映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「後妻業の女」

2016年08月31日 | 日記
   

    直木賞作家・黒川博行の「後妻業」を、大竹しのぶと豊川悦司の共演で映画化したもので、
    「愛の流刑地」「源氏物語 千年の謎」の鶴橋康夫監督がメガホンをとっています。次から
    次ぎと資産を持つ独身老人の後妻に収まり、多額の金品を貢がせたり、遺産相続を狙う
    「後妻業」を生業とする女の姿を描いた内容です。
    大竹しのぶ、豊川悦司のほか、尾野真千子、長谷川京子、永瀬正敏、水川あさみ、余貴美
    子、ミムラ、泉谷しげるらに加えて、後妻業にはまる面々は伊武雅刀、笑福亭鶴瓶、津川
    雅彦が共演していて豪華そのもの。

    期待して見た作品ですが、大竹しのぶのバイタリティある演技だけが目立つ作品で終わっ
    ています。最初の状況を映像ではなく、モノローグで語るところからして邪道ですし、一番
    の欠点は脚本と演出のまずさで、シリアスな演出やコメディタッチのそれが混在して全体
    的に纏まりがいま一つです。
    コシリアスで通しても、笑いは真剣にやればやるほど笑が起こる方が効果的だと思います。
    ラストは全く変で、主演の二人がニコニコしながら次の獲物を狙う感じで終わりますが、二
    人とも殺人犯なのですよ、いくらなんでも可笑しいです。その前のシーンであのまま死んで
    しまった方が良かったと思います。残念作以前の出来です。




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映画 「ゴーストバスターズ」

2016年08月30日 | 日記
   

    ニューヨークを舞台にして幽霊退治に挑む科学者たちの活躍を描く内容で、1980年代に
    大ブームとなったホラー・コメディ「ゴーストバスターズ」を、新たに女性をメインキャラクタ
    ーにして復活させたアクションコメディです。

    「ゴーストバスターズ」となる4人のメインキャラクターをクリステン・ウィグ、メリッサ・マッカ
    ーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズが演じ、「アベンジャーズ」「マイティ・ソー」
    のクリス・ヘムズワースが共演。84年製作の「ゴーストバスターズ」を手がけたアイバン・ラ
    イトマン監督がプロデューサーとして参加し、監督は「ブライズメイズ 史上最悪のウェディ
    ングプラン」のポール・フェイグがメガホンをとっています。

    この作品は二番煎じに加えて最初からセリフが多く、またかと思っていましたらお化けがニ
    ューヨークを荒らしまわるあたりから俄然面白くなります。女性の4人組もそれぞれ個性が
    あってこのキャストは成功だし、音楽もいいし、肩のこらない娯楽作品なので友人と一緒に
    見るにはもってこいの作品と言えましょう。続編が出る雰囲気ですが、楽しみにしています。




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大映宣伝部・番外編の番外 (125) 須賀不二夫さん

2016年08月29日 | 日記
   

    

    

    

    今回は大映が倒産する最後まで、契約俳優として社員名簿に載っていた須賀不二夫さん
    です。
    大正8年(1919)に兵庫県淡路島で生まれた彼は、中学卒業後俳優を志し昭和12年(1937)
    に新興キネマ入社が俳優業のスタートでした。しかし兵役にとられましたが終戦、古川緑波
    一座など舞台を経験して昭和27年(1952)に松竹入社、本格的な映画俳優を目指します。

    松竹では主として現代劇の二枚目として売り出され、誰もが松竹の人だと思っていると思い
    ますが、昭和34年(1959)にフリーとなり、主な仕事場に大映を選びました。
    真面目人間役から悪役まで、大映では現代劇も時代劇もこなせる手堅い演技派の脇役とし
    て重宝がられましたが、特に時代劇では悪家老とか悪徳商人役の須賀さんを覚えている方
    も多いと思います。

    「四谷怪談」「かげろう絵図」「不知火検校」「悪名シリーズ」「新撰組始末記」「新・座頭市」
    「眠狂四郎勝負」「宿無し犬」「続・兵隊やくざ」「白い巨塔」「怪談雪女郎」など約60本の出
    演作品があります。大映倒産後も映画・テレビで活躍していましたが、平成10年(1998)に
    78歳で亡くなっています。







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「おわら風の盆in向島」は、その後?

2016年08月27日 | 日記
 

          

    かなり以前に私は墨田区向島に住んでいたことがあります。浅草寺まで歩いて五分の
    所でしたから浅草は我が家の庭で季節ごとのイベントを楽しみました。
    もう一つ忘れられないのが10月に向島で開催されていた「おわら風の盆in向島」です。
    地元の料亭などが富山市八尾町の「おわら風の盆」にならって作ったもので、夜3日間
    にわたり胡弓や三味線の静かな演奏に合わせ、顔が見えないくらい編み笠を深くかぶ
    った男女の列が、ほとんど照明なしの道をしなやかに踊りながら進むというもので、多く
    の観客とともに私は2年続けて見ました。

    そのお気に入りのイベントが、東京を離れた私に本場の富山市八尾の越中八尾観光協
    会から「風の盆」の名称を用いたことにクレームがついたという話を聞かされました。
    向島側は八尾町のPRになる筈というのに反し、本家側は町に古くから伝わる豊作を願
    う伝統行事で、八尾町で開催することに意義があるし、名称は商標登録されている」と譲
    らず、その後は中断されたとのこと。そのまま中断されたのか、名称を変えて存続してい
    るのか、ご存知の方がおられたら教えていただきたいのですが・・・。

     
 




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映画 「X-MEN:アポカリプス」

2016年08月26日 | 日記
   

    2,000年の第一作以降人気シリーズになった、マーベルコミック原作のアクション大作
    「X-MEN」の前日譚を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「X-MEN:フューチ
    ャー&パスト」の続編で今作は6作目になります。
    人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカ
    リプスが、数千年の眠りから目を覚ますところから始まります。
    アポカリプスは世界の破滅を計画。その企みを阻止するプロフェッサーXやミスティーク
    らが率いる若きX-MENたちの活躍が見どころです。
    シリーズ第1作「X-MEN」や、前作「X-MEN:フューチャー&パスト」を手がけたブライアン
    ・シンガーが監督。出演はお馴染のジェームス・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、
    ジェニファー・ローレンスに加えて、アポカリプス役にオスカー・アイザックが出ています。

    シリーズの何作目かの感想で、大体神様同士の争いなんて可笑しいし面白く無いと書
    いた記憶がありますが、この点は今回も然りです。シリーズ物は面白さも質も低下する
    とは一般的に言われる通りで、ストーリーもアクション場面もこの手の作品からの寄せ
    集め様相。最初からアクションの連続で、それも敵味方や物語がゴチャゴチャしていて
    紙芝居の様相ですが、紙芝居なりの面白さは少しばかりは有るとは言えるでしょう。
    ご贔屓のジェニファー・ローレンスが全く生かされていないのも私の不満の一因かもし
    れません。



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