映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

2015年02月28日 | 日記
   

     主婦が趣味で執筆しインターネットにアップした小説が評判を呼び、全世界で
     ベストセラーとなった官能小説の映画化です。

     奥手で恋愛未経験の女子大生のアナ(ダコタ・ジョンソン)は、偶然なことで若き
     富豪ノクレスチャン・グレイ(ジェイミー・ドーナン)と出会い恋に落ちます。
     二人が付き合うことについてグレイから契約書を交わすことを提示され、彼の
     趣味趣向に沿うことを求められるのです。
     その倒錯した恋愛に戸惑いながら、それでもアナはグレイとの関係に溺れて行
     くのでした・・・。

     メガホンを取るのは女性監督サム・テイラー=ジョンソン。グレイにファッション
     モデル出身で『マリー・アントワネット』などのジェイミー・ドーナン、ヒロインには
     『ニード・フォー・スピード』などのダコタ・ジョンソンが扮しています。

     公開前の試写会をやらないことも一種の宣伝と思っていたのですが、これでは
     前に見せれば見せるだけマイナス効果と、関係者は思ったに違いないでしょう。
     そのくらいこの作品は全てに幼稚で不出来です。

     主人公二人の人物像も上滑りで、うまく描かれていません。肝心なことが薄っぺ
     らですから、恋愛状態になっても倒錯したセックスに入っても上滑り状態になっ
     てしまうのです。
     これでは本当にベストセラーだったのかも不思議ですし、続編が出ると聞きます
     ので更に驚きます。




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映画 「ミュータント・タートルズ」

2015年02月27日 | 日記
   

     今から30年前に誕生したアメリカン・コミックの実写映画化で、ニューヨーク
     の街を守るため戦うカメの忍者4人組を描き、これまでもこの手の人気作品
     を生み出したマイケル・ベイの製作で新たに誕生したアクションです。

     物語の舞台は、悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなる
     ニューヨークという設定。フット軍団を追いかけ取材していた女性TVリポータ
     ーのエイプリル(ミーガン・フォックス)は、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を
     倒す謎のヒーローたちを目撃します。

     しかし映像に収めることが出来なかったため、誰にも信じてもらえなかったエ
     イプリルでしたが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃した際に、そ
     れを救う謎のヒーローを再び目撃したエイプリルは、後を追いかけ、カメの姿
     をした4人組の忍者タートルズと出会うのでした。
     人間の言葉を話す姿を目の当りにしてしまった彼女に、彼らはエイプリルとタ
     ートルズの関係や、人類の未来に関わる秘密を明かされます・・・。

     ヒロインのエイプリル役は美貌で売出し中のミーガン・フォックス。監督はジョ
     ナサン・リーベスマンです。

     ミーガン・フォックスは魅力的だし、忍者とか空手が出てきて日本語が飛び交
     い、日本人らしい人物も登場して賑やかです。
     原作が30年前のものですから、それでもお話が面白く、趣向が変わっていれ
     ばいいのでしようが、そのままスーパーマンに鞍替えが出来そうな内容で、ど
     うしても古めかしさが付き纏っています。もう少し綺麗にスマートに描けばいい
     のにと、つい思ってしましました。
     とまあ色々述べましたが、アクション・アニメ・ファンには大喜びの一本かも知
     れません。





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楽しかった旅の一コマ (59) ルーヴル美術館

2015年02月26日 | 日記



  

     先にプラド美術館、メトロポリタン美術館とご紹介してきて、パリのルーヴル美
     術館を書かない訳には行きません。
     1793年に開館したルーヴル美術館の館内は、リシュリュウ翼、シュリー翼、ド
     ゥノン翼と呼ばれる3つの館からなり、コの字型をしているのが特徴です。

     フランス皇帝がナポレオン1世時代に、諸国から収奪した美術品で所蔵品が
     増大したとも言われますが、古代から19世紀までの世界有数の絵画や彫刻
     などが30万点以上収蔵されていて、この中から随時26,000点を展示している
     そうです。
     また16世紀の初めにはフランソワ1世が王宮として使っていた豪華な建物そ
     のものが見ものでもあります。

     中にある展示品のうち約350点を日本語でも解説してくれるので判りやすいし、
     好きな人は1日中見ていても飽きないと思いますが、普通のスピードだと2時
     間半くらいでしょうか。
     時間が無くてもこれだけは絶対に見ないとダメなのが「ミロのヴィーナス」「サ
     モトラケのニケ」「カナの婚宴」そして「モナリザ」と言われていますが、これら
     は超クラスの展示品であり、その他も見なければ損というものが数多く展示さ
     れています。

     以前に公開された映画「ダ・ウィンチ・コード」はこの美術館で実際に撮影され
     たもので、覚えておられる方も多いと思います。美術品を鑑賞する一方で、撮
     影された現場を見つけ出すのも楽しみの一つではないでしょうか。

