映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「RED / レッド」

2011年01月31日 | 日記

         

     題名は、Retired(引退した)Extremely(超)Dangerous(危険人物)の頭文字を
     取って→「RED」になります。
     原作はグラフィック・ノベルで、漫画っぽい内容ですが、ブルース・ウイルス、
     モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィっチ、ヘレン・ミレン、アーネスト・ボー
     グナインなどという顔合わせで中々贅沢な作品です。

     静かな引退生活を送る元CIAの男は、役所の年金係の女性と電話で話をするの
     が一番の楽しみだったのですが、その彼が突然政府の暗殺部隊に襲われます。
     そこで彼は昔の仲間たちと共に巨大な陰謀に立ち向かう・・・というお話です。
     まず豪華なキャストに加えて、懐かしい顔ぶれの配役が見どころの一つになっ
     ています。

     ただ豪華で懐かしいメンバーがドンパチやるだけではなく、物語も充分練り込ん
     であり、謎とユーモアが加わって楽しく見せてくれます。
     娯楽アクション物として快作と言える出来で、監督は「フライトプラン」のロベルト
     ・シュヴェンケです。

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イタリアの旅 (4) ~ ヴェネツィア ~

2011年01月30日 | 日記
 

     ベローナからバス・ボートを利用して約二時間半、中世イタリアを代表する
     海運王国だったヴェネツィア(ヴェニス)に到着です。
     無数の運河をゴンドラに揺られながら渡ったり、またはまるで迷路のような
     路地裏的商店街をさまよいながら、とにかく魅惑的な風景が楽しめる街全体
     が世界遺産です。


     この街の中心とも言えるサン・マルコ寺院前のサン・マルコ広場は、映画
     「旅情」でキャサリン・ヘプパーンが一人でコーヒーを飲むシーンがあまり
     にも有名ですが、近々公開されるジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー
     の「ツーリスト」では物語の背景としてふんだんに出てくるそうですから楽し
     みです。


     十字軍の遠征で主導権をにぎり,東方貿易で栄えたヴェネツィア(ヴェニス)
     は14世紀に最盛期を迎え、更に15~16世紀にかけては芸術文化が花開き、
     サンマルコ広場をはじめとする街の輪郭が完成したのだそうです。
     そして18世紀、この地に侵攻してきたナポレオンが、サン・マルコ広場を
     「世界一美しい広場」として絶賛し、現在でも世界中から観光客が集まる
     のも納得できます。


     150の運河、400以上の橋、117の島からなる水上都市で、海抜0mで満潮時
     には街全体が海水で溢れ、広場などでは足場を作って歩行が出来るような
     工夫が凝らされています。


     肝心のサン・マルコ大聖堂のご紹介が遅れましたが、828年にアレキサン
     ドリアから運ばれた聖マルコの遺骸を安置する場所として礼拝移動堂を建
     てたのが起源で、18世紀末にナポレオンが占領した時、屋根のない宮殿と
        して絶賛した寺院でもあります。


     先に橋が多いことも書きましたが、運河にかかった「ため息橋」も有名で、
     運河に沿って建てられた石牢の建物から、刑場に引かれていく囚人が、この
     橋の上で"溜息"をついたので付けられたと伝えられています。
     ちなみにカサノヴァが脱獄した牢獄としても著名ですし、日没の瞬間にこの
     橋の下でキスしたカップルは結ばれるというジンクスがあるそうですよ。
 

     もう一つ、ここのカーニバル(謝肉祭)は世界的に有名で、街にはカーニバル
     の仮面を売る店が沢山並んでいましたが、毎年1月下旬から11日間にわたっ
     て開催されますので、ここに照準を合わせて旅行するのも面白いと思います。

     次回はベネチアから約三時間半かけて、ここも世界遺産の街フィレンツェに
     向います。

  
      左は、海岸を歩く女性ですが、海抜0mをご想像ください。
      右は、早速元気な私の登場です・・・。
  
      左は、海水が満ちてこないサン・マルコ広場です。
      右は、どんどん海水が広場に入ってきます・・・。↓下4枚もその状景です。
  

  

  
      左は、迷路みたいな街の風景で、お巡りさんをパチリ。
      右は、雑貨屋ですが、仮面などカーニバル用品が多く陳列されていました。
  
      左は、街にひっそりとグッチの店です。街に似合った店舗。
      右は、ガラス細工のお店で見た実演です。
  
      左は、本文でご紹介した"ため息橋"です。
      右は、私も前から乗ってみたかったゴンドラに・・・。
  
      左は、まるで海上にそびえる感じのサンタ・マリア・デッラ・サーチ教会。
      右は、ここでも自由の女神を発見しました。
  
      左は、ゴンドラから見た町並みです。
      右は、遂に粋なオヤジを発見しました・・・。
  
      左は、運河からの風景です。
      右は、サン、マルコ広場に群がるハトを相手に。下↓も一緒です。
  
      
  
