映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「100歳の華麗なる冒険」

2014年11月29日 | 日記

   

     スウェーデンの国民的ベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」が原作で、
     元爆弾専門家の100歳の男性が繰りひろげる成りゆきまかせの珍道中を描いた
     老人のドタバタ・アドベンチャー・コメディです。

     かつて爆弾の専門家として各国の要人と渡り合い、数々の歴史的事件に立ちあ
     ってきた老人アラン(ロバート・グスタフソン)は、記念すべき100歳の誕生日に老
     人ホームから脱走します。
     その後、駅についた老人は、ギャングから「用を足すあいだ見てろ」と預けられ
     た大金入りケースを、ひょんなことから手に入れてしまった彼は、ギャングから
     も警察からも追われるハメに。

     アランは自身の波瀾万丈な人生を思い返しながら、道中で出会った個性的な仲
     間たちと共に次々とトラブルを乗り超えて行きますが・・・。

     主演のロバート・グスタフソンはスウェーデンを代表するコメディ俳優で、青年時
     代から100歳までの主人公を演じていて、本国のスウェーデンのみならずヨーロ
     ッパ各国で大ヒットを記録した作品だと言われています。

     出だしは中々快調で、これは楽しめるぞと思わせますが、一本調子なので段々
     と飽きてくるのが困るのです。
     途中から100歳の老人の現在と若い頃の彼の話が並行して進行しますが、この
     部分が演出上うまく捌かれていないのが惜しいところです。
     映像設計はとてもいいのですが、「フォレスト・ガン」をいただき過ぎるの声もあり、
     悪くはないものの、やはり残念作と言うべきでしょう。

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映画 「福福荘の福ちゃん」 & 「花宵道中」

2014年11月28日 | 日記

   
     「福福荘の福ちゃん」
     「森三中」の大島美幸が、頭を丸刈りにし、体重を10キロ増量して、人のよい
     塗装職人の中年男性に扮し、映画初主演を務めたコメディドラマです。

     おんぼろアパート「福福荘」に暮らす塗装職人の福ちゃんこと福田辰男(大島
     美幸)は、ちょっとシャイですが面倒見もよく、住人たちにも慕われている男性
     です。
     しかし、恋愛には奥手で女性恐怖症のため、親友のシマッチ(荒川良々)がセ
     ッティングしてくれたお見合いも上手く行きません。

     そんなある日、福ちゃんの初恋相手で、女性恐怖症になってしまった原因でも
     ある女性・千穂(水川あさみ)が、福ちゃんを訪ねて福福荘にやって来たのです。
     最初は彼女を拒否した福ちゃんでしたが次第に打ち解けて行き・・・。

     監督・脚本は「全然大丈夫」の藤田容介。大島美幸はこの作品で第18回ファン
     タジア国際映画祭「最優秀女優賞」を受賞していますが、物語の中で実は女性
     だった・・・ではなく、完全な男性役を演じていて話題になりました。
     この大島美幸の好怪演?が実に見もので、これだけでも見ていて楽しいです。
     水川もいいですよ。但し作品全体ということになれば、脚本の弱さが随所にあ
     り、このあたりにもう少し手を入れていれば傑作になっただろうに惜しいところ
     です。色々言いましたが好きな一本です。



   
     「花宵道中」
     原作は「女による女のためのR-18文学賞」第5回で、大賞と読者賞をダブル受
     賞した宮木あや子の同名小説です。そして安達祐実が20年ぶりに映画主演を
     果たし、初の花魁役に挑んだ作品でもあります。

     物語の舞台は江戸時代末期の新吉原。人気女郎・朝霧(安達祐実)は、女郎の
     身でありながらも懸命に働き、もうすぐ年季明けを迎えようとしていました。
     そんなある日、縁日に出掛けた彼女は半次郎(淵上泰史)という青年に出会い、
     ふとしたことで親切にしてくれた彼に心を奪われてしまうのですが、花魁(おいら
     ん)という身分ゆえにかなわぬ恋と諦めます。
     しかし、日増しに思いが募り、彼女の運命は大きく変って行きます・・・。