     館内には各フロアにお土産品の売り場があり、本格的なフレンチが食べられる
     レストランから、館の外側を見ながら飲み物が楽しめるカフェもあってとても便
     利です。
     メトロポリタン美術館の項でもお知らせしましたが、ここルーヴル美術館も写真
     撮影がOKなのが嬉しいです。

     余談かも知れませんが、パリには巨匠と呼ばれる芸術家の作品を所蔵する美
     術館が多数あり、ルーヴル美術館のほか、モネ、ルノワール、ゴッホといった印
     象派の作品を揃えた「オルセー美術館」、モネの晩年の大連作・睡蓮を筆頭に
     印象派から20世紀初頭のパリ派までが揃った「オランジュリー美術館」が特に著
     名です。
     私がまたパリに行ければ、美術館巡りに費やしたいと考えていますが、皆様は
     いかがでしょうか。

    

  

  
      ↑カナの婚礼
  

  

  
       ↑モナリザの前でパチリ
  
                               ↑ナポレオンの戴冠式
  
    ↑グランド・オダリスク            ↑浴槽のガブリエルデストレとその妹
  
    ↑民衆を導く自由の女神
  
    ↑囚われの身/瀕死の奴隷
  
    ↑サモトラケのニケ
  

  

         
       ↑ミロのヴィーナス             ↑タニスのスフインクス               


 
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映画 「ワイルドカード」

2015年02月25日 | 日記

   

     イギリス生まれで、もと水泳の飛込競技選手だったジェイソン・ステイサムは、
     私のご贔屓俳優の一人です。今作は彼が主演するクライムアクションで、「明日
     に向って撃て!」「大統領の陰謀」でアカデミー賞を2度受賞している脚本家で小
     説家ウィリアム・ゴールドマンの原作を、ゴールドマン自ら脚本を書いた作品です。

     元特殊部隊のエリート兵で、現在はラスベガスの裏社会で用心棒をしているニッ
     ク(ジェイソン・ステイサム)は、ある日、元恋人(ドミニク・ガルシア=ロリド)が何者
     かに暴行を受けて重傷を負い、彼女から犯人を突き止め、復讐してくれと依頼さ
     れます。
     ニックはすぐさま犯人を見つけ出して彼女の依頼を果たしますが、犯人の背後に
     は強大な権力でラスベガスを牛耳るマフィアの存在が・・・。
     監督は、「メカニック」「エクスペンダブルズ2」でもステイサムとタッグを組んだサイ
     モン・ウェストです。

     CGを使ったアクションが多い中で、ジェイソン・ステイサムのアクションはそれとは
     違った実写の魅力があり楽しいです。
     この作品はどう転んでもB級作品で、ラスト近くになって少し調子が落ちるというも
     のの、相変わらずステイサムがいい雰囲気を出しているし、B級ならではの手軽さ
     と面白さを備えています。

     私が大映にいた時の作品「ブルーバ」は、もと水泳の浜口選手を使って製作した
     作品ですが、ジェイソン・ステイサムの堂々たるアクションスターぶりに比べ、浜口
     ブルーバはいま思い出しても冷や汗ものというか、苦笑せざるを得ません。



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映画 「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

2015年02月24日 | 日記

   

     次々と個性的なキャラクターを演じているジョニー・デップが、今回は左右をピ
     ンと跳ね上げたちょびヒゲのうさん臭い美術商に扮するというので楽しみにし
     ていました。キリル・ボンフィリオリの同名小説を映画化したアドベンチャー
     です。

     出所が怪しい迷品を言葉巧みに売りさばくチャーリー・モルデカイは、優雅な
     ライフスタイルを維持していますが、実は破産寸前のインチキセレブだったの
     です。
     ある日、イギリスで美術修復家の老女が殺され、ゴヤの名画が何者かに盗ま
     れる事件が発生。チャーリー・モルデカイは英国機密諜報部のMI5の依頼を受
     けて、捜索を開始しますが、チャーリーとは大学時代に恋敵だったマートランド
     警部補も、嫌々ながらチャーリーの知識と情報網を頼ることに。

     チャーリーは早速、用心棒のジョックを連れて絵画を探しに出かけますが、盗
     まれた名画には世界を揺るがすナチスの隠し財産の秘密が隠されていたこと
     が判り、事態は大富豪やマフィア、国際テロ組織、警察などを巻き込んだ争奪
     戦に発展・・・。

     共演はグウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー、オリビア・マン、ポール・ベ
     タニー。「ダ・ヴィンチ・コード」などの脚本家でもありますが、デップの「シーク
     レット ウインドウ」でもメガホンをとったデビッド・コープが監督です。

     賑やかな登場人物に熾烈な争奪戦と見た目は派手ですが、何故か新味が感
     じられない作品というのが見た後の率直な感想です。
     見はじめて、その内に面白くなるだろうと思って見ている内に終わってしまい
     ました。

     デップだけがはしゃいている感じで全体の盛り上がりに欠けるし、ナレーション
     で肝心なところをスルーされた感じがしますが、もっと映像で迫るべきでしょう。
     邦洋画ともに最近は作品の質が低下していることを危惧していますが、その典
     型的な作品の一つです。




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