映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「一枚のめぐり逢い」

2012年06月25日 | 日記

   

     「きみに読む物語」のニコラス・スパークスが書いた原作小説「ザ・ラッキー・
     ワン」を基に映画化したもので、一枚の写真から生まれる意外な愛の物語
     です。

     イラクの戦場で、見知らぬ女性の写った写真を手にしてから、海兵隊のロー
     ガン(ザック・エフロン)はいくつもの危機をくぐり抜ける幸運に恵まれます。
     帰国して故郷コロラドに帰った彼は、その写真の女性を探し当てて訪ねて
     行くのですが、その女性はルイジアナで祖母エリー(ブライス・ダナー)と一
     緒に犬舎を経営しているべス(テイラー・シリング)でした。

     訪れたローガンを従業員に応募してきたと思い込み、ローガンも本当のこ
     とを言いそびれたまま働くことになります。
     突然現われたローガンに最初は不信感を抱いていたべスですが、次第に
     二人はひかれ合い結ばれます。
     しかし出会いのキッカケになった写真が原因となり、べスの離婚したもと
     夫で乱暴な性癖の保安官補キースがからみ、幸せを引き裂く事態が起こ
     って・・・。

     主演は「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロンと、TVシリーズで
     活躍しているテイラー・シリング。
     監督は「シャイン」のアカデミー賞監督スコット・ヒックスです。

     まず映像が綺麗で、すっかり大人に成長したエフロンが中々清潔感あり
     で好感が持てます。
     でもスコット・ヒックス監督にしては凡庸な出来ばえで、物語そのものが
     出来過ぎというかご都合主義もいいところで、特にラストの解決方法が
     いただけません。お時間があったらご覧くださいの一本でした。
                      (6/17 キャナルシティ 2日目 14:20の回 23人)

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大映株式会社宣伝部 ~ 番外編 (2)

2012年06月24日 | 日記

     本日の福岡は昨晩から雨が降り続いています。
     そんなことで私も久し振りで一日中、一歩も外に出なかった珍しい日でした。
     この私のブログは、日曜お休みをさせていただいているのですが、思い出話
     を書きますので、良かったら読んでください。
     前にもご紹介したことがありますが、ハンドルネーム「大映魂」さんからお便
     りをいただき、差し上げたお返事を少々アレンジしました。

     昔の大映のことなど、何かお尋ねがありましたら出来るだけお答えしますの
     で、ご遠慮なくお申し付けください。 
     その「大映魂」さんは、今でも大映の大ファンと言われるいている方で、ご自
     分のブログ(漫画家の中本哲哉のブログ) 
         http://ameblo.jp/nt4d/entry-11049806033.html をお持ちです。
     もと大映スターのマンガなどを多く書かれています。

     大映魂さんのご質問は、俳優の山本竜二さんのお店で山本竜二さんから「大
     映の酒井修さんと渥美マリさんが交際していた」という話を聞いたそうで、これ
     は本当なのでしょうか・・・でした。

     勝ちゃんが一時期、酒井を可愛がっていて、酒井修の出身地・下関で彼の後
     援会を立ち上げる時に、私は勝ちゃんの依頼で会場となった下関市みなと劇
     場に駆けつけ、挨拶をしてついでに司会をしたことがあります。(写真)

     そんな縁もあって酒井からも渥美と付き合っていることは聞いていたし、何よ
     りも勝ご本尊からも知らされていました。
     私は、渥美まりの全国売り出しに一役買っていたこともあり、随分一緒に動い
     ていたのです。
     また当時、勝ちゃんから渥美が九州にキャンペーンで行くそうだけど、出来た
     ら小遣い稼ぎに協力して・・・と頼まれ、勝と仲が良かったニュー・ラテンコータ
     ーの福岡の店でショウを組んだ事もありました。

     その頃はまだ勝の取巻きも少なく、私は嵐山の彼の家や夜のお店、ホテルな
     どで勝と二人っきりで映画論議をした思い出もあります。
     その勝ちゃんも、酒井も今は亡き人で寂しい限りです。

  
     ↑酒井修後援会発会式          ↑渥美まり 街角で水着撮影会
  
     ↑全国売出しキャンペン          ↑サイン会
        
        ↑まるで立ち小便?と大笑い      ↑彼女の年賀状
  
     ↑小遣い稼ぎの渥美まりショウ      ↑勝ちゃんと海水浴に行きました
  
     ↑勝と私。二人とも若い          ↑勝の嵐山の自宅です


           
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映画 「アメイジング・スパイダーマン」 3D

2012年06月23日 | 日記

   

     本来は6月30日公開なのですが、3D上映館のみ23日・24日の両日、
     先行公開とのことで早速見てきました。

     今まで作られた「スパイダーマン」は3本ですが、それまでシリーズを担当
     していたサム・ライミ監督が降板してしまったので、旧シリーズを白紙に戻
     してリブートされた新シリーズです。

     ごく普通の青年ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、13年
     前に失踪した父親の秘密を探るため、父の同僚だったコナーズ博士(リス・
     エバンス)を訪ねますが、そこで実験中の蜘蛛に噛まれてしまいます。
     翌朝からピーターは逞しい肉体を手に入れ、蜘蛛のように糸を出す「スパ
     イダーセンス」を身につけ、スパイダーマンとして行きて行く決意をします。
     そして・・・。