     監督は「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」の豊島圭介。安達、淵上のほか、
     小篠恵奈、高岡早紀、友近、津田寛治などが出演です。
     濡れ場以外のシーンの表現が薄いので、折角の濡れ場までもが弱く感じてしま
     うのですが、私的に言えば、安達祐実は熱演ですがヌードシーンは痛々しく感じ
     ます。スタッフの意気込みは判るのですがどうも空回りです。それと撮影効果が
     あまり良いと感じないのは、フイルムからデジタルへの交代過度期だからなので
     しょうか。

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中央ヨーロッパの旅 (1) まず、無事帰国しました・・・

2014年11月27日 | 日記



   

     中央ヨーロッパから戻りました。数日間でしたが、ブログを中断し申し訳あり
     ません。今日からまたせっせと書きますので宜しくお願いします。

     今回の旅行は、チェコのプラハ空港を発着地として、スロバキア→ハンガリー
     →オーストリア→ドイツ→チェコと回って来ましたが、中央ヨーロッパは行く前
     に私が想像していたことの数倍も魅力があったし、素晴らしかったです。

     ヨーロッパ全体が陸続きであるため勢力変動が多発、中世には各国各地が
     侵略・併合・分裂・再統合・革命が相次いだことから、現在でも数多くの民族
     や文化が混在し、とてもバラエティに富んでいて、どこの国や街に行っても、
     中世の景観がそのまま残っている町並みが沢山あって目を見張ります。
     これから毎週木曜に旅日記を書いてまいりますが、特にハンガリーの首都ブ
     タペスト、オーストリアの首都であり音楽の都ウィーン、ドイツの古都ドレスデ
     ン、チェコの首都プラハは街全体がさながら建物博物館の様相で実に感動的
     なところでした。とにかくゆっくり書かせていただきますのでお読みいただける
     と幸いです。

     また今回の旅行がとても楽しかったのは、阪急交通社のツアーを利用したの
     ですが、旅の良し悪し楽しさは随行する添乗員や、現地で説明をしてくれるガ
     イドさん次第だと思います。
     今回の添乗員も全てに行き届いて良かったし、現地のガイドさんもそれぞれ
     良かったのですが、特にウイーンを案内してくれた治田(はるた)さんという女
     性は、オーストリア人の旦那様とここに住まれている方で、凄く勉強している
     しユーモアも満載、実に個性的なガイドさんでした。私はどこに行っても毎回
     この女性にお願いしたいと思うくらいです。このあたりも詳しくは順次お伝え
     したいと思います。

     今回利用の航空会社は大韓航空とチェコ航空の共同運航便でしたが、サー
     ビスはまあまあ。機内で「6才のボクが、大人になるまで」(日本語版)を見ま
     した。
   

     この映画は「ビフォア・ミッドナイト」のリチャード・リンクレイター監督が、ひと
     りの少年の6歳から18歳までの成長と家族の軌跡を、同じキャストで12年か
     けて撮影し完成させたドラマです。
     映画の魅力でもある編集や省略を、ある意味では無視した実験的なドラマで
     すが、私はあまり好きになれなかったし、最初はあんなに無邪気で可愛いかっ
     た少年が、大人になってあまりにも魅力がない青年に変貌していることが気に
     入らないのかも知れません。大スクリーンでもう一回見てみるつもりではあり
     ますが・・・。
  
           ↑ 機内で上映していたハリウッド映画リスト
 



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旅行のため26日まで、お休みのお詫び。

2014年11月13日 | 日記

  

  

  

           
               ↑ クリムトの名画「接吻」

     明日から中央ヨーロッパに出かけます。
     主な行先はチェコ→スロバキア→ハンガリー→オーストリア→ドイツですが、
     単に中央ヨーロッパと言っても、数多くの民族や文化が混在し、とてもバラエ
     ティに富んでいるので楽しみです。