          左は、海岸やゴンドラの乗り場下りる場所などにたむろする露店です。
          右は、元気な私。ここでも早速お友だちが出来ました。

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映画 「白夜行」

2011年01月29日 | 日記

                  

     「白夜行」は数多くの作品が舞台化、テレビ・ドラマ化、映画化されてきた
     東野圭吾のベストセラーを映画化したものです。
     私も東野圭吾のファンなので公開初日に早速見てきました。


     ある殺人事件を扱った刑事(船越英一郎)は、定年退職してもなお、被疑者
     死亡で解決された事件に疑問を持ち、当時の関係者を洗い直します。
     加害者の娘(堀北真希)で、遠縁の養女となった女性の周囲で、更に事件が
     起こっていることに気付いた元刑事は、やがて被害者の息子(高良健吾)と
     彼女の関係を探りはじめるのでした・・・。


     東野圭吾の原作は、物語構成の緻密さと、登場人物の心理描写がとても
     面白いのですが、映像に上手く移し変えることが出来るかと気になってい
     ました。


     原作をしのぐ面白さがあると評価されたものは数多くありますが、結論か
     ら言わしてもらうと今回は大惨敗と思います。
     膨大な内容ですから、映画なりの省略するものはして、上手く纏めればい
     いのですが、それが出来ていませんし、劇的な起伏にも乏しいし全くメリ
     ハリがついていません。


     これは監督の未熟さ、脚色の不味さもありますし、更に撮影・録音・編集
     のレベルが低いのも気になりました。
     もう一つ大事なことは堀北真希がミスキャストです。
     映画化にあたり、最初の段階でスタッフ・キャストを編成して行くのですが、
     その段階からミスっているとしか思えません。

     本日初日、福岡キャナルシティのシネコンで、第一回目に入りましたが、
     観客は私を含めて55人でした。

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映画 「僕と妻の1778の物語」

2011年01月27日 | 日記
             
             

     この作品は中々映画館に足が向かなかったのですが、やっぱり見ておこう
     と思い直して行ってまいりました。
     SF作家・眉村卓と2002年に大腸ガンで亡くなった夫人との間にあった夫婦
     愛の実話を基にした作品です。


     実際は16年連れ添った夫婦のお話しなのですが、映画は高校生のとき出会
     って結婚した若い夫婦に置き換えてています。
     余命1年と宣告された妻のために、毎日欠かさず短編小説を書き続ける夫。
     笑いが免疫力を高め、ガンの進行を防ぐと信じた彼は、夫人のためだけに
     彼女が笑ってくれる短編小説を5年近く書き続け、医者から言われた余命
     1年を大きく超えたのですが・・・。


     夫婦役は草剛と竹内結子を、監督はテレビ畑の星護が当たっています。
     この手の物語は決して目新しくはありませんが、これは実話を基にしてい
     るので題材として料理のし甲斐があったと思います。


     あまりくどくど書きたくありませんが、竹内はまあヨシとして、あの脚本と
     あの演出に、草剛を他の人に代えて作っていたら、もっと素敵な感動作
     が誕生しただろうに・・・と残念に思っています。
     更にどうしてだらだらと139分も引っ張るのか、それも判りません。
     見たのは公開日から14日目の午前の部でしたが、観客は私を入れて10人で
     した。

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映画 「グリーン・ホーネット」

2011年01月26日 | 日記
 
               

     昼間の顔は新聞社の青年社長、しかしその正体は夜な夜な相棒と共に
     犯罪者と闘う謎のヒーロー「グリーン・ホーネット」と、これは60年代の
     アメリカ・テレビドラマのリメーク版で、今回はミシェル・ゴンドリー監督
     により3Dとなって登場です。

     グリーン・ホーネットと相棒は、グリーンのスーツとマスクに身を包み、
     最新科学装置を凝らした愛車ブラック・ビューティーを駆り、ギャングの
     支配者を追い詰めるのですが・・・。

     主演はアメリカで国民的人気を誇るコメディアンのセス・ローゲンで、主演
     のみならずプロデュサー、脚本も彼だそうです。
     しかしその演技も人を笑わせる仕草もどうしても日本人には受け入れ難く、
     その軽薄なキャラクターは新聞社の社長どころかヒーローの姿に遠く及ば
     ない感じです。

     また相棒役はテレビでブルース・リーが演じた役で、今回は台湾出身の俳
     優ジェイ・チョウですが、ずーっと格落ちの感じです。
     更にキャメロン・ディアスが秘書役で顔を出していますが、これはご愛嬌と
     いったところです。
     しかもご丁寧に3Dですが、これをどうして3Dにする必要があったのか、
     理解に苦しみながら見ました・・・。



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