映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (102) 山下洵一郎さん

2016年02月29日 | 日記

 

      

        

     

    

 

    このブログのスタートは2010年12月ですから、現在で5年と2ヶ月になります。更に

    大映の思い出を書き始めたのが2011年で、永田社長のことを手始めに週1回書い

    ていて、それも前回で187回を迎えました。

    段々と書く人が少なくなり、中々思い浮かべるのも大変になって最近は大映最後の

    社員名簿を引っ張り出しながら書いています。その名簿を見ると私が忘れている人

    が続々出て来て、ラストは長谷川一夫先生をと考えているのですが、もう暫くは大

    夫のようです。

 

    今回は松竹の俳優さんと言うイメージが強い山下洵一郎さんですが、この人も大映

    最後の名簿にちゃんと載っている一人です。山下洵一郎さんはモデルから昭和34年

    (1959)にスカウトされて松竹に入社、デビュー作は「危険なラブレター」で、入社して4

    年間で30本近い作品に出ていますので、如何に松竹から嘱望されていたかが判りま

    す。理由は判りませんが急に松竹を退社し、俳優座の聴講生を経由して昭和38年(1

    963)に大映入社、大映倒産時までいたことになります。

    大映でのデビュー作は若尾文子の相手役として「越前竹人形」に抜擢されましたが、

    後はこれはといった作品に恵まれなかったものの大映でも約20本の作品に出演して

    います。この人について私は詳しいことは知りませんが、とても真面目で人がいいと

    伝えられていますので、仕事に対する貪欲さがいま一つ足りないと誤解されたのかも

    知れません。

    大映倒産後は日活や東宝に、加えてテレビドラマに活躍の場を移しましたが、最近の

    動向は全く聞きません。昭和14年(1939)生れですから、今年で77歳、元気だといいの

    ですが・・・。

    

       

 

 

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メコン河畔のレストランにて。

2016年02月27日 | 日記

 

    

 

    ベトナム料理といえば、「フォー」「生春巻き」などが定番ですが、この国は意外と言う

    と失礼ですがフランスパンがとても美味しい国です。今回はメコン川河畔のレストラン

    で体験した、魚料理の出し方、食べ方もいろいろある!というお話です。

    食用の魚が獲れるメコン川はチベット高原が水源で、チベット→中国→ミヤンマー→ラ

    オス→タイ→カンボジア→ベトナムの七か国にまたがるメコン川は全長4023㎞の大河

    です。

    この川に棲む魚は1200種以上で、食用される魚は約120種だそうです。上流ではドジョ

    ウ、ナマズ、鯉が主で、中流・下流は鯉、オオナマズ、線鱧が主と聞きました。

    その中で線鱧料理を食べましたが、淡泊な味でとても美味しかったです。その変わった

     (立てたまま)出し方と食べ方ですから、途中でひっくり返す必要がないのです。

 

    

    

    

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画 「最愛の子」

2016年02月26日 | 日記

   

 

    第71回ベネチア国際映画祭や第39回トロント国際映画祭に出品さて好評だった中国映

    画で、監督は香港映画界を牽引するピーター・チャン監督です。実話がベースになって

    いて、中国の深圳で3歳の息子が失踪し、それから3年後に他人の子として育てられ

    ていた息子と再会した両親の葛藤や苦悩を見つめる内容で、生みの親、育ての親、それ

    ぞれの愛について問い掛けます。

    母親役を演じた主演のビッキー・チャオほか、ホアン・ボー、トン・ダーウェイ、ハオ・レイ、

    チャン・イー、キティ・チャンが出演しています。

 

    「一人っ子政策」という社会事情や貧富の拡大も原因で、当時は年間に20万人の子供

    が誘拐されていたという事実に驚かされますが、そうなれば当然このような事態が起こる

    であろうし、そのあたりは上手く描かれていたと思います。

    泣かせる映画ということで、婦人層に話題が広がっていてハンカチをにぎっていた年配の

    女性を多くお見受けした次第。前半と後半は主役が入れ替わって逆の立場からの展開に

    なりますが、後半の展開は理解に苦しむ所があるし、お涙を必要以上に要求する場面が

    あって、見る人によるでしょうが私は理解不能です。

    実際にあった話ですから、あまりアレンジが出来なかったのかも知れませんが、ラストの

    処理を含めてもう少し劇的にまとめても良かったのではないかと思います。更にエンドロ

    ールには、映画のモデルになった人物らが出てきますが、これは無い方が正解だったよう

    な気がします。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

☆周辺雑記☆ 幕末を強く生きた女性・野村望東尼

2016年02月25日 | 日記

 

                                          (↑ 昨日撮影)

          

    

 

    私の散歩コースですが、家から歩いて5分の所に幕末を強く生きた野村望東尼の住

    ん平尾山荘跡(福岡市中央区)があります。

    この山荘は幕末に、高杉晋作・月照・入江八千兵衛・加藤司書・平野國臣など多くの

    勤王志士をかくまったり、密会の場所として使用させた場所です。慶応元年(1865)に

    は彼女自身も弾圧の動きが強くなった福岡藩から姫島に流刑となりましたが、翌年に

    は高杉晋作の指揮で救出され下関に匿われました。

    病に倒れた高杉晋作の最後を看取った彼女は、晋作が「おもしろき事もなき世に おも

    しろく」と詠むと、望東尼が続けて「すみなすものは 心なりけり」と詠んでいます。

    彼女は慶應3年(1867)山口県三田尻にて62歳で亡くなりましたが、墓所は山口県防府

    市・桑山墓地と福岡市博多区・明光寺の二か所。靖国神社にも祀られています。

                                 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画 「オデッセイ」

2016年02月24日 | 日記

   

 

    人類3度目の有人火星探査が物語の舞台で、火星にひとり取り残された宇宙飛行士の

    サバイバルを緻密な科学描写とともに描いた内容で、無名の新人だったアンディ・ウィア

    が、自分自身のウェブサイトに発表した小説「火星の人」が評判を呼び、それがキッカケ

    でベストセラーになった原作の映画化です。極限状態の中でも人間性を失わず、地球帰

    還への希望をもって生き続ける主人公マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、SF映画

    の傑作を数々残してきたリドリー・スコットがメガホンをとっています。

 

    もともと宇宙飛行士は選りすぐった人材である事を前提としてこの映画は見なければなり

    ません。絶望感や孤独を感じながらも、科学的な知識を発揮し、しかもユーモアを交えな

    がら生き抜こうとする主人公が痛快ですし脱帽です。

    取り残されたのは一人ですから、当然ながら一人芝居になりますし、演出とともにこのあ

    たりが上出来です。地上の動きとカットバックにして、見る側の興味をつないで行く手法も

    褒めたいのですが、欲を言えば、火星の基地以外の過酷な現象をより取り込めばもっと

    効果が上がったと思うのが少々残念の部分。音楽・音響効果も上々で、とにかくハラハラ

    しながら最後まで面白く見ることが出来る作品です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする