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この韓国映画は、1966年に製作された韓国恋愛映画の名作「晩秋」のリメイ
クで、今回は舞台をアメリカのシアトルに置き換えて、一風変わった雰囲気を
かもし出しています。
DVの夫を誤って死なせてしまい、刑務所に収監されている中国女性アンナ
(タン・ウェイ)は、母の葬儀に出るために3日間だけの外出が許され、シアト
ル行きのバスに乗ります。
このバスで出会った調子のいい韓国青年フン(ヒョンビン)のおしゃべりが彼
女を辟易させるのでしたが、その後シアトルで偶然に再会、二人は奇妙な
ことから恋愛感情を抱くようになるのですが・・・。
まず前回に感想を書いた「青い塩」同様に映像が素晴らしく、二人の行きず
りの恋と共に、霧の街シアトルが片方の主役を果しています。
もう少し表情を崩してもいいのではないかと思ったのですが、無表情で通す
女性役タン・ウェイが中々素敵です。
この作品は更にラストシーンがいいし、全編を通しての映像の素晴らしさを
加えて、上質な恋愛映画に作り上げたキム・テヨン監督の演出を褒めてあ
げたいと思います。
ただ私が年配者なので思い過ごしかも知れませんが、男がチャラチャラして
いて、こんな男が好きになるのかなーと思いましたね・・・。
(3/25 KBCシネマ 2日目 12:05の回 50人)