貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

奥の細道ー富山

2006年10月31日 | Weblog
      立ちのぼる 朝の湯煙 秋深し
          

宇奈月温泉には予定より早く着きました、電気記念館では黒部ダムの壮大な計画と完成までの苦労を知りました。温泉街を散策し、滑川乗換えで富山へむかいます。
            
             
      トロッコや ガタンゴトンと 秋の橋

黒薙ー宇奈月ー電気記念館ー宇奈月温泉ー富山(昼食)しろえび亭・大喜・癒薬甘春春堂
富山では2時間の昼食タイムです。行きたい店を探してウロウロしました。
     
  白えびのさしみ丼秋の味
  大喜屋のブラックラーメン黒胡椒?
  春春堂和漢薬膳癒し味           お粗末(写真も無し)

黒薙温泉

2006年10月30日 | Weblog
市振ー黒部ー地方鉄道黒部ー宇奈月温泉ー宇奈月(トロッコ電車)-欅平(戻る)ー黒薙ー黒薙温泉(泊)

北陸線黒部から富山地方鉄道黒部までは20分歩きます、街路樹のハナミズキは赤くなり、山の紅葉が楽しみです。あの激辛柿の種をつまみ、宇奈月温泉へ向かいます。
この地方は黒部四十八が瀬と言はれアルプスから出る水が大小の瀬になり日本海に流れています。
  冬支度 運ぶヘリーや 秋の空
                 
トンネル入るとき荷物ぶるさげてなかったのに出た時は(マジック?)
トロッコ電車、欅平の途中に黒薙駅から歩いて20分、黒薙温泉があります。
宇奈月温泉の源泉で毎分2000ℓの湯が湧き出ます。
  
  混浴や秘湯露天の秋景色          この句は品が無いからダメ
     
  せせらぎの 秘湯に入るや 天高し      同じ様なものかしら
     
    

日帰りで入る方がほとんどですが、泊まるので他の湯と合わせて6回入りました。
そのぐらい自然と溶け合った量の多い流し湯です。  
    

    熱燗の 岩魚骨酒 そまの宿

19時に寝たので目が覚める度に湯に入り、翌朝駅には始発より一時間早く着きました。駅長さんが見かねて、作業する人のトロッコに乗せてくれました。ラッキー

奥の細道ー市振

2006年10月28日 | Weblog
親不知・子不知の岩壁に建つ観光ホテルに泊まりました。
芭蕉は一日かけて、この北国一の難所「如砥如矢」(とのごとくやのごとし)の海岸線を歩いたのですよね。考えられません、今は浸食されて通れませんが、金沢藩の参勤交代三千人もこの道を通ったようです。
     
      見下ろして 見上げて難所 天下の険

夏は穏やかな海です、冬や波が高いときは、親や子にかまけていられないほどの難所です。山では今もヒスイが採れるようですが、熊も鹿もいて危険です。
天険を無事通り抜け、ほっとして海道の松をみます。(芭蕉も見たことでしょう)
        

     越中に 松迎えられ 秋街道
少し行くと芭蕉の宿した桔梗屋跡と関所跡があり、ここまでが越後です。
 


私も難所を乗り越えたようなきがして、ホットしました。
ここからー貴美華の巡る奥の細道ーです、市振から黒部・宇奈月・欅平へ寄り道します。

奥の細道ー親不知

2006年10月26日 | Weblog
     妻入りの 街後にして 秋の雲

越後線出雲崎より親不知へむかいます、途中柏崎、糸魚川で乗り換えです。柏崎は北朝鮮の拉致で地名を知ったので、街を歩いてみました。
              

柿の種の看板「美野屋」本舗をみつけ、つまみに激辛柿の種を買いました。

     この街で 秋空見上げ 拉致のこと

信越線・北陸線は海岸線を走ります。穏やかな海の向こうの世界を感じます。
親不知から青海八景見ましたが、良い写真が撮れず、残念・・海だけ撮ってもね(夕日は左側の断崖の後ろです)。 ”熊に注意”
       

      海底に 突き刺すような 秋の色

花あそび

2006年10月24日 | Weblog
栄区制20周年行事の区民芸術祭が始まりました。「貴美華」教室のアート フラワーも手工芸部門に参加します。

     芸術の 秋だアートだ 花あそび

         

              10月25日(水)~29日(日)
               AM10:00-PM5:00(最終日はPM4:00)
               リリス・ギャラりーA・B会議室

奥の細道ー出雲崎

2006年10月22日 | Weblog
「奥の細道」を始めて2年になります、夏には新潟に入り佐渡に寄り道しましたが、今回の旅は長岡から黒部に寄り道して金沢までの、2泊夜行の4日間です。
    
     明けきらぬ 旅立つ朝や 秋寒し

東京駅(とき303)―長岡駅(バス)―良寛記念館―良寛堂―浜焼―大崎屋後―芭蕉園―天領の里―石油記念館(タクシー)―出雲崎駅(越後線)―柏崎駅―柏崎街―柏崎駅(北越6)―糸魚川(北陸本)―親不知駅(送迎)―親不知・子不知散策―親不知観光ホテル(泊)

出雲崎は芭蕉来訪約70年後に誕生した良寛のふるさとで「良寛と夕日の丘」公園に記念館があります。

     こどもらと 遊ぶ良寛 秋の丘
  
         
丘を降りて北陸街道沿いの右に、良寛堂・芭蕉が泊まった大野屋跡があり、左に芭蕉園・妙福寺があります、歩いていると浜焼きの匂いに誘われて、残りの二串を買いました。(ギスとサケ)

     日本海 佐渡薄っすらと 秋霞
              

早くこの浜焼き食べたくて、早足で天領の里へむかいます。

     良寛と 芭蕉と私 秋の海

    

もちろん紺碧の海を眺めながら、左に芭蕉像、右に子供の良寛像でーす。
長岡で買った越乃寒梅に浜焼です、飲み過ぎたせいかしら? 出雲崎では、芭蕉と良寛はごっちやになり、頭巾か坊主頭か、の違いのように感じてましたが、旅を終えて二人の志と生き方の違いが分かった様な気がします。 ゴメンナサイ

後継者は育つか

2006年10月15日 | Weblog
後継ぎは育つか? 大げさの様ですが、いつの時代もこの問題は深刻です。現在 61歳を境に 戦前、戦後生まれと言われ、1947年~49年は団塊の世代です。

     人も地も 種を団塊に 落ち葉積む

私はバブル時代を知っていますし、ハジケた後は 何が大事で、何を守り、何を受け継ぎ、何かを伝えていかなくては・・・少しづつ育ってきてると思っています。

     夢を持ち 努力する姿に 秋日差し 

 ふじやま公園では、ボランテァ養成講座「ふじやま学級」が始まり、 10月のこども工作(毎月第3日曜日)では「ドリームキャッチャー」をつくりました。 これは、よい夢だけを捕まえ、悪い夢は穴を通り抜けていき、平穏に暮らせるためのインディアンのお守りですが、公園に来るこども達にも良い夢を捕まえてほしいと望みます。
               
               

     古の 守り継がれし 夢の月


このブログの途中で、「奥の細道」の旅にでました、行く前も帰ってきても忙しいのですが、旅の間は頭の中が空になったようになり、自然にふれ 心のリフレッシュが出来ました。

     明日に向け 歴史の波や 秋の海

日本海は群青色で穏やかでした、厳しい冬に備えて一休みしているようですが、
そんな海を芭蕉像と良寛像と一緒に眺めました。

     秋日和 海を背にして 良寛堂

出雲崎の海を前に、「良寛堂と良寛像」が背中合わせに座っています。     

秋晴れ

2006年10月09日 | Weblog
    秋晴れの トミヒロ展は 長い列

桜木町から赤レンガ倉庫の「星野富弘展」に行ってみましたが、一時間待ちです。時間がないので、山下公園のワールド・フェスティバルにいきました。三連休で示唆しの快晴、大勢の人が各国の物産や食事を楽しんでいました。

    秋日和 テントが並ぶ 世界祭 

私が中学生の頃は、まだ山下公園にはフェンスがめぐらされ、広々とした芝生に、外国人の白い家がありました。その後少しずつ開放されて、市民の憩いの場所になり、今では毎年ワールド・フェスティバルが開かれています。

    港街 バイクまたがり 秋をきる

        


移動は娘バイクの二人乗りです、ヘルメットで歳かくせますよね。
道路はスイスイ駐車場は、空いているし、病み付きになりそーう 

    秋の空 港の風よ 街の声   

お月見

2006年10月07日 | Weblog
    首のばし 待つ月の顔 山の上

十五夜の日は嵐のような天気でしたね。 心配していた7日(土曜日)は秋晴れで、古民家での「月見会」がありました。4時から、句会、野点、だんご、月見蕎麦があり、6時には まん丸お月様が顔をだしました。

    月今宵 身を解き放つ バイオリン

今年のメインは竹を組んで、和紙に絵を描いて、貼った手作り竹灯籠と、 洋・和・民謡のミニコンサートです、
    


     手づくりの 灯籠の影 月の影

座敷に座り、手拍子の 民謡「花笠音頭」で、今年の月見の会は 終わりました。  

秋の音

2006年10月02日 | Weblog
     七草を 筆にはしらせ 秋の午後

今年も後 3ヶ月になりました。 俳句の季語には、「秋の音」「秋の色」「秋の声」「秋高し」まだまだ沢山ありますが、この四つはつかみどころが、ある様な無いようなボォーとしいるようで、秋の時がはっきり解る季語で 大好きです。

     長屋門 客を迎える 秋の音
        
           


     古民家の 座敷わがもの チチロ虫