映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「シン・シティ 復讐の女神」

2015年01月31日 | 日記

   

     前作の「シン・シティ」(2005)から9年ぶりとなる続編です。アメリカのグラフィッ
     ク・ノベルの構図や色彩を意識したアーティスティックな映像が、更に進歩して
     いるというので期待して見ることにしました。
     原作者フランク・ミラーと、前作同様にロバート・ロドリゲスが共同監督を務め
     て映画化した作品です。

     悪徳がはびこる街シン・シティを舞台に、モノクロームの中に一部分色彩が映
     し出される映像スタイルは前作同様で、原作から取り出した2つのエピソードと、
     新たに書き下ろされた2つのエピソードを組み合わせ、愛する者を奪われたダ
     ンサーのナンシーや、ギャンブラーのジョニーらが、腐敗した権力者に立ち向
     かう姿を4っの挿話に分けて描いています。

     キャストはジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、ロザリオ・ドーソン、ブルース・ウ
     ィリスら多数が前作から続投している他、新たにジョシュ・ブローリン、ジョセフ
     ・ゴードン=レビット、エバ・グリーンらが加わっています。

     メイン画面がモノクロで一部分がカラーというのは、最近テレビのコマーシャル
     で良く使われている手法ですが、この作品は全編がそのスタイルです。
     手法そのものに賛否があるようですが、監督の一人よがりで成功しているとは
     思えませんし、まるで縁日の見世物小屋に入った感じがして、私は全く感動なし
     です。
     肝心なストーリーは、この手法を除いては新味がないので、結局は薄味のアク
     ションものに終わっています。

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映画 「スパイ・レジェンド」

2015年01月30日 | 日記

   

     5代目ジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナンが、13年ぶりにスパイ・ア
     クション映画に挑んだ作品です。

     ザ・ノベンバー・マンというコードネームで活躍した元CIAエージェントのピーター・
     デベロー(ピアース・ブロスナン)は、スイスで静かに引退生活を送っていました。
     しかし、当時の同僚たちが次々とCIAによって消されるという異常な事態が発生。
     かつて愛した元同僚の女性も目の前で殺されてしまいます。

     ピーターは自らが育てた現役最強のCIAスパイを相手に、攻防を繰り広げながら
     真相を追いますが、事件の裏には、ロシア大統領選をめぐる国際的な陰謀が隠
     されていて・・・。監督は「バンク・ジョブ」「13デイズ」のロジャー・ドナルドソン、共
     演に「007 慰めの報酬」(2008)でボンドガールを務めたオルガ・キュリレンコが登
     場して花を添えます。

     ピアース・ブロスナンはお歳の割には派手な身のこなしを見せてくれるし、作品
     全体にスピード感もあって悪くはないのですが、お話し自体がご都合主義もいい
     ところで、簡単なことを難しく仰々しく表現しているのが気になります。
     続編まで決定しているそうですが、B級作品の楽しさを考えながら、もう一本ぐら
     い製作するのは賛成です。


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日本舞踊泉流・花泉会初舞会

2015年01月29日 | 日記
    

            ↑筑前琵琶「天の羽衣」泉花三照さん、泉徳乃さん
      
         ↑舞台を見守る泉徳三照・師匠
      
         ↑長唄「雨の五郎」泉葵三照さん

     先の日曜日、1月25日は日本舞踊泉流・泉徳三照師匠のご自宅稽古処で行
     なわれた、毎年恒例の「花泉会 初舞会」にお招きを受けて伺いました。
     早いもので花泉会にお招きをいただくようになって5年が経ちます。いつもなが
     ら思うのは、泉徳三照師匠のお人柄と指導ぶり、お嬢さんである泉徳乃さんの
     仕切りぶりが素晴らしいと感じるのは毎度のことですが、今年は徳乃さんによ
     るお弟子さんへの指導ぶりが際立っているように拝見しました。

     1年に2度、皆さんの踊りを拝見していますが、今回感じたことは、年配のお弟
     子さんで体調を崩されている方が多かったのですが、それでも一生懸命に踊ら
     れていること、去年名取になった高校1年生の泉雛三照さんは、ますます進歩し
     た踊りを見せてくれたこと、もう一つは今年芸大を目指して受験中なのに、格段
     の進歩を見せてくれた高3の泉葵三照さんにも感嘆です。このブログからも貴女
     が芸大に合格されることを心からお祈りする次第です。

     初舞会に続いては、いつもながら楽しい"花幸"での宴会となりましたが、この模
     様は添付した写真をご覧ください。
     お聞きしたことによれば、泉徳三照師匠は今年八十歳を迎えられるそうで、これ
     を記念して、本年12月に博多座で舞踊会を開催されることが決まったことも伺い
     ました。
     会のご成功をお祈り申し上げると共に、徳三照師匠をはじめご一門の益々のご
     躍を心からお祈り申し上げます。
     最後になりましたが、今回もお招きいただきまして心からお礼申し上げます。
     有難うございました。