     監督は新しくマーク・ウェブがメガホンをとり、スパイダーマンには「わたし
     を離さないで」「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド
     が抜擢されていますが、スパイダーが如何にして生まれたかを始めから
     判りやすく演じていて、これは成功だったと思います。
     ヒロインは「ゾンビランド」のエマ・ストーンが演じ、マーティン・シーン、サ
     リー・フィールド、悪役のコナーズ博士役はリス・エバンスらが出ています。

     先述のようにスパイダーマンの誕生からを描き直しているので、出だしは
     青春者スタイルから始まり、アンドリューはとても新鮮に感じます。
     この配役の成功と、更に数段と進歩したSFXによるスパイダーマンの空中
     浮遊感は見ものですが、これ以外はあまり褒めたくありません。

     今までのシリーズに比べて物語内容が薄く、いま一つ面白味にかけるし、
     演出もイマイチです。
     もう一つ大事なことは悪役が安っぽいことでしょうか。更にもう一つ付け加
     えますが、私は蜘蛛(蛇も)が生理的にイヤなので困ったものです。
     早速エンドロールで続編の暗示がありましたが、よっぽど内容に手を入れ
     てくれない限り敬遠したい想いです。
                (6/23 TOHOシネマズソラリア 先行公開日 12:20の回 29人)

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映画 「シグナル ~ 月曜日のルカ」

2012年06月22日 | 日記

   

     人気作家として注目が集まる関口尚の同名小説の映画化です。
     監督は「時をかける少女」の谷口正晃で、ある事件をきっかけに、映画館
     から一歩も出られなくなった映写技師の女性と、臨時でバイトをはじめた
     大学生とのひと夏の恋を描いた青春ミステリとでもいう作品です。

     ある地方の古びた映画館"銀映館"でバイトをすることになった大学生の恵
     介(西島隆弘)は、3年前に起こしたトラブルで映画館から外に出ない女性
     映写技師ルカ(三根梓)と出会います。
     バイト採用の条件として支配人(井上順)から謎めいた彼女にまつわる三つ
     の約束をさせられた恵介でしたが、次第に彼女に興味を持つようになって
     行きます。でも彼女は心を閉ざしたまま。
     そこにルカのことを探る男レイジ(高良健吾)が現われて・・・。

     谷口監督は'10年にヨコハマ映画祭で新人監督賞を取った人で、この映画
     はスタッフもキャストも真面目に一生懸命で撮った印象はありますが、結果
     的には全体的に空回りで、悪く言えば学芸会的な作品になってしまってい
     ると思います。

     まず脚本をもう少し練り込む必要があったと思います。何故か何故なのかの
     疑問が多過ぎるし、ご都合主義が目立って原作の味が上手く出ていません。
     背景となった古い映画館をよく見つけてきたとは思いますが、私自身が昨年
     1年間、依頼を受けてフイルム上映の映画館2館を預かり、経営にあたりまし
     たので内情はよく知っています。
     私がいた大映マークの映画を上映したりで嬉しくはあったのですが、デジタル
     化に風前の灯になっている映画館の実体などが併せて描かれていないため、
     この作品はどんな物語が付随しても空々しく感じます。

     主演デビューの三根梓は佐賀県出身の大学生で、最近CMでよく見る子で将
     来性は感じますが、この役はいくらなんでも無理でした。
     西島隆弘と高良健吾の若手コンビは中々好感が持てる演技でした。
                        (6/14 T・ジョイ博多 6日目 14:00の回 7人)

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映画 「スノーホワイト」

2012年06月21日 | 日記

   

     子どもから大人に至るまで、多くのファンを持つグリム童話の名作「白雪姫」
     を題材に、これまでの白雪姫のイメージを一変させ、悪の女王と戦うヒロイン
     として描いたアクションアドベンジャー仕立てになっています。

     己の権力と美貌を脅かすと思い込んだ邪悪の女王(シャーリーズ・セロン)は、
     血の繋がらない娘スノーホワイト(クリステン・スチュワート)を抹殺しようと、
     城の塔へ幽閉して7年が経ちました。
     スノーホワイトは塔から脱出し、深い森の奥へと逃げ込みます。悪の女王は
     罪の無い命を破壊しながら、あの手この手でスノーホワイトを追跡してきます
     が、スノーホワイトはその裏をかいて自ら戦いの術を学び、悪の女王に対抗
     して行きます・・・。

     私にはどうしてもディズニーの傑作アニメ「白雪姫」が頭に強く残っていて、
     "鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?"のセリフは勿論、毒リンゴや七人の
     小人も出てはきますが、あまりにもイメージが違い過ぎても、まあ映画だから
     色々な描き方があっても仕方ない・・・で見ました。

     監督はCM界でキャリアのあるCMディレクター出身のルパート・サンダースが
     初監督です。
     中々才能のある人のようで、劇中でCM的な優れたショットをいくつも見せて
     はくれますが、全体のまとめ、特に人物の掘り下げは苦手のように見受けま
     した。

     キャストはやはり一番面白いのが悪の女王役のシャーリーズ・セロンです。
     でも監督はこの人を充分に生かし切れていないし、更にクリステン・スチュワ
     ートの方が美貌ではセロンに劣っているのは困ったモノです。

     脚本もあまり良くないですね。内容を判りやすくし過ぎて単純な内容となり
     物語の面白さに欠けますし、しかも色々なアクション映画シーンの寄せ集め
     みたいな場面が多く、大作の感じが湧きません。
     聞くところによれば、これからも続けて三部作にする予定があるそうですが、
     もう結構と言いたいです。
                     (6/15 TOHOシネマズ天神 初日 12:25の回 45人)

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