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スパイ小説の巨匠といわれるジョン・ル・カレの同名小説を、「コントロール」の
アントン・コービン監督が映画化したサスペンスです。今年の2月に46歳で亡く
なったフィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作となりました。
ドイツの諜報機関でテロ対策チームを率いるバッハマン(フィリップ・シーモア・
ホフマン)は、密入国したチェンチェン出身の青年イッサ(グレゴリー・ドブリギン)
に目をつけます。
イスラム過激派として国際指名手配されているイッサは、人権団体の女性弁護
士アナベルを仲介してイギリス人銀行家ブルーと接触。バッハマンはブルーが
経営する銀行に、テロ組織に武器購入資金を送り込む秘密口座が存在してい
ると睨みます。
ドイツ諜報機関やCIAがイッサ逮捕に向けて動きだすなか、バッハマンはイッサ
をわざと泳がせることで、裏に介在する大物を狙いますが・・・。
共演は「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス、「グランド・ブダペスト・ホ
テル」のウィレム・デフォー、「ラッシュ プライドと友情」のダニエル・ブリュールら
実力派が揃い、あたかも演技合戦の様相ですが、今回も渋くて味のある演技を
見せてくれたフィリップ・シーモア・ホフマンは劇中でピアノまで弾いて聞かせてく
れます。これが最後のホフマンかと思うと寂しくなります。
そしてこの作品は、銃声のない諜報合戦で画調は重いのですが、映像が素晴ら
しいし、次の展開はどうなるのだろうと期待して見ているのでとても面白いです。
勿論お薦めの一本です。
↓ 本日、街で拾ったスナップです。(映画とは無関係)
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