映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

素敵な新年になりますように・・・。

2011年12月31日 | 日記

        献  寿  

                                2012年元旦

     あけましておめでとうございます。
     多難の一年が過ぎ、今年は日本が一つになって新しい国づくりをしなければ
     ならない年だと思います。
     私もまだまだ頑張りますで、宜しくご指導下さいますように・・・。

     去年は弟が他界し、本来ならば新年のお祝いはご遠慮しなければいけない
     のですが、弟は長い病苦から解放され、あちらの世界で幸せに暮らしている
     と思い直し、ご祝詞を申し上げています。

     私は昨年の12月はスペインの旅に出かけて気分転換を計り、新年に備えた
     つもりです。
     新年早々私の日常環境が少し変わりますが、その事はまた改めてご報告した
     いと思います。
     そしてこのブログも拙い内容ですが、一生懸命書かせていただきますので、
     どうか今年も宜しくお付き合いくださいますよう、お願いいたします。
     新しい年が皆様へ幸せを運ぶように、心からお祈りして・・・。
              
                                 中 島  賢

       

   
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今年最後の映画は 「私だけのハッピー・エンディング」

2011年12月30日 | 日記

        

     今年のラストはスペイン旅行記で行こうと思っていたのですが、このブログ
     はなんと言っても"映画が中心の・・・"ですから映画の感想にしました。
     ラストを飾る作品としては一寸寂しいのですが、お許しください。
     来年も映画中心は変わらないのですが、映画以外の分野に、巾を拡げた
     いと思っているのです。どうか来年も宜しくお付き合いください。

     さて「私だけのハッピー・エンディング」です。
     広告代理店でリーダーシップをとり、根っから陽気な性格で大切な仲間が
     沢山いるマリー(ケイト・ハドソン)は、仕事も恋も思うがまま楽しんでいると
     いう女性です。

     人生の全てが順調だったある日、検診で予期せぬ事実が発覚するのです。
     医師ジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)から大腸ガンで、余命半年と
     告知されます。
     迫り来る死の現実味におびえる中で、ジュリアンが彼女の支えになって行く
     のですが・・・。

     まさしくアメリカ版「エンディングノート」で、こちらは日本版と違いラブコメデイ
     ・タッチです。
     死と正面切って描くより、この作品のようにフィクションの方が見やすいなと
     思いながら見ました。
     下手をすればありきたりのドラマに陥ってしまう設定を、割と丁寧に撮っては
     いるのですが、監督のニコール・カッセルは女性監督なので、女性ならでは
     の演出ぶりも、結果的には実績不足で非常に纏まりが悪いです。

     主演のケイト・ハドソンは、コールディホーンの実の娘であり、ラブコメの女王
     とまでいわれている女優さんですが、品がないばかりか、外観が最後まで健
     康的な女性としか見えず、損をしています。
     相手役は「ジュリエットからの手紙」「バベル」などに出ていたガエル・ガル
     シア・ベルナルですが、むしろこちらの方が不器用だけど温かい気持ちをの
     医師役を上手く演じています。

     感想を書きながら、やっぱり節目節目にはそれなりの作品を選ぶべきで、今
     年最後の映画をこれにしてしまったことを少しばかり後悔しています。
     と言っても今年はこれで終わらざるを得ません。
     これまで、つたない文章の数々で大変失礼しましたが、来年は精進して、少
     しでも皆様に納得していただけるようなブログにして参りますので、宜しくお願
     いします。
     皆様、どうかよい年をお迎えください・・・。

          
               ↑スペインの旅スナップです。

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映画 「ワイルド7」

2011年12月29日 | 日記

        
     
     1969年から1979年にかけて「週刊少年ジャンプ」に連載され、未だにコア
     なファンを惹きつけている望月起也の名作漫画の実写映画化です。
     正直言って全然見る予定はなかったのですが、「私のハッピー・エンディング」
     を見るつもりで行ったら上映時間が変更されていて、仕方なく見たのですが・・・。

     簡単に言えば、犯罪者からスカウトされた白バイ警察官7人が、凶悪犯を追い
     詰めて行くおハナシ。
     「法で裁けぬ犯罪者はいっそその場で消去すべき」という原理主義的発想から
     生まれたのが"ワイルド7"で、選りすぐられた7人は、いずれ劣らぬ犯罪歴と
     特殊技能を併せ持つ元犯罪者なのです。

     国家の最高機密の一つとして、凶悪犯を退治する特命任務を与えられた7人で
     すが、ある日、犯人を追い詰めた時に謎のスナイパーが現われ犯人を射殺して
     逃走します。
     メンバーの一人飛葉(瑛太)は追跡するも見失い、迷い込んだ埠頭のクラブで黒
     髪の美しいユキ(深田恭子)に出会い、惹かれ合うのですが、ユキには大きな秘
     密があって話は段々難しくなって行く・・・まあ、ざーっとこんなおハナシです。

     バイクの乗り回し、銃のぶっ放し、派手なアクションと色々ありますが、根本的
     にはストーリーが古めかしいし、脚本の練りが足りません。加えて監督は「海猿」
     シリーズの羽住英一郎ですが、自己満足の演出で非常に纏まりが悪い出来ば
     えです。

     お金を取らないテレビで、時間を稼ぎながら進んで行くようなスタイルの映画です
     から、これでは料金が惜しいです。
     来年は映画の製作も興行も、質の問題・デジタルシステムによる上映設備の設
     置などなどがあり、余程しっかりやらないと映画界の将来にかかわる大事な年だ
     と叫ばれています。
     それなのにこんな映画づくりでいいのでしょうか・・・。
     一つ拾いものは、お芝居は上手くなかったけどいい感じの深田恭子を再認識です。
    
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大映株式会社宣伝部 ~ その7 (最終回)

2011年12月28日 | 日記

       
       ↑新人女優の水着撮影です。左から5番目は市田ひろみさん、右端は私
        の友達でもあった飯塚出身の松尾親代。後のスナップにも登場します。


     この題目も7回を迎えました。
     最初はほんの2~3回で終わるつもりだったのですが、書き始めると色々思
     い出し、こんなに長くなってしまいました。
     監督や俳優さんたちとのお付き合いを書き始めるとキリがないので、また折
     を見て新しいシリーズとして書かせていただこうと思っています。

     数年前まで熊本・福岡を中心に活躍されていたばってん荒川さんは、数年前
     惜しいことに亡くなってしまいましたが、彼が昭和40年代半ばに最初のレコ
     ードを大映レコードから出すことになり、デビューの宣伝に当時私と気心の合
     う人たちがいたKBC九州朝日放送に彼と挨拶に行った思い出もあります。
     彼はその後も福岡ではKBCをメインの仕事場にしていた律儀さも凄いし、亡く
     なる寸前まで「中島さんはどげんなさっとる?」と私の知人に聞いていたそうで
     これまた不思議な縁の一つだったと思います。

     それにしても戦友?の多くが亡くなりました。
     私の同期生ともいえる雷蔵も勝も、そして先輩だけど結構仲が良かった根上
     淳や船越英二も、更にいつもふざけ合っていた高松英郎や中条静夫も峰岸徹
     も・・・、寂しい限りです。(女優さんはみんな元気なのに・・・)

     私が大映を離れてから30年以上経ちましたが、映画の仕事をやってきたから
     こそ、また人情豊かな博多の街で素晴らしい青春時代を謳歌できたからこそ、
     今の自分があると思っています。
     キザに言うと「わが青春に悔いなし・・・」です。
     当時知り合った方たちとは今でも交流があります。会う度に思い出話になる
     のですが、そんな昔話をするなんて年をとった証拠だねと周囲から言われて
     も、そんな話が出来る仲間がいることに幸せを感じます。

     子供たちは独立して東京にいます。息子から結婚を機に本籍を東京に移した
     いと相談されて、「会津若松を捨てるなら勘当だ!」なんて言っていたのも、もう
     かなり昔のこととなりました。
     私自身が会津若松ではなく、博多の人で終焉を迎えたいと思い直しているの
     ですから・・・。

  
   左は浅丘ルリ子さんが大映に出たとき預かりました。右は潮万太郎の娘の弓恵子。

  
   左は北原義郎、右は高松英郎ですが、二人ともいつもこんな調子でふざけてました。

  
   左は江波杏子と顔が少し見える私。右は稲尾投手と二本柱だった島原投手、私、松尾親代 

                  
   今は亡き荒川ばってんさんと、亡くなる数ヶ月前に撮った写真です。

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映画 「永遠の僕たち」

2011年12月27日 | 日記

        

     元ば若者の愛と死を主題とした舞台劇"Of Winter and Water Birds"をベース
     にして、映画向きにアレンジしたものだそうです。
     それは映画を見終わって成程と思いましたが、上手く映画化されていると思
     います。
     今年の夏頃でしたが、若い人たちに近々公開の作品で何を見たいかを尋ねた
     ところ、一番多かったのがこの作品でしたので、そんな興味もあって映画館に
     足を運びました。

     交通事故で両親を失い、自分も臨死体験をした少年イーノック(ヘンリー・ホッ
     パー)は、見知らぬ他人の葬式に参列し、まるで遺族のようなふりをして覗くと
     いう変わった趣味の少年。高校を中退し、友人は彼にだけ見える第二次世界
     大戦で戦死した日本の特攻隊員の幽霊ヒロシ(加瀬亮)だけというはぐれもの
     なのです。
     そんな葬式ゲームの参加中、少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会います。
     程なく二人は恋に落ちますが、アナベルには持病があり、余命が3ヶ月だった
     のです・・・。

     私が年齢を食っているせいか、最初はなじめなかったのですが、暫らくすると
     のめり込んで見ました。この3人の主役がとてもいいのです。
     ちなみにイーノック役のヘンリー・ホッパーは、昨年急逝したデニス・ホッパー
     の忘れ形見で、この作品がデビュー作ですが将来性ありです。

     メガホンをとったのは「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング」のガス・
     ヴァン・サント監督で、俳優の持ち味を活かしながら一風変わったこの青春
     ドラマを上手く纏めています。
     物語は最初から死について語り、最後まで死がテーマなので、考え方によっ
     ては重いともいえますがカラッと描いていて、後味が意外にいい作品でした。
     好き嫌いはあるでしょうが、私的にはお薦めです。

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