映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ジョーカー」

2019年10月30日 | 日記

   

   「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェ
   ニックス主演&トッド・フィリップス監督で撮った作品です。
   道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、い
   かにして誕生したのか。原作にはないオリジナルのストーリーで描いています。
   「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大道芸人
   として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしてい
   たはずの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していくのです・・・。
   これまでジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレット・レトが演じてきたジョ
   ーカーを、今作は「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが新たに演じ、共演は
   ロバート・デ・ニーロです。「ハングオーバー!」などコメディ作品で手腕を発揮し
   てきたトッド・フィリップスがメガホンをとっています。

   最新のベネチア国際映画祭のコンペティション部門では、DCコミックスの映画化
   作品としては史上初めて、最高賞の金獅子賞を受賞しました。
   物語自体は楽しく見ることが出来ない内容でしたが、映画の作り、脚本、演出、
   演技、カメラ、音楽、音響効果などでの総合得点が高く、全てに纏まった作品と
   して感動しながら見終わりました。私的には文句なしです。凄い映画を作ったも
   のですね。




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続・大映宣伝部 (21) 永いお付き合い、その2

2019年10月28日 | 日記

    

    

          

   先日は北原義郎さんとの永い付き合いを書きましたが、今回は50年の付き合
   いを続けている藤巻潤さんです。大映後は中々会えなかったのですが、”本郷
   功次郎を偲ぶ会”で久しぶりに会うことが出来ました。巻さん(ニックネーム)は
   私のことをよく覚えていて嬉しかったし、大映時代の思い出話に加えて、お互い
   の子供が成長し、どちらもIT関係の仕事をしている事もあって話の花が咲いた
   次第。

   彼はニューフェースとして大映に入社、田宮二郎や叶順子、本郷功次郎らと同
   時期に揃って活躍しました。大映後は邦画各社の出演に加えてテレビドラマ、
   舞台などに活躍の場を移しています。中でもテレビの「鬼平犯科帳シリーズ」は
   彼が一番大事にしてきたドラマでした。
   一方彼は多彩な才能の持ち主で、自動車レースのドライバーとしてモンテカル
   ロラリーなどにも出場しているし、歌も上手で大映レコードでは第一号が勝ちゃ
   んの「座頭市の唄」で、第二号が巻さんの「若親分」でした。

   巻さんは1936年の生れですから現在83歳。最近もお互いに電話をしたり、上
   京時は食事を一緒にしたりで楽しくやっていますが、いつまでも元気で真面目
   で律儀な巻さんの姿を見続けたいものです。

    

    




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映画 「蜜蜂と遠雷」

2019年10月25日 | 日記

  

   直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の同名小説を実写映画化した作
   品です。
   ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き
   4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天
   才少女・栄伝亜夜、音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリ
   ギリの高島明石、名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を
   併せ持つマサル・C・レビ=アナトール、そして、パリで行われたオーディション
   に突如現れた謎の少年・風間塵。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞ
   れ葛藤しながらも成長していく4人でしたが・・・。
   松岡茉優が亜夜を演じるほか、松坂桃李が明石、森崎ウインがマサルに扮し、
   新人・鈴鹿央士が塵に抜擢されています。監督・脚本は「愚行録」の石川慶。

   この作品は突っ込みどころが幾つもありますが、チャカチャカした作品が多い
   中、落ち着いて見ることが出来た久しぶり好きな邦画です。私が出向いたのは
   5日目でしたが、残念なことに20人に満たない観客でした。
   若い4人のピアニストが、それぞれ成長していくサマがとてもうまく描かれてい
   たと思います。特に邦画は演奏シーンの表現が下手ですが、4人の熱演もあっ
   てよく描かれていました。斉藤由貴の審査委員長も上出来。反して女性マネー
   ジャー役の話とか、片桐ハイリの受付役は不要で、長くなるだけ損をした感じ
   で割愛したほうが締まって良かったと思います。




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周辺雑記 「ユニークなイベント」

2019年10月23日 | 日記

    

   私が住んでいるマンションでは、入居者のために色々な催し物が開かれます。
   先日21日のイベントは特にユニークだったのでご紹介。今回のタイトルは「音
   と映像のコンサート」で、チャップリンの無声映画を上映しながら、画面を見な
   がら即興でピアノ演奏をするというものです。奏者は現在カナダ・ヴィクトリア
   大学のピアノ科教授をされているブルース・フォークトさん、即興で情熱的な演
   奏で楽しませてくれました。

    

    

    


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続・大映宣伝部 ⑳ 永いお付き合い

2019年10月21日 | 日記

    

    

   映画会社の宣伝部は、他の企業の宣伝部や広報部とは違うユニークな存在だ
   と思います。私は宣伝部にいたお陰で当時知り合った俳優さんと今でもお付き
   合いが続いています。今回はその中で一番長いお付き合いの北原義郎さんを
   アップしたいと思います。
   随分昔ですが、私が大映に入り九州支社宣伝課に配属され、昭和29年に映画
   館へのご挨拶に出向いたメンバーは北原義郎さん、高松英郎さんたちでした。
   それを手始めに佐賀、小倉、鹿児島など何度も一緒に旅をしましたが、彼のお
   人柄がいいので今でもお付き合いが続き、時々電話をし合ったり上京すれば
   会ったりしています。彼と話をしだすと周囲の人が驚くほど大映の昔話に花が
   咲きます。北原さんは私が東京撮影所にいた頃とよく言いますが、それは北原
   さんの勘違い、でもそのくらい私が宣伝会議などで撮影所に現れていたからで
   しょう。最近は亡くなった先輩や同輩・後輩のこととか、病気を切り抜ける話だと
   かが中心ですが、お互いに頑張ってもう少し長生きしようと言い合っています。

    

    

    

    

    

    




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