映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

2014年09月30日 | 日記

   

     五人のメンバー全員が犯罪歴を持つ宇宙のお尋ね者たちがチームを組み、銀
     河滅亡の危機を阻止しょうとする冒険と戦いを描いたマーベルコミックの実写
     映画化です。

     自らを「スター・ロード」と名乗り、いい加減な性格でプレイボーイなトレジャーハ
     ンターのピーター・クイル(クリス・プラット)は、ある日、惑星モラグの廃墟で謎の
     球体「オーブ」を見つけ、それを持ち出します。しかし、そのオーブこそは銀河
     滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンで、暗躍する「闇の存在」が探し
     求めていたものだったのです。

     オーブを狙う者たちに追われ、凶悪犯だけが収容されるという銀河一危険な
     収容所に入れられたピーターは、そこで一緒になったロケット、グルート、ガ
     モーラ、ドラックスと協力して脱獄。たまたま利害関係が一致しただけで信頼
     関係が全くない5人は、内輪もめを繰り返しながら逃亡を続けますが、そんな
     彼らに「闇の存在」の魔の手が迫ります・・・。

     実は私なりに期待していた一本でした。しかも70年代のヒット曲「HOOKED ON
      A FEELING」をはじめ懐かしい曲がSONYのウォークマンから流れるなど、思
     わぬ拾い物のシーンもありました。加えてCG技術もますます進歩して見せ場
     を作っています。

     これだけ述べれば文句なし娯楽アクション・アドベンチャー作品と言いたいとこ
     ろですが、肝心なストーリーが今イチなことと、同じようなアクション場面が続い
     て、途中から飽きてくるのです。しかも続編が出るような終わり方ですが、続け
     て見たいという気持ちが湧いてこないのが不思議です。

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大映宣伝部・番外編の番外 (33) 平泉 成さん

2014年09月29日 | 日記

 
  ↑ この写真は、今まで何回もアップしていますが、当時の模様がよく判るものなので
    敢えて出させていただきます。全国の地方有力新聞の映画担当記者を東京撮影
    所に招待した時のものです。
    最後列左から、中島(九州支社宣伝課長)、山口(東京撮影所宣伝課長)、村山(関
    西支社宣伝係長)、高橋(中部支社宣伝課長)、二人おいて、舟橋(東京撮影所長)、
    新津(北海道支社宣伝課長)、瓦井(本社宣伝係長)、濱本(本社宣伝部長)、前列の
    峰岸徹の肩にてをかけているのが林(本社宣伝課長)。赤い矢印が平泉征。渥美マ
    リの顔も見えます。

   

     このブログで大映の倒産のことを書くのは避けられませんが、それまでは恵
     まれていなかった俳優さんで、それがきっかけとなり大成の道を歩き始めた
     人が結構います。平泉成(大映当時は征)さんはその一人です。

     彼は愛知県岡崎の出身で、地元の高校を卒業して名古屋市内のホテルに勤
     務していた時に、雷蔵さんとたまたま知り合ったことが大きな転機になったの
     です。
     雷蔵さんの口添えもあって、昭和41年(1966)に大映京都撮影所の第4期ニュ
     ーフェイスにパスします。若手として活躍を期待されたものの回ってくる役は
     脇役ばかり。そこで会社は彼の転機になるのならと、昭和43年(1968)に東京
     撮影所に転籍し「闇を裂く一発」などに出演しますが、東京でもこれはという
     役は貰えず大映倒産を迎えるのです。

     この後はフリーとなり各社の映画に出ていたのですが、長い間辛抱強くやっ
     ていた彼に光明が見えてきます。それはテレビドラマへの道でした。
     大映時代は決して上手い俳優とは思えませんでしたが、本人の頑張りで経
     験を積んでいく彼には独特の味が出てきて、善悪を問わない深い演技で、今
     やテレビ界のみならず映画界でもなくてはならない存在です。
     1944年生れですから現在70歳、まだまだこれからも元気で活躍してもらいた
     いものです。

     


コメント (14)
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和のエッセンスに酔った「十六夜(いざよい)フェスティバル」

2014年09月27日 | 日記

   

     

     

     昨日27日の夜は友人のT夫妻とともに、福岡市の大濠公園能楽堂にて開催さ
     れた「2014 十六夜フェスティバル MATSURI」で、日本伝統芸能の競演を楽しみ
     ました。

