、今から楽しみにしていまーす。

栄フィルハーモニー

2006年05月16日 | Weblog
第36回定期演奏会がありました。
栄フィルハーモニー交響楽団は今年20周年を迎えます、区制も20周年と言うことで栄区ができたと同時に立ち上がり頑張っているんだなーとおもいます。
  
     クラシック 栄の街へ 流れ行く
プログラム 
ワーグナー作曲「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
  ブルッフ作曲 ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
  ブラームス作曲 ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
ワーグナー作曲 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲

若い指揮者 槙野伸也さんのもととても素敵な演奏会になりました、特に私が感動したのはブルッフ作曲のヴァイオリン協奏曲で青山祥子さんの独奏です。
家に帰ってからプログラムノートを読んだのですが、感動的な甘みのある旋律、ロマン派を代表する協奏曲。  まさに その通りの演奏でヴァイオリンの音色に引き込まれ うっとりするようでした。

若葉影 ともに揺れいる ヴァイオリン

俳句・短歌は文字のリズムだといはれますが、 ー演奏の感動伝える難しさー

原点に戻る

2006年05月13日 | Weblog
何のこと? 
二年前から始めた芭蕉「奥の細道」旅立ちの、「芭蕉記念館」です。(以前来た時休館日でした)
深川は都営地下鉄大江戸線が開通して行き易くなりました。
新橋から汐留までキョロキョロしながら・・・このへんは来る度に海だった所が陸に変わり橋や道路でつながれ大きなビルが建ちます。

    ゆりかもめ ビルの谷間を 風と通け(ぬけ)

    大江戸を ぐるりと回る 地下の春

江戸時代の深川は隅田川をシンボルに随分栄えたようですが、訪ねてみればその面影が偲ばれます。
           

「芭蕉記念館」は隅田川の辺にあります、ここから 芭蕉が愛した あの 石のかえるが掘りだされたのです。ガマカエルだとおもいます、紫の座布団の上に置かれていました、なぜか可愛らしくみえて、可笑しかったです。
     
       古池や 蛙飛び込む 水の音     ー芭蕉ー

小さな池を配した遊行庭園には、芭蕉の句によまれた草木が植えられ それぞれの木に約20句の木札が掛けられていました。
お腹も空きました、創業が大正13年の「みやこ」の深川めしが今日の寄り道にはいっています。

蒸籠や 湯気立つ内の 浅蜊かな

「原点に戻る」 そうです。
今日からいま評判の「えんぴつで奥の細道」を始めます。
     
えんぴつの 上で旅する 江戸の春

篆刻

2006年05月11日 | Weblog
    青葉風 篆刻を押す 白き和紙

字を習い始めて五ヶ月になります、家で あまり練習がてきませんが、書き方や字の表現する意味が少しわかってきました。他の方は十年選手なので提出の書に印を押します。私はまだそんな身分ではありませんが、書を楽しみたいと言うことから・・・   
   
以前から篆刻が欲しいと思っていました・・・が自分では彫れません、でもいつの間にかふえました、まだ正式に押したことはありませんが、なんとなく持っているという事だけで嬉しいです。

    押しつけて 放す軽さの 心地よさ

             
彫って戴いた方は違いますし、デザインを注文したわけではありませんが、それぞれに味があり、押すのが楽しみです。
子供のころのスタンプ遊びをおもいだしますが、  怒られるかしら!

    白黒に 色付けてみる 初夏の朱(あか)

連休は忙しい

2006年05月09日 | Weblog
連休はいかがお過ごしでしたでしょうか 

     
普段出歩いている私は家と庭と自分の仕事がたまり、のんびりする暇がありませんでした。やっと目鼻がつきましたが、これから、まだ・・・終わりという事はありませんよね・・・
こういうことが生きている事だと言い聞かせ・・・大袈裟かしら・・・

    春時雨 狭庭の草の 育ち良さ

    かなヘビに 嫌がられたり 草むしり

    掘り出され 驚くみみず 春の土

私の育てている雪割草の花は、咲くまでに種まきから三年掛かります、一年目でやっと双葉がでて本葉が二枚ぐらいの頃植え替えをします。その作業がこの時期で大変です、いっきに鉢が増えるのです。現在花の咲く鉢は200位ありますが、二年目の鉢もありますし、石に苔をつけ植えている大きな鉢もあります。



連休は日差しが強かったので、日陰対策です、これから夏にむけ遮光50~90%が必要です、自生地は葉が多く茂る樹の下で、陽が差さない所だからです。