映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ジュピターズ・ムーン」

2018年02月27日 | 日記

   

    「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」で第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グラ
    ンプリを獲得したハンガリーのコーネル・ムンドルッツォ監督によるSFドラマですが、加え
    て移民問題やテロリズムといった社会問題を絡めつつ、一風変わった映像表現で描い
    た作品です。
    医療訴訟で病院を追われて難民キャンプで働く医師のもとに、国境を不法に越えようと
    して警備隊に銃撃され負傷した青年が運ばれてきます。この青年が不思議なことに重力
    を操って空を飛ぶことが出来るのを知った医師は、金儲けをしようと青年を連れ出します
    が・・・。医師役は宇宙飛行士の医者」のメラーブ・ニニッゼです。

    珍しいハンガリー映画ですし、評判がいいので期待して見ました。その時の私の体調が
    あまり良くなかたせいか、中々画面に集中できないまま終わってしまいましたが、娯楽
    性は非常に低いと思います。ただカメラワークの良さのみが頭に残っている始末です。
    もっと展開にハッタリがあってもいいし、なぜこうなるのかという根本が危ういのが面白
    く無い原因の一つでしょう。私は嫌いです。




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大映宣伝部 (15) 坊主頭はつらいよの巻

2018年02月26日 | 日記

   

   

    「安珍と清姫」(1960年、島耕二監督)のロケは、山口県の秋吉台で行なわれたのです
    が、距離的に関西支社より九州支社の方が現地に近いこともあり、マスコミ対応を私
    たちがやりました。スナップは山口県秋吉台でのロケ模様です。
    季節は真夏で猛暑の中で行なわれ、皆さんは仕事とともに暑さと戦うこととなり、特に
    安珍役の雷ちゃんは坊主頭で太陽の直射を受けるし、若尾ちゃんもメークが崩れない
    ように普段の倍の苦労をしていたのを覚えています。今回は雷ちゃんを中心にお届け
    しました。

   

   

   





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映画 「祈りの幕が下りる時」

2018年02月23日 | 日記

   

    2010年にスタートした東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編です。日本橋
    署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が事件を捜査、その裏に隠されたドラマが好評で
    2本の映画が作られ、今作が完結編で父との確執、母の失踪など、これまで明かされ
    ることがなかった加賀自身の謎が明らかとなります。
    葛飾区のアパートで滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見されますが、行方不明
    のアパートの住人の遺留品に、加賀は心当たりがあり、押谷が中学の同級生で演出家
    の浅居博美をたずねて東京にやってきたことを突き止めますが・・・。
    加賀恭一郎に阿部寛、浅居博美役を松嶋菜々子が演じるほか、山崎努、及川光博、溝
    端淳平、田中麗奈、伊藤蘭、小日向文世らが顔をそろえています。監督は「半沢直樹」
    「下町ロケット」「3年B組金八先生」などを手がけた福澤克雄です。

    前作を見ていなくても理解できるように工夫して作られているし、最近の邦画の中では
    よく纏まっていて面白く見られた作品です。広範囲なロケも物語に上手く生かされていま
    す。少し気になるのは、モノローグの多用などで途中経過がページをめくるような感じで
    推移するところが一寸気になりました。とは辛口で感想を述べましたが、それでも是非ご
    覧くださいと申し添えます。良心作だからです。最後のクレジットに出てくる出演していな
    い俳優たちがおまけで面白いです。






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楽しかった旅の一コマ (154) 城塞都市チェスター

2018年02月22日 | 日記

    

        

    今回はイングランド北西部の街にチェスターです。この街はローマ時代にまでさかのぼ
    る古い歴史を持つ城塞都市として有名です。
    西暦79年頃に当時ブリテン島を支配していたローマ人が、ウェールズと戦争するために
    造った基地から始まったのだそうで、それほど古い街なのです。
    この街の旧市街をぐるりと囲んでいる城壁は約3.2kで、歩いて1時間弱。現在でも通路と
    して市民が活用しています。
    この城壁ローマ時代に構築されたもので、イーストゲートと呼ばれる所には時計台があり、
    1897年にヴィクトリア女王の即位60年を記念して作られたものだそうです。街の中心部に
    建っているチェスター大聖堂は、中世の面影を残していますし、ザ・ロウズと呼ばれる通り
    は、14世紀に建てられた古い建物が並んでいて、白と黒を基調に出窓があるという伝統
    様式の美しい木造家屋群です。

    

    

    

    




   

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映画 「スリー・ビルボード」

2018年02月20日 | 日記

     

    去年のベネチア国際映画祭で脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあた
    る観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得し、本年度のアカデミー賞大本命と
    言われるのも当然と思えるくらいの作品。
    米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を
    逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大
    な広告看板を設置します。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋ま
    らない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなるのです。しかし事態は思わぬ方向へと転が
    って行きます・・・。
    死んだ娘のために孤独に奮闘する母親ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演
    し、ウッディ・ハレルソン、サム・ロックウェルら演技派が共演。監督はイギリス生まれで
    「セブン・サイコパス」「ヒットマンズ・レクイエム」のマーティン・マクドナー。

    前知識なく見た作品ですが、どんどん引き込まれて行く感じで、どのように展開するの
    か、そして決着がつくのかの興味、最後まで緊張して見ました。
    拾い意味での面白さが充満しています。フランシス・マクドーマンドをはじめ俳優たちの
    熱演も見逃せないし、流行歌を使用した音楽効果も憎いくらいマッチしています。傑作で
    す。必ず見ましょう。




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