映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「天空の蜂」

2015年09月30日 | 日記

     

 

    原作は1995年に発表されたテロに立ち向かう人々を描いた東野圭吾の同名小説

    です。今から10年前に発表されたものとは思えないくらい、日本の将来を予見して

    いると言われた小説であり、原発テロ事件解決に向けて奔走する人々の8時間を

    描いたクライシス・ミステリードラマの筈です。

    監督は堤幸彦監督で、江口洋介、本木雅弘、綾野剛、仲間由紀恵、佐藤二郎、向

    井理、柄本明、石橋蓮司などと豪華キャストが組まれています。

 

    前置きはこのくらいにして正直に言いますが、私は原作を読んでいません。見終わ

    った感想は、原作が面白く無いのか脚色が稚拙なのか、こんなにダラダラ・モタモ

    タしている映画は久しぶりに見ました。しかも138分ですからたまりません。

    物語の発端になる子どもの挿話など、あっても無くてもいい感じですし、途中の展

    開や挿話の扱いも全てがご都合主義だし、監督の自己満足スタイルです。映画と

    はもっと夢があって楽しいのが基本ですよ。

 

 

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映画 「Dearダニー 君へのうた」

2015年09月29日 | 日記

    

 

    すでに絶頂期を過ぎたベテランミュージシャンが、新曲を作らず往年のヒット曲

    を歌い続けながら、むなしい日々を送っていました。そんな彼にジョン・レノンが

    新人当時のミュージシャンに宛てた一通の手紙が、数十年の時を経て本人の

    手に渡ったという実話をベースにした作品で、主演はアル・パチーノ、監督は「ラ

    ストベガス」で高く評価されたダン・フォーゲルマンです。

 

    私は同じ時刻頃に上映される「しあわせへのまわり道」を見ようと思って入った

    ら、顔見知りの支配人が、「見るならこの作品が先でしょ」と言うので、チケット

    を切り替えてもらったくらい予備知識がなかったのです。

    最近はSFX大作ばやりで、それはそれなりに面白いのですが、先日見た「ボー

    イソプラノ」と同様に、これらもハリウッドのお家芸の一つの作品で、少々クサい

    ところもあり、ラストは判り切っているものの結構楽しく見ました。

 

    10年前にジョン・レノンから貰っていた手紙をきっかけに、新曲のアイデアも沸

    き、ミュージシャンとして充実していく一方で、離れ離れになっていた息子から

    は拒絶されてしまいます。それでも愛情を注ぎ、息子はようやく心を開いてくれ

    るようになりますが、息子は深刻な病にかかっていた・・・そんな役柄のアル・パ

    チーノの演技に酔いしれました。これまたお薦めの一本です。

 

 

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大映宣伝部・番外編の番外 (83) 青山良彦さん

2015年09月28日 | 日記

     

 

     

 

    名前と顔が一致しないかも知れませんが、青山良彦さんです。

    大映映画をよく見られていた方は忘れられない顔の一人だと思いますし、大映

    が駄目になる最後までいた一人なので私的に言うと戦友です。昭和37年に大映

    演技研究所に16期生として入りましたが、同期には倉石功がいます。

    チョイ役での出演は昭和39年の「この道赤信号」で、本格的なデビューは翌年の

    「十七才は一度だけ」以後、二十数本に出演、大映の最後あたりの作品にも出て

    います。

    いい素質をもった俳優さんだと思いますが、強い意志がやや欠けるのか、俳優と

    して周囲の期待に応えられなかったきらいがあります。

    彼はもともとが日本舞踊の家に生れ、自分自身も花柳嶽という名取でありますし、

    お父さんは二代目花柳壽楽さん、人間国宝です。お兄さんも二代目花柳錦之輔

    ですから、花柳流の中核を形成する一家であり、先代家元・花柳寿輔さん(女性)

    が亡くなって以来、家元相続のゴタゴタ騒動に彼の名前が出てきたのも不思議で

    はないのです。しかも勝新太郎に可愛がられて昭和41年頃から2年間、勝ちゃん

    の付き人のようにしていたことがあり、勝ちゃんのいい面も大いに吸収したのでし

    うが、一寸ばかり我儘なところや自分の思いを強引に通すことなども勝ちゃ

    ら学んだとすれば、花柳流の家元相続問題に彼までもが登場して、事が複雑

    なったと聞いたことも成程と頷けるのですが・・・。

    彼は昭和18年生れですから今年で72歳、もっと頑張ってもらいたい、活躍してほ

    しい一人です。

   

 

 

 

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北九州市・前田有楽映劇

2015年09月27日 | 日記

    

    私の本「スタアのいた季節/わが青春の大映回顧録」を地元テレビ局が取り上げて

    くださることになり、目下ロケ部分を収録中です。

    その一環で北九州市前田の有楽映劇にも寄りましたが、倉庫には大映映のポス

    ターが山のように残っていて、懐かしいご対面をしました。

    鈴木館主(写真の方)のお話によると、館の前を車で通っていた田宮二郎が下りて挨

    拶に立ち寄ってくれた話とか、当時の話に華が咲きました。

 

 

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「君の名は」

2015年09月26日 | 日記

       

        

     最近、テレビで岸恵子さんを拝見しました。岸さんについては私も思い出があ

     りますし、写真もありますのでご紹介したいと思います。

     私がまだ大映に入社する前のことですが、松竹からアルバイトを頼まれて「君

     の名は」雲仙ロケのお手伝いしたことがあります。アップした写真は大庭秀雄

     監督や岸恵子さん、大阪志郎さんとのスナップです。

     私の友人で須佐寛という人がいました。もと松竹の監督といっても「破られた

     風琴」一本だけですが、堺駿二のデビュー作です。その後プロデュサーに転向、

     「台風圏の女」などを担当しましたが、それから朝日新聞学芸記者に再転向し

     た変わり種で、妹さんが今村昇平監督の奥さんです。その彼が松竹さんへの

     介者でした。

     岸恵子さんはその後、大映の「おとうと」「黒い十人の女」いずれも市川崑監

     作品にも出演していてご縁がありました。

       

  

      ↑ 大庭秀雄監督と私。          ↑ 大阪志郎さんと私。

 

 

 

 

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