goo blog サービス終了のお知らせ 

映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

「君の名は」の思い出。

2025年08月23日 | 日記


昭和28年~29年に大ヒットした映画「君の名は・第三部」は雲仙が舞台。私は大映入社直前でしたが、松竹から頼まれて雲仙ロケのお手伝いをしました。写真は今でも人気スポットとして残っているロケ記念の「真知子岩」です。当時、松竹宣伝部は撮っていなくて私からネガを渡しました。懐かしい1枚です。
       

       



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三島先生の思い出。

2025年08月22日 | 日記
        

今回も三島由紀夫氏の登場です。
 彼の小説は29本映画化されていて、その内8本「にっぼん製」「永すぎた春」「炎上」「お嬢さん」「黒蜥蜴」「剣」「獣の戯れ」「複雑な彼」が大映です。また原作とは関係なしに自ら出演した作品が3本あり、大映作品は2本「からっ風野郎」「人斬り」であります。 「人斬り」の九州キャンペーンは、五社監督・勝新太郎・仲代達矢・倍賞美津子・新條多久美に加えて、なんと三島由紀夫先生も来てくださったのです。記者会見で三島先生の話は含蓄があって出席者を魅了しました。 
三島先生には30枚の色紙を書いていただきました。「剣」の一字とお名前を書いていただいた色紙は、皆さんに差し上げて私の手元に一枚も残っていないのが残念でたまりません。 
人斬り新兵衛こと田中以蔵は映画の中でも切腹して果てるという鮮烈な死を遂げますが、この翌年にご自身が壮絶な死を遂げられることとなり、ただ豪華なキャンペーンだったという思い出以上に、私はそれこそ強烈な印象を今でも引きずっています。

        

       

       




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渥美マリの思い出。

2025年08月20日 | 日記


渥美マリは大映の経営が悪化した時期に、何とかして新しい女優を作り出そうとして選ばれた一人でした。すでに叶順子が引退して、若尾文子を筆頭に江波杏子・関根恵子・松坂慶子・藤村志保などがいましたが、客の呼べる女優を作ろうと会社は必死になっていたのです。
そこで本社宣伝部を中心に渥美の売出しを展開しましたが、そのために渥美マリは何回も九州に来ています。今でこそ明かせますが、会社の方針に加えて、勝ちゃんからも弟分の酒井修とマリが当時付き合っていたこともあり、私によろしく頼むと言われていたのです。
九州には一度につき3日間くらいの予定で入って来ましたが、九州での全責任は宣伝課長の私にあり、どうせやるなら街頭でど派手な撮影会をやろうと決断、あまりにも突飛だとの声もありましたが、福岡では街の中心部にある西中洲水上公園で強行、凄い人の波でした。
もう一か所は熊本に決めました。熊本ではデパートの屋上に撮影会場は用意されていたのですが、現地に入って現場を見た私は、ビルの壁面がバックでは味気ないので、会場を少々移動すれば、熊本城を背景に持ってこれるとして、急遽変更して実施しました。
結局は全国でこのような街の中心部で水着撮影会をやったのは九州だけで、それも大成功でした。後のスナップは、熊本大映で昼夜2回の舞台挨拶とサイン会のものです。

        

        




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橘 薫さんの思い出

2025年08月20日 | 日記

         

私が大映に入った経緯は、拙著「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」にも書きましたので今回は省略しますが、入社前にうろうろしていた私を激励し、親切にしてくれた恩人の一人について書きます。
その方の名は「橘薫」さん。古い宝塚歌劇ファンならご存知の大スターです。橘さんからはいつも激励されるだけではなく、彼女が住んでいた世田谷のお家に呼ばれて食事を御馳走になったり、ガールフレンドを紹介してくれたりしましたが、紹介された方の中には若き日の旭輝子さん(写真 ↓ 印、神田正輝さんのお母さん)もいて懐かしい思い出です。
橘薫さんは大正14年に宝塚に入り、戦前には三浦時子とエッチン・タッチンのコンビで大人気のスターでした。戦後はシャンソンの草分けとして舞台を中心に活躍、越路吹雪、高英男、石井好子、美輪明宏らに大きな影響を与えた人でもあるのです。
         

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

拙著「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」のこと。

2025年08月18日 | 日記
拙著「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」が発売されてからもう10年が経ちました。皆様のご支援で売れ行きは良かったし、mixiでは今でも中古本が定価以上で販売されています。改めて御礼申し上げます。

       

       

       

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする