く~にゃん雑記帳

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<ラグビー日本選手権開幕>サントリー連覇か、パナソニック2季ぶりVか?

2012年02月26日 | スポーツ

【天理大は初戦敗退、トップリーグ昇格のキヤノンが機動力発揮】

 

 ラグビーの第49回日本選手権が25日開幕した。注目はトップリーグのプレーオフ決勝(26日)を制したサントリー(リーグ戦1位)が連覇するのか、それともパナソニック(同3位)が三洋電機時代の2009年度以来2季ぶりの優勝で、プレーオフの雪辱を果たすか。プレーオフ準決勝でパナソニックに敗れ、シード権を逃した東芝(同2位)がどう巻き返すのかも見ものだ。

 

    

     

     

  25日の1回戦2試合を東大阪の近鉄花園で観戦した。大学選手権準優勝で初出場の天理大は、来季のトップリーグ昇格が決まっているキヤノンと対戦。天理がPGで先制し序盤は天理ペースで進んだが、前半30分、キヤノンがハイパントをキャッチし初トライを挙げると、前半終了間際にも素早いパス回しでトライ。後半はキヤノンがバックスの機動力で圧倒して4トライを重ね、37―13で勝利した。天理は後半1トライを挙げ一矢を報いたが、地力の差は埋めようがなかった。

 

【神鋼、シンビン3人のNECに認定トライ1本に封じられる】

 

2試合目はNEC(リーグ戦4位)がワイルドカードで出場権を得た神戸製鋼(同6位)を17―10で破った。神鋼は開始早々PGを決めたものの、NECの防御ラインをなかなか突破できない。一方、NECは2トライなどで前半を17―3で折り返すが、後半になると自陣に押し込まれ防戦一方。後半10分から17分の間に3人がシンビンで一時退場の苦境に。相次ぐ反則による認定トライで1T1G差に迫られたが、どうにか逃げ切った。神鋼としては数的優位に立った時間帯にゴールラインを割れなかったのが悔やまれる。

 

 

(前半29分、NECのツイタヴァキが右サイドにトライ。左は

 リーグ戦「トライ王」のNECナドロ)

 

【帝京大は圧勝。東芝はヤマハに順当勝ち】

 

 東京・駒沢で行われた大学選手権優勝の帝京大とクラブ大会優勝の六甲ファイティングブルの対戦は、帝京が83―12で圧勝し2回戦に勝ち上がった。もう1つの試合、東芝(リーグ戦2位)とワイルドカード出場のヤマハ発動機(同8位)は東芝が56―15でヤマハを寄せ付けなかった。

 

 2回戦(3月4日)は東芝―帝京、NEC―キヤノンの組み合わせとなり、それぞれの勝者が準決勝(3月11日)で、シードのサントリー、パナソニックと対戦する。決勝は3月18日、東京・国立競技場で。

 

 日本選手権優勝・準優勝チーム(数字はスコア)

 

2000年度 神戸製鋼  27―27 サントリー(両チーム優勝) 

2001年度 サントリー 28―17 神戸製鋼

2002年度 NEC   36―26 サントリー

2003年度 東芝府中  22―10 神戸製鋼

2004年度 NEC   17―13 トヨタ自動車

2005年度 東芝府中   6―6  NEC(両チーム優勝) 

2006年度 東芝    19―10 トヨタ自動車

2007年度 三洋電機  40―18 サントリー

2008年度 三洋電機  24―16 サントリー

2009年度 三洋電機  22―17 トヨタ自動車

2010年度 サントリー 37―20 三洋電機

 

【東芝、帝京に勝つと準決勝で対サントリー戦】

    

大学勢は2005年度に早稲田大が2回戦でトヨタ自動車を破って準決勝に進出したが、それ以降はクラブチームに勝って2回戦に進出しても、トップリーグには歯が立たない状況が続いている。今年、同志社大以来の大学3連覇を果たした帝京大も例外ではなく、2年前の日本選手権では2回戦でNECに、昨年は東芝に完敗している。帝京が同じ東芝相手にどれだけ意地を見せることができるか。

 

 東芝が勝ち上がると準決勝でサントリーと当たる。サントリーのリーグ戦戦績は12勝1敗だったが、その唯一の黒星をつけたのが東芝(1月22日、スコア21―18)。東芝はリーグ最終節でパナソニックにも59―25と圧勝するなど、攻守の歯車がかみ合ってきているだけに、おもしろいゲーム展開になりそうだ。

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