     主催は大濠公園能楽堂と∞座(むげんざ)の共催です。∞座はこのブログでも時
     々ご紹介しておりますが、日本古来の古典音楽・伝統芸能を護り、啓蒙・普及活
     動する伝統芸能家の団体で、代表は藤間勢之助さんです。

     今回の演目は
      日本舞踊  「三番叟」  立ち方 藤間勢之助、仙田賢太郎
      三味線と笛 「うぐいす」 三味線 杵屋弥佶、杵屋佶久弥 笛 藤舎元生
      篠笛     「ほたる」  篠笛 藤舎元生
      日本舞踊  「漁師」   立ち方 藤間将之
      筝と尺八   「秋の曲」  尺八 渡辺鈴士、筝 渡辺シズ
      三味線    「穐音」    三味線 杵屋弥佶
      能       「猩々」    シテ 鷹尾維教

     いつもの∞座は、能と日本舞踊のコラボなどで新鮮な見せ場を演じてくれたり
     していたのですが、今回はそう言った試みは無かったものの、皆さんの日ごろ
     の研鑚の結果を十分に堪能させていただきました。

     座席は満席状態でしたが新しい趣向で、入場券にはドリンク券が付いていて、
     開演前と途中休憩時には少々アルコールを入れ、更に市内の著名飲食店が
     ロビーに出ていてこれがまた楽しかったです。次回公演を楽しみにしています。

  

  

     


 


  
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映画 「グレート・ビューティー / 追憶のローマ」

2014年09月26日 | 日記

   

     イタリアのパオロ・ソレンティーノ監督が、「偉大な美」を求めてさまよう初老の
     作家の姿を描いたドラマです。第86回アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を
     獲った作品でもあり期待して見ました。

     ローマでは毎夜のように、テレビスターやアーティスト、モデル、プロデューサ
     ーなどのセレブが集まりパーティが繰り広げられていました。
     若い頃に出した小説が売れてスター作家となったジェップ・ガンバルデッラ(ト
     ニ・セルビッロ)も今では65歳、現在は辛口のジャーナリストとしてセレブコミュ
     ニティの有名人になりましたが、連日の狂騒に嫌気を感じつつあったのです。

     そしてある日、初恋相手だった女性の訃報を聞いたジェップは、心に大きな穴
     があいたような虚無感にとらわれ、人生の価値を求めてローマの街をさまよい
     ます。ジェップはこれをきっかけに、長い間中断していた作家活動を再開しよう
     と決意・・・。

     主演はソレンティーノ作品常連のトニ・セルビッロ。ローマの映像が素晴らしい
     し音楽も素敵、いろいろな文学や映画へのオマージュが満載なので、そのあた
     りを知って見るととても楽しい作品です。しかし、そうでない観客は監督の一人
     よがりの作品と思うだろうし、何がなんだか判らない状態になること必至です。
     だから、もっと判りやすく展開すべきだったのではないかが結論になります。

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楽しかった旅の一コマ (51) 地中海に面した白い村 ミハス

2014年09月25日 | 日記



     

     スペインでは、マドリッドやバルセロナの観光もさることながら、各地方に
     点在する個性的な小さな町や村をのんびり歩くことでした。

     この「ミハス」はまさしくそんな村で、海抜420mの山麓にあり、立寄った建
     物のバルコニーから、初めて地中海を見たときは感激でした。晴れた日に
     は遠くアフリカ大陸が見えるそうです。私が行った日は、生憎曇っていて駄
     目でした、残念。

     このミハスがあるアンダルシア地方は、スペインの中でも独特な歴史と文
     化に異彩を放つ地方で、ミハスは地中海沿いにあるミハス山麓に広がる小
     さな村です。
     村の歴史は古く、昔はフェニキア人によって銀や錫の採掘が行なわれ、鉱
     山が出来たことから発祥した村と言われています。

     ミハス山の岩面の斜面に密着するように立ち並ぶ白い家々はまるで絵本の
     ようで、年間を通じて外国からの多くの観光客が押寄せているそうです。
     日本人も多いのでしょう、日本語の看板をあちらこちらで見かけました。

     ミハスはアンダルシア地方のエッセンスとも言われ、白壁の家が続く魅力的
     な美しい町並みですが、坂道や階段が多く、面白い写真が撮れるポイントの
     町です。
     歩きが得意でない人には、名物ロバタクシーが重宝がられています。また水
     がおいしいことでも有名な村で、村の中に「AGUA POTABLE」と書かれた水飲
     み場があり、誰でも無料で飲むことができます。

  

  

  

   

  

              

     

   
  

 

 
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