日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

着地すること

2010-04-30 00:02:26 | 読書生活
ふと昔読んだ小説を思い出した。タイトルとあらすじは時々思い出すのだが
正確な作者名なんかが分からなかったのだ。気になってネットで調べてみると
作者はエリザベス・ギルバート、『着地』(LANDING)というのが正式な
タイトルだった。ネットって便利だなあ。

「根無し草」それがテーマだ。主人公の女性は、もういい歳だというのに
いっこうに落ち着く気配もなく、行きずりの恋愛をアメリカの西海岸で
している。出会ったばかりの男をナンパしたりとか。そういう様子が
描写されているのだが、最後に、女が考える。人生にはいつか着地する
ときが来るのだ。でも、それは今じゃない。

多分、そんな筋だったとような気がする。なんか「着地」という単語が
重くって。最初に読んだのは30歳ぐらいだったんだが。なんか、自分、
まだ人生において着地していないような気がする。根無し草のような。
漂流しているのかなあ。

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