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「レッドクリフ」のジョン・ウー監督が今回の脚本に惚れこみ、台湾の
スー・チャオピンと共同監督した作品です。
肝心の中国や中国語圏ではあまりいい成績が上がっていないと聞
いていたし、日本でもあまり話題になっていないので、少し心配しな
がら映画館に駆けつけました。
物語は明王朝時代、伝説の武芸家・達磨大師のミイラを得た者は絶
大なる力を手にし、中国武術界の覇権を握るとされていました。
暗殺組織・黒石の女刺客シーユー(ミシェル・ヨー)は、忌まわしい過去
と決別するため、ミイラと共に姿を消します。
やがて彼女は名前を変え、心優しいアシャン(韓国俳優チョン・ウソン)
と結ばれるのですが、黒石の追っ手が彼女を見逃すわけがなく、二人
に迫ってきます・・・。
もともと二人の監督が、女優ミシェル・ヨーに相応しい武侠アクションを
ですが、ワイヤー・アクションを使った見せ場に新味がないことが不満
です。
しかも一番肝心のストーリーもありきたりで斬新さを感じません。
タイトルを見ていて衣装・ワダ・エミを発見し、少しばかりホッとしました。
昨日感想を書いた「サンザシの樹の下で」のチャン・イーモウ監督も、仕
事ぶりに進歩が見られないと書きましたが、ジョン・ウー監督にも同じ言
葉を書かざるを得ないのは誠に残念です。