日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

苦手意識

2010-10-07 15:40:45 | 大阪
ずっと京都に苦手意識を持っていた自分だ。というのも昔から
京都というものに距離感を持っていたし、社会人になって最初に京都に行った時
なんか日本文化を双肩で支える、みたいなことを言っている京都人と話して、
「京都に日本文化があるように、福岡や鹿児島にだって文化はあるんだよ」
と心の中で感じたのを覚えている。なんか変な選民思想みたいなものに
対する嫌悪感を感じたのだ。

ちなみに初めて京都に行ったのは27歳の頃っす。うちの高校は
修学旅行も長野スキー研修という現代的な校風の高校だったので
なかなか京都に行く機会がなかったのだ。

で、今日、たまたま京都まで日帰り出張したのだが、
これがいいのだ、なかなか、秋の京都。
僕は清水寺とか金閣寺とか行かず、出張だったので仕事の相手先だけ廻った
だけだったんだが、秋の京都の町並みを、駅に向かって歩いていくとき、
クライエントと入った喫茶店で、目の前に広がる東山の風景とか、
なんかすごい風情があっていいのだ。もちろん京都以外に風情のある場所は
たくさんあるし、地元の福岡だって、僕は博多の古い町並みとか、
久留米の筑後川沿いの風景とか好きだけれど、京都の空気は唯一無二だな、
と実感したのだった。
写真は京都市内、白河の上流の川沿いの風景。