く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<大和神社> 秋の大祭に合わせ「紅しで踊り」を奉納

2015年09月23日 | 祭り

【五穀豊穣に感謝、地元の幼稚園児たちも踊りを披露】

 奈良県天理市の大和(おおやまと)神社で23日、秋季例祭が行われた。午前中の巫女舞などの神事に続いて、午後1時半からは本殿前の広場で太鼓や鉦(かね)のお囃子に合わせて「紅(べに)しで踊り」が奉納された。この後、地元の幼稚園児たちも輪になって踊りを披露、観客から大きな拍手をもらっていた。

 「紅しで踊り」は江戸時代、干ばつに苦しむ農民たちが雨乞いをしたところ願いが通じて豊作となり、神様に感謝の踊りを奉納したのが始まり。元々踊り手は男性で、白い四手(しで)を手に踊る「白しで踊り」だったそうだ。その後、一時途絶えた時期があったが、60年ほど前に女性が赤い四手を持って踊る「紅しで踊り」として復活した。

 

 毎年踊りを披露するのは「紅しで踊り保存会」のメンバー。今年は約30人が鉢巻き、手甲、脚絆に紅色のたすき姿で参加、踊りの奉納の前に全員で記念撮影に臨んでいた。「ヨイトコ、ヨイトコ、ヨ~イヤナ」。そんなお囃子に合わせて踊り始めると、途中で神様に豊作を感謝するようにお辞儀をする仕草も見られた。続いて踊った幼稚園児は男女合わせて25人。付き添いの先生方9人も園児たちの間に入って踊っていた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする