映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「今日も嫌がらせ弁当」

2019年07月30日 | 日記



    シングルマザーの母親と反抗期の娘が、弁当を通じて交流する様子をつづっている内
    容です。ブログから書籍化もされて人気を集めた同名エッセイを、「レオン」の塚本連平
    が監督・脚本を手がけています。
    自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしているシングルマザーの持丸かお
    り。幼いころは「大人になったらお母さんと一緒にレストランをやる」と言っていた双葉も、
    最近ではすっかり反抗期に突入し、生意気な態度で何を聞いても返事すらしません。そ
    んな娘への逆襲にと、かおりは双葉の嫌がる「キャラ弁」を作り続けていますが、やがて
    そのお弁当は、会話のない娘への大切なメッセージへと変わって行きます・・・。
    母親のかおりを篠原涼子、反抗期の娘・双葉を芳根京子が演じるほか、佐藤隆太、松井
    玲奈、佐藤寛太らが共演。

    この作品はあまり期待していなかっただけに、面白さが倍加した作品で楽しく見ました。
    篠原涼子は役柄にピッタリで今や絶好調の感じです。加えていいのが娘役の芳根京子で、
    高校生役ですが役柄になり切っての好演です。彼女はこれから期待できる若手女優さん
    の一人だと思いました。内容については詳しく書きませんが、出来るだけ見てやってくださ
    い。お薦めです。



                                   
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続・大映宣伝部 (8) 私のこと ③

2019年07月29日 | 日記

    

    どうしても私の自慢話の様相で申し訳ありませんが、どうかお許しください。福岡でのキャ
    ンペーン顔ぶれで最も豪華だったのは「人斬り」で、五社監督・三島由紀夫・勝新太郎・仲
    代達矢・賠償美津子・新条多久美の面々でした。私流の根回しで福岡だけ実現したキャン
    ペーンで、東京からも取材陣が来福する今では想像も出来ない凄いメンバーでした。
    その他には渥美マリ売り出しのため、福岡市のど真ん中(水上公園)で水着撮影会をしたり、
    「野火」の宣伝で、当時ある炭鉱にブルトーザーとして使用中の砲塔を除いた戦車を、拝み
    倒して借りて本物そっくりに改装し、博多の明治通りを走らせるなんて突拍子もないことをや
    りましたが、道路一時借用の許可は取っていたものの道路を凸凹にし、警察から大目玉を
    くらったのも今となってはいい思い出です。 

    宣伝材料は、題字・ポスター・特殊宣伝物・カレンダーなどを本社が作成、後は新聞広告を
    メインに、テレビ・ラジオ宣伝、小型ポスターなどを九州というカラーに沿って宣伝課長の責
    任で作成していました。当時は新聞広告の図案は外注ではなく、宣伝課の図案係が作成し
    ていて、九州支社宣伝課の作った新聞広告が2度も電通賞映画新聞広告賞を獲り、朝倉
    摂・制作のブロンズ像は今でも手元にあります。電通賞は本社でも獲ったことがないという
    ので大いに面目をほどこしました。全国の宣伝・広告費の九州支社の持分は全国の12%で
    したが、支社長でさえこの使い方について指示する権限は無く、宣伝課長は随分羨ましが
    られたものでした。(次回へ続く)

    

    

        

        






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バルト3国~ポーランドの旅 ⑬ 美しい古都クラクフ

2019年07月26日 | 日記

    

    今回の旅日記のラストは14~16世紀にポーランド王国の首都だった都市クラクフです。
    先達ては秋篠宮ご夫妻も訪問された都市で、第2次世界大戦にナチスドイツに占領され
    たものの、爆撃は逃れて美しい街並みの旧市街(世界遺産)が中世の雰囲気をそのまま
    残しています。
    その旧市街の中心にあり、中世から残存する広場としてはヨーロッパ最大の広さだそう
    です。広場の中央に立っているのは14世紀に建造された織物会館で、当時は衣服や布
    地の交易所でしたが、今では1階が土産物街、2階が国立美術館になっています。
    最初の写真は織物会館に隣接する聖マリア教会で、この最上階から毎夕5時にラッパの
    生の音色が聞こえます。これは1240年にモンゴルの来襲を告げ,射られたラッパ手を追
    悼するものだそうで現在でも続けられています。とにかくこの周辺は歩いているだけで浮
    き浮きする不思議な界隈ではありました。今回の旅日記これにて終了です。

    

    

    

    

    





 
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バルト3国~ポーランドの旅 ⑫ ヴィエリチカ岩塩坑(世界遺産)

2019年07月25日 | 日記

    

    ポーランドで行きたかった場所の一つがヴィチリチカ岩塩坑(世界遺産)でした。歴史地区
    が昔のまま残っている観光の街クラクフから南東に約15㎞に位置するところに岩塩坑は
    あり、18世紀から観光向けに公開され始め、ゲーテやショパン、コペルニクスも訪れてい
    ます。1996年に閉鎖されるので700年間に及ぶ採掘が続けられていたそうです。
    全長が300km以上あり、現在観光用として開放されているのは全体の1/100範囲ですが、
    坑道を歩いて見学、結構深い所まで下りて行けます。途中にはここの歴史を再現した塩
    の像が配置されていて中々の見ものです。そして最大の見どころは地下101.4mの場所に
    あり、70年もの年数をかけて作られた「聖キンガ礼拝堂」は、壁は勿論、床、シャンデリア、
    聖像、絵画まですべてが塩で作られている壮大な地下礼拝堂でした。

    

    

    

    



    
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映画 「新聞記者」

2019年07月23日 | 日記



    「怪しい彼女」などで知られる韓国女優シム・ウンギョンと松坂桃李がダブル主演を務め
    る社会派サスペンス作品です。東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案に、
    若き新聞記者とエリート官僚の対峙と葛藤をオリジナルストーリーで描き出しています。
    東都新聞の記者・吉岡エリカのもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名
    FAXで届きます。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本
    の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出しますが、一方、内閣情報
    調査室の官僚・杉原は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤して
    いました。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会しますが、
    神崎はその数日後に投身自殺をしてしまい、その真実に迫ろうとする吉岡と、政権の暗
    部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになって
    行きます・・・。監督は「デイアンドナイト」の藤井道人。


    私は満員状態の映画館で見ました。もっと早く感想をと思ったのですが、いろいろ考えて
    アップは選挙後にしました。フィクションと断ってはいましたが、説得力があるので誰もが
    話の半分以上は本当だろうと思って見たことでしょう。
    まずこの題材をテレビでは忖度して絶対に取り上げないと内容と思いますので、映画化
    は実に痛快です。従って主役の女性記者役を日本の女優は受け切らなかったのでしょう。
    韓国のシム・ウンギョンの演技は見事で、イントネーションが少々おかしい場面もありまし
    たが、大熱演でとても良かったです。
    この作品についてネットで「韓国女優を使った反日映画だ」なんて書いているのを見ました
    が、こんなことを書くことさえ可笑しく感じる始末でした。映画界はよくぞやった!と褒めてや
    りたいくらいです。遅ればせながら必見の映画です。



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