          
       ↑長唄「猿舞」泉仁三照さん    ↑常磐津「夕月」泉扇鈴さん
          
       ↑小唄「山中しぐれ」泉萩三照さん ↑長唄「藤娘」泉雛三照さん
          
       ↑長唄「猿舞」泉紫津穂さん    ↑新内「来ぬ人を」泉花三照さん
      
        ↑常磐津「東都獅子」泉雛三照さん、泉葵三照さん
      
        ↑清元「北州」泉徳乃さん
  
                 ↑皆さんで「粕谷音頭」
 


            

  

   
                        
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映画 「トラッシュ! この街が輝く日まで」

2015年01月28日 | 日記

   

     ブラジルのリオデジャネイロを舞台に、スラム街の少年たちの起こした行動が、
     やがて街に希望をもたらしていく様子を描いたアンディ・ムリガンの原作を、「リ
     トル・ダンサー」のスティーブン・ダルドリー監督がミ、ステリー仕立てで描いた
     イギリス映画です。

     リオデジャネイロ郊外で、毎日ゴミ拾いをして暮らしている3人の少年が、ある
     日、ゴミ山の中で現金や鍵・写真などが入った財布を拾います。
     すぐに警察が現れ、財布に報奨金がかけられたことから、3人はなにか重要
     なものだと察知。財布に隠された秘密を解明しようと秘密裏に行動しますが、
     その財布には世界を揺るがす重大な秘密が隠されていたのです。

     警察は捜索を開始し、少年たちがなにか隠していると睨み、少年の一人を連
     れ去り暴行を加えスラム街を焼き払うのです。
     街は大混乱に落ち入りますがが、少年たちは知恵を振り絞って警察の追跡を
     かいくぐり、隠された真実に近づいて行きます・・・。

     まず脚本の出来がいい事に気が付きますが、最初からの展開~ラストまで実
     に緻密に計算されていて、上手さとパワーを感じました。
     主人公は子供たちですが、これは大人が十分に楽しめる大人の映画です。子
     供どもたちはこの作品のために現地で集めた素人だそうですが、実に生き生
     きとして自然だし、ハリウッドの俳優とコラボしていて上出来です。
  
     あまりにも汚いゴミ処理場の場面が多く、スラム街とともに凄まじい光景に一
     瞬目を背けますが、物語に上手く溶け込んでいるので、見ていて途中から馴
     れます。中々面白い作品ですよ。


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映画 「バンクーバーの朝日」

2015年01月27日 | 日記

   

     時代は1914~41年。貧しい日本を飛び出してカナダに渡った日系移民たちの
     中から、アマチュア野球チーム「バンクーバー朝日」を結成して活躍、2003年
     にカナダ野球殿堂入りを果たした実話を映画化した作品です。

     1900年代初頭、新天地を夢見てカナダへと渡った多くの日本人が、過酷な肉
     体労働や貧困、差別という厳しい現実に直面します。そんな時期、日本人街
     に誕生した野球チーム「バンクーバー朝日」は、白人チーム相手に負け続け、
     万年リーグ最下位でした。

     ある年、キャプテンになった笠原(妻夫木聡)は、偶然ボールがバットに当たっ
     て出塁したことから、バントと盗塁を多用するプレースタイルを思いつきます。
     その戦法は「頭脳野球」と呼ばれ、同時に正々堂々と戦い抜く彼らの姿は、日
     系移民たちに勇気や希望をもたらすばかりでなく、白人社会からも賞賛と人気
     を勝ち取って行きますが・・・。

     監督は「舩を編む」の石井裕也。主演は妻夫木聡のほか、亀梨和也、勝地涼、
     上地雄輔、池松壮亮がチームメイトを演じ、高畑充希、佐藤浩市、宮崎あおい、
     貫地谷しおりらの豪華共演陣です。
     それでもあまり評判が良くなかったので、見ないつもりでしたが結局見ました。

     まず最近では稀にみる退屈な映画です。ご贔屓の石井監督に望みをかけてい
     たのですが、まるで別人のように切れ味の鈍い演出です。一番悪いのは脚本
     で、「八日目の蝉」を書いた同じ人とは思えないくらい展開がぬるいので、これ
     では面白いお話になる筈はないし、これに対しても監督として手を入れていな
     いのが大不満です。

     バンクーバーの雰囲気も出ていないし、俳優の使い方も悪く、ほとんどの俳優
     が生かされていません。かろうじて合格点は高畑充希くらいでしょうか。
     もう一つ褒めたいのは撮影で、さすが新進気鋭の近藤龍人だと感心しました。

     この後「アゲイン 28年目の甲子園」「KANO 1931海の向こうの甲子園」を見てい
     ますが、同じ野球を扱った作品なのに少しは見習って欲しいです。
     「バンクーバーの朝日」は思い出しても情けなくなります。

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