映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

久しぶりの台湾旅行 (8) 観光客に大人気 「忠烈祠」の衛兵交代式

2015年12月31日 | 日記

    

    

                            

                                ↑前回撮った写真

 

    先月に出かけた台湾の旅日記も今回で終わりです。台北に行くと必ず見学させられる

    一つが日本統治時代に護国神社があった場所に建つ忠烈祠」の衛兵交代式で、ここ

    には辛亥革命や抗日戦争などで命を落とした軍人の英霊が祀られています。

    毎日行われる衛兵の一糸乱れぬ交代式は観光客に人気が高く人の波です。衛兵は陸・

    海・空軍から選抜された軍人たちで、一時間ごと行われています。以前行った時は、衛兵

    のすぐ横で撮影が出来ましたが、今回は柵が設けられていて真横には並べず、撮影は

    柵越でした。

 

 

    やっと今年の仕事や片付け事がすべて終わりました。

    来年も映画を見ることは勿論ですが、旅も出来るだけ続けたいと思っています。ただ少

    々足腰が弱くなって心配なこと、そして今週は何を見ようかと考え、とても楽しみにして

    いて、いそいそと出かけた私ですが、気持ちが少し重くなりかけているのが自分でも心

    配です。出来るだけ頑張りますので、どうか来年も宜しくお付き合い下さいますようにお

    願いいたします。皆さまも素敵な新年をお迎えになりますように・・・。

 

 

 

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映画 「杉原千畝 スギハラチウネ」 & 「独裁者と小さな孫」

2015年12月30日 | 日記

 

  

    「杉原千畝 スギハラチウネ」

    第2次世界大戦直前、リトニアに赴任していた外交官・杉原千畝は、ドイツ占領下の

    ポーランドからリトニアに逃れてきたユダヤ難民にビザを発給し、6000人もの命を救

    ったといわれ、「日本のシンドラー」と呼ばれた彼の半生を描いた作品です。

    監督はアメリカ人の父と日系アメリカ人の母の間に日本で生まれたチェリン・グラッグ

    で、彼はハリウッドと日本の双方で数々の大作に携わってきている人で、手馴れた演

    出ぶりを見せてくれます。俳優陣は唐沢寿明をはじめ、小雪、濱田岳、小日向文世に

    ポーランドの俳優たちが出演、ポーランドロケも効果を上げています。

 

    杉原千畝は堪能な語学と豊富な知識を駆使し、諜報外交官として世界各国で諜報活

    動に携わったところからスタート、1939年にリトアニアの日本領事館に赴任するまでは、

    自ら構築した一大諜報網をもって世界情勢を分析、日本に情報を送り続けていたの

    でスパイ物語です。

    後半が日本政府の命令に背いてナチスに迫害されたユダヤ難民に日本通過のビザ

    を発給した話になります。結果的にやや中途半端な展開に終わらせないようにし、ど

    ちらかに視点を集中した方がもっと面白いか、感動的な作品になったと惜しまれます。

    いずれにしても本国外務省内部の状況説明が省略されているので、それが物語全体

    を弱くしています。

  

   

    「独裁者と小さな孫」

    各国の映画祭で称賛され話題になった作品で、クーデターで地位を追われた独裁者

    と幼い孫の逃亡の旅を描いたヒューマンドラマです。監督は祖国イランを離れ、ヨーロ

    ッパで亡命生活を続けている「カンダハール」のモフセン・マフマルバフの最新作で、

    平和への想いや未来への希望を込めて製作したと伝わってきています。日本では昨

    年東京での映画祭に「プレジデント」のタイトルで上映され、観客賞を受賞しています

    が、やっと一般公開されましたので期待して見ました。

 

    それなりに面白かったし、子役も自然の演技で微笑ましいのですが、思ったほど全体

    的に物語の深みが欠けていて、挿話にも最後までキッチリ描かれていないところがあ

    り、私としては今一歩だなと少々不満が残りました。

 

 

 

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映画 「orange-オレンジ」 & 「母と暮らせば」

2015年12月29日 | 日記

   

    「orange-オレンジ」

    「月刊アクション」連載の高野苺による人気コミック「orange」の実写映画化です。10年

    後の自分からの手紙が届いた高校2年生の菜穂が、その手紙をもとに、未来を変える

    ため奮闘する姿を描くファンタジックな青春群像劇で、土屋太鳳と山崎賢人が主人公と

    相手役という役どころで共演しています。監督は「鈴木先生」の橋本光二郎です。

 