     どこの国や街に行っても、中世の景観がそのまま残っている町並みが沢山あ
     ること、特に皇妃エリザベートも愛した街ブタペスト、ウィーンではアウェルスペ
     ルグ宮殿でのコンサートやシェーンブルン宮殿ではクリムトの名画「接吻」を見
     ます。
     また世界で最も美しい湖畔の街と称されるハルシュタットや、モーツァルトの生
     家があるザルツブルグにも勿論立ち寄ります。ドナウ川クルーズも少し寒いで
     しょうが格好のカメラ対象です。あれもこれもと訪問希望先が一杯ですが、詳
     しくは帰り次第に旅日記でアップしますのでご期待ください。

     という事で、このブログは明日よりお休みをいただき、今月27日から再開しま
     すので宜しくお願いします。

     映画の感想も少し溜まっていたので、最近は一日2本のペースで書きましたが、
     それでも「花宵道中」「福福荘の福ちゃん」「100歳の華麗なる冒険」を残したま
     まです。帰り次第アップしますが、出来たら「福福荘の福ちゃん」「100歳の華麗
     なる冒険」は是非ご覧になってください。
     旅行中に公開される「6才のボクが、大人になるまで。」「紙の月」「ショート・タ
     ーム」「天才スピヴェット」などは、帰国次第すぐ見るつもりです。

   



       ↑↓ 雷山千如寺大悲王院(福岡県)昨12日の様子です。
      
     

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映画 「マダム・マロリーと魔法のスパイス」 & 「トワイライト ささらさや」

2014年11月12日 | 日記

   
    「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
     ミシュランの星付き老舗フレンチレストランの厳格女主人と、新興インド料理
     店一家とのバトルや、色々あって頑なな心に変化が訪れる姿を描いたヒュー
     マンエンタテインメントです。

     南仏でマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)の経営する「ル・ソール・プリョルール」
     は、極めつけの味と穏やかな雰囲気を重んじ、ミシュランで1つ星も獲得して
     いる老舗レストランです。
     ある日、そんなマロリーの店の真正面に、賑やかな音楽とスパイスたっぷり
     のインド料理を提供するド派手なインドレストラン「メゾン・ムンバイ」が開業し
     ます。

     全く異なる価値観の2つの店は、道を隔てて対立するが、「メゾン・ムンバイ」
     店主の息子ハッサンが亡き母から譲り受けたという「魔法のスパイス」と、ハ
     ッサンの持つ天才的な料理のセンスが、そしてハッサンとレストランの副料理
     長マルグリットとの恋模様がからみ次第に両店主の頑なな心を溶かして行き
     ますが・・・。

     展開がインド映画のように賑やかなので、ラストは出演者全員が踊るのかと
     思うくらいですが、スティーブン・スピルバーグとオプラ・ウィンフリーが製作、
     「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」のラッセ・ハルストレムがメガホンをとった、
     れっきとしたアメリカ映画です。

     ロングショットによる南仏の風景が素敵ですが、このようなCGの使い方は推
     奨ものです。ストーリーそのものに新味はありませんが、妙に気持ちをふんわ
     かさせるというか、優しい雰囲気にさせてくれる作品で楽しいですよ。


   
    「トワイライト ささらさや」
     加納朋子のミステリー仕立てベストセラー小説「ささら さや」の映画化です。
     天涯孤独のサヤ(新垣結衣)は、売れない噺家のユウタロウユウ(大泉洋)と出
     会い、結婚して不思議な町「ささら」に暮らしていましたが、突然の交通事故で
     ユウタロウに先立たれてしまいます。

     生まれたばかりの息子を抱え途方にくれるサヤは、身寄りもなく苦労の連続で
     す。そんな2人を残して成仏出来ないユウタロウは、他の人の体を借りては現
     れてサヤを助けますが、他人の体を借りられるのは一人1回り・・・。

     監督は「60歳のラブレター」「神様のカルテ」などの深川栄洋ですが、なんでこ
     んなに不味いのか不思議に思います。
     原作を上手くアレンジしていないチャチな脚本も悪いのでしょうが、ゴーストも
     のとかタイムスリップものが映画・テレビに溢れていて、もうこの手のものは飽
     きあきです。

     私が見た公開2日目(日)の映画館はガラガラでしたが、もう少し工夫して中身
     の濃い作品を作ってもらいたいと思います。新垣結衣が初の母親役でしたが、
     彼女は着実に進歩していますので、今後に注目です。

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