シングルマザーの母親と反抗期の娘が、弁当を通じて交流する様子をつづっている内
容です。ブログから書籍化もされて人気を集めた同名エッセイを、「レオン」の塚本連平
が監督・脚本を手がけています。
自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしているシングルマザーの持丸かお
り。幼いころは「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた双葉も、
最近ではすっかり反抗期に突入し、生意気な態度で何を聞いても返事すらしません。そ
んな娘への逆襲にと、かおりは双葉の嫌がる「キャラ弁」を作り続けていますが、やがて
そのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わって行きます・・・。
母親のかおりを篠原涼子、反抗期の娘・双葉を芳根京子が演じるほか、佐藤隆太、松井
玲奈、佐藤寛太らが共演。
この作品はあまり期待していなかっただけに、面白さが倍加した作品で楽しく見ました。
篠原涼子は役柄にピッタリで今や絶好調の感じです。加えていいのが娘役の芳根京子で、
高校生役ですが役柄になり切っての好演です。彼女はこれから期待できる若手女優さん
の一人だと思いました。内容については詳しく書きませんが、出来るだけ見てやってくださ
い。お薦めです。