    普通だったらパスするところですが、興行的に大当たりしていると聞いたので、仕方なく

    出かけた次第。館内は3週目というのに若い女性で一杯でした。

    原作を読んでいないので比較は出来ませんが、映画はお話が幼稚で、しかも俳優の演

    技は揃って下手だし、作品のテンポもダラダラした進行の139分、私はよく辛抱して見た

    と思います。

    私がこのようにボロクソに言っても、現実的には若い女性に映画館が一杯になるぐらい

    支持されているのですから、このギャップは、これから先に邦画のありかたに影響する

    ことにもなるので、私自身よく考えて埋めなければならないと思っています。

 

    

    「母と暮らせば」

     作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と、対になる作品と

    して実現を願いながらもかなわなかった物語を、山田洋次監督が引き継いで映画化し

    た作品です。

    主人公の母親役を吉永小百合が演じ、その息子役で二宮和也が山田組に初参加。

    黒木華、浅野忠信、加藤健一らが加わっています。お話は1948年8月9日、長崎で助

    産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる…

    というところから始まります。

 

    感想はまず吉永小百合が良くありません。従来の若く美しく撮ろうとする対・吉永演出

    から一歩も出ておらず、結果的に吉永が今回も生かされていません。しかも室内での

    親子の会話が必要以上に長く、まるで舞台劇です。ラストの演出も陳腐で、山田監督

    は一体どうしたんだろうと心配になりました。はっきり言って失敗作です。

 

 

 

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大映宣伝部・番外編の番外 (94) 浦路洋子さん

2015年12月28日 | 日記

   

   

  

 

    今回は大映京都の時代劇によく出ていた浦路洋子さんです。このブログで京都撮

    影所の女優さんはほとんど書いたつもりでしたが、浦路さんを忘れていました。

    彼女は和歌山県の出身で宝塚歌劇団を経て、昭和31年(1956)に大映へ入社して

    きたのですが、宝塚ではしとやかな容姿と美しい歌声の娘役として活躍した人でし

    た。彼女の1期後輩に扇千景さんがいます。

 

    大映では宝塚出身者の独特なオーラと、清純でつつましやかな彼女の持ち味を生

    かして、スターに仕立てようと考えていました。デビュー作は勝新太郎主演の「不知

    火奉行」で、少し前に大映へ入ってきた雷ちゃんや勝ちゃんの相手役として、か

    りの本数の共演をしていて、時代劇のお姫様役から下町娘役まで幅の広い活躍

    をしています。演技もしっかりしているし、彼女には根強い人気はあったのですが、

    時代劇というのはどうしても男優さんがメインであり、女優さんは主演男優を盛

    立てる役目になってしまうため、中々人気沸騰とは行かないことが多いのです。

    彼女のためには現代劇を製作していた東京撮影所にも定期的に出して、演技を

    磨せるとともに人気が出る方策を考えてやるべきだったと思いますが、結果的

    に後の祭りでした。

    いつの間にか姿を消してしまった浦路洋子さんですが、大映では約70本の作品

    に出演していますから、いかに時代劇で重宝がられたのかがこの本数で判るとい

    うものです。

    彼女は昭和11年(1936)生れですから現在79歳。ブログでもご紹介したこと

    る、雷蔵ファンの会に最近も出席して当時のことを熱く語ったと伺っていて、

    お元気のようです。

   

 

 

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「週刊アサヒ芸能」の記事と、スターバックス太宰府店のこと

2015年12月26日 | 日記

 

   

 

    年末ギリギリの時となりました。皆さまは如何お過ごしでしょうか。私は5枚目の東宝

    シネマズ・フリーパスを使って映画三昧の年末です。

    「週刊アサヒ芸能」年末年始合併特大号に過日取材を受けていた記事が掲載されて

    いますので紹介させていただきます。「伝説のいい女34人に会いたい」のタイトルで

    12頁に及ぶ特集記事で、私は、京マチ子・叶順子・渥美マリ・渚まゆみ・姿美千子の

    皆さんについて語ったのですが、京さんや渥美マリ・渚まゆみ中心となってしまい、特

    に渥美マリについて私の思い入れがとりわけ強いとまで書かれました。拙著「スタアの

    いた季節/わが青春の大映回顧録」のことも触れられていますので、大映関係の取材

    が私に来た理由はそれだと思います。

 

    さてもう一つの話題はがらりと変わって新国立競技場の設計者・隈研吾氏のことです。

    木を使用した建築が評判の同氏ですが、隈先生が設計されたお店・スターバックス太

    宰府店(写真)が太宰府天満宮の参道商店街にあります。小さなお店ですがオープン

    時から話題になっていました。

    写真に写り込んでいる男は私の長男ですが、「思ったほど素晴らしいとは思えないね」

    が申し訳ありませんが私と長男の意見です。

 

   

 

 

 

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