久し振り午前十時の映画祭に行きました。
去年はヨーロッパ旅行時に見損なったくらいで、ほとんど見ていますが、
今年は初めてでした。
最近は仕事のために、時間が許す限り新作を見ているので、午前十時
の映画祭がすっかりお留守になったのです。
もともとミュージカル・ファンなので、振り返ってみると1950年あたりから
ミュージカル映画にはまってずーっと見ていますし、せっせと貯めている
DVDもミュージカルが中心です。
今回の「ザッツ・エンタテインメント」は、1929年の「ハリウッド・レビュー」
や「ブロードウェイ・メロディー」にはじまり、1958年の「恋の手ほどき」に
至るMGMのミュージカル作品75本から構成されています。
ミュージカル・スターは勿論ですが、歌や踊りとは全く無関係と思われる
当時のスターたちが、引っ張り出されて歌や踊りを披露してくれるのも楽
しい限りです。
トーキー黎明期のミュージカルも懐かしいのですが、「雨に唄えば」「ショ
ウボート」「水着の女王」「パリのアメリカ人」「オズの魔法使い」などなど
ミュージカル・シーンが堪能出来ます。
私的には「ショウボート」の中で歌われる"オールマン・リバー"を聞いて
鳥肌が立つくらい感動しました。
私は今でも仕事をしていて、たまには苦しいこと悩む事だってあります。
でも今日のように楽しい映画を見たら、マイナスが全部吹き飛んで晴れ
やかな気分になることが出来るのです。本当に映画って素敵ですね。