映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「決闘の大地で」

2012年06月15日 | 日記

   

     「ブラザーフッド」「PROMISE 無極」「マイウエイ 12,000キロの真実」の韓流
     スター、チャン・ドンゴンは、韓国映画界のみならずアジアのトップスターの
     一人と言えましょう。
     その彼がハリウッドデビューを飾った韓国製西部劇で、勿論セリフはオール
     英語です。

     幼少より暗殺集団"悲しき笛"に属し、戦いにすべてを捧げてきた寡黙な戦
     士ヤン(チャン・ドンゴン)は、ついに最強の刺客を打ち破りますが、敵の一族
     も皆殺しにするも掟なのに、最後に残された赤ん坊だけは殺すことが出来な
     かったのです。
     "悲しき笛"の指令を無視して彼は赤ん坊とともに海を渡り、アメリカ西部の
     小さな街へと逃亡します。
     だが間もなく追っ手に居場所を知られ、街の仲間やサーカスの仲間とともに
     壮絶な戦いが・・・。

     監督はこの作品が劇場映画デビューとなるイ・スンムですが、この人は過去
     の西部劇や日本の時代劇を数多く見て勉強している形跡が伺えます。この
     監督の次回作が楽しみですが、韓国はユニークないい新人監督が輩出して
     羨ましい限りです。

     画面の彩度を上げた独特の映像とアングルで、荒唐無稽な無国籍ガン・アク
     ション仕立てですが、理屈抜きに面白いし、チャン・ドンゴンが上手く生かされ
     ています。
     ヒロインには「ラスベガスをぶっつぶせ」のケイト・ボスワース、「英国王のスピ
     ーチ」のジェフリー・ラッシュらが色を添えています。
     更にもう一つ、日本から「GANTZ」のアクション監督だった下村勇二が特別参
     加してアクション画面作りをしていることも娯楽クション映画として成功の一因
     でしょう。お時間を割いて是非ご覧ください。
                          (6/11 キャナルシティ 4日目 9:30の回 7人)

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