最近は社会派、ヒューマン・ドラマにシフトしているスティーブン・スピルバーグ監督が、
「チャーリーとチョコレート工場」で知られるイギリス児童文学作家ロアルド・ダールの名
作「オ・ヤサシ巨人BFG」を最新の映像技術を駆使して映画化したファンタジー作品です。
スピルバーグ監督作「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー賞を受賞したマーク・ライラン
スが演じる心優しい巨人と、孤独な少女にはオーディションで選ばれたルビー・バーンヒ
ルが抜擢され、心温まる友情と奇想天外な冒険が展開します。
さすがスピルバーグ監督なので、出だしの面白さにその後の期待感が高まりましたが、
どうした事かお話が中ダレして段々つまらなくなります。特に後半は英国女王まで引っ張
り出しての展開になりますが、これが更に物語をつまらなくします。
バッキンガム宮殿や女王の出現は面白いという方もいると思いますが、私は冗談が過ぎ
ると思い受け入れられません。結末のつけ方ももっと他にあったのではないでしょうか、
残念作としか言えません。