映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「三度目の殺人」

2017年09月29日 | 日記

   

    「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再びタッグを組み、是枝監督のオリ
    ジナル脚本で描いた法廷心理ドラマです。
    勝つことにこだわる弁護士・重盛は、殺人の前科がある男・三隅の弁護を仕方なく担
    当することに。解雇された工場の社長を殺害して死体に火をつけた容疑で起訴されて
    いる三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。しかし三隅の動機はい
    まいち釈然とせず、重盛は面会を重ねるたびに、本当に彼が殺したのか確信が持てな
    くなって行きます。

    是枝監督作には初参加となる役所広司が殺人犯・三隅役で、「海街diary」の広瀬すず
    が物語の鍵を握る被害者の娘役を演じるほか、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、
    橋爪功などが顔を揃えています。

    オリジナル物で題材は至極面白いのですが、これはどうしても文章で読む世界だと思
    います。映像にしてしまうと判り辛い場面がありますし、物語としてのメリハリというか展
    開が平板なのが気になります。見る誰もが内容をよく理解して楽しむ、堪能するところ
    まで行っていないと思うのです。つまり作る側の独り善がりの傾向が強いのです。オリ
    ジナルではあるし意欲作ですが私は不満タラタラでした。それにしても役所の熱演と成
    長している広瀬すずには拍手です。





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楽しかった旅の一コマ (142) 海外で出会った変な外国人

2017年09月28日 | 日記

  

   

    海外を旅すると時々変な外人に出くわします。大概は日本に居たことがあり、日本の
    ことを話したがる外国人です。
    私がヨーロッパの新幹線とも言えるTGVでジュネーブからパリに向かう車中、隣の席
    に座ったアメリカ青年が以前福岡の板付にいたというのです。福岡での生活はとても
    楽しかったそうで、私も楽しい思いで話しの相手になりました。

    もう1人はパリのレストランのウェイター。ペラペラの日本語ですが、なんとこれがコテ
    コテの関西弁。このレストランはフランスの著名映画俳優もよく訪れるそうで、彼がい
    つもお客に日本の思い出話を関西弁でしゃべっているかと思えば、これも楽しいです。

       




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映画 「ダンケルク」

2017年09月26日 | 日記
   

    映像の魔術師の異名を持つクリストファー・ノーラン監督が、初めて実話をもとに描く
    戦争映画です。史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2
    次世界大戦のダンケルクの戦いを描いています。
    ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機
    といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと
    追い詰めて行くのです。
    この絶望的な事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り
    残された兵士40万人の救出を命じ、軍艦はもとより民間の船舶も総動員したダイナモ
    作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなるのです。

    出演は、この作品が映画デビュー作となる新人のフィオン・ホワイトヘッドのほか、ノー
    ラン作品常連のトム・ハーディやキリアン・マーフィ、「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミ
    ー助演男優賞を受賞したマーク・ライランス、ケネス・ブラナー、「ワン・ダイレクション」
    のハリー・スタイルズらが顔を揃えています。

    我が家の引越で浮足立っていた私でしたが、従来の生活リズムを少し取り戻し、最初
    に見た作品で、珍しいスタイルの戦争映画と言えます。何故かと言うと敵が出てくるの
    はほとんど航空機だけで、悲惨な負け戦の状態を描いた内容なのですが、それでも最
    後まで緊迫感に溢れていて上質の作品としてじっくり鑑賞が出来ます。
    お話も陸・海・空での別個の挿話が並行しますが、構成の上手さを褒めたいです。疲れ
    ていた身で久しぶりに映画館へ行った私ですが、中々見応えがあった作品で、音楽・音
    響の効果のよさも成功の一つでしょう。お薦めです。




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大映宣伝部・番外編の番外 (172) 契約監督、脚本家、撮影技師 ④

2017年09月25日 | 日記

  

    引越で日ごろの生活リズムが崩れていたのですが、まだ本調子と言えないまでも、か
    なり以前のリズムが出てきたかなーと思っています。これからは一層頑張りますので、
    宜しくお付き合いください。
    今回は最後の社員名簿に掲載されている契約監督と脚本家に契約撮影技師です。こ
    の方たちも大映が倒産するまで一緒に仕事をした戦友です。


    契約監督
      井上芳夫、池広一夫、島 耕二、田中重雄、田中徳三、富本壮吉、増村保造、
      三隅研次、村野鉄太郎、村山三男、森 一生、安田公義、弓削太郎、

    契約脚本家
      浅井昭三郎、石松愛弘、大塚 稔、笠原良三、小滝光郎、白坂依志夫、高岩 肇、
      高橋二三、直居欽哉、長谷川公之、舟橋和郎、星川清司、八尋不二、依田義賢、
      吉岡道夫、吉田哲郎、

    契約撮影技師
      上原 明、小原譲治、小林節雄、武田千吉郎、中川芳久、牧浦地志、宮川一夫、
      宗川 弘、森田富士郎、渡辺公夫、

    契約特撮技師
      田中貞造

    監督の中にこの人が居ないと気付かれた方がおられると思いますが、何本かの監督
    作品があるものの、身分は助監督の人が居るのです。同じく契約ではなく社員俳優の
    人たちも居りますので、次回はその方たちを取り上げます。




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楽しかった旅の一コマ (141) 名指揮者カラヤンの生家周辺

2017年09月22日 | 日記

    
                  ↑ カラヤンの生家
       
       

    ザルツブルクはオーストリアのザルツブルク州都で、人口は約15万人の街です。
    オーストリアは第一次世界大戦で疲弊した国でしたが、そんな時にこそ音楽の力
    が必要だと、1920年に第一回ザルツブルク・フェスティバルを開催、これが現在で
    は世界一の芸術フェスティバルといわれるザルツブルク音楽祭の始まりとなったの
    です。
    ここはモーツァルトが生れた街として有名ですが、新市街には音楽界に多大なる功
    績を残した名指揮者ヘルベルト・カラヤンの生家もあり、多くの観光客が立ち寄る場
    所でもあります。
    カラヤンの生家は街の中を流れるザルツアッハ川沿いにあり、すぐ横にある橋には
    写真のように幸せを祈る男女が橋の欄干に鍵をかけることでも有名です。



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