映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「貌斬り」

2017年01月31日 | 日記

    

    「シャブ極道」「竜二Forever」の細野辰興監督が、実際にあった長谷川一夫の「顔切り
    事件」に着想を得て、同事件をモチーフにした映画を作ろうと集まった監督や脚本家、
    役者らが織りなす人間模様を、実際の舞台と映画を混在させながら描いた作品です。
    2015年1月に高円寺・明石スタジオで上演された「スタニスラフスキー探偵団」の舞台
    公演中に、映画撮影を並行して行ったものと伺っております。
    大入り満員で迎えた「スタニスラフスキー探偵団」の舞台千秋楽で、当日になって主演
    女優が突然「演じるのが怖い」と降板を申し出たことで、現場は混乱するところから始ま
    ります。
    主演は草野康太、山田キヌヲ。モチーフとなったのは、1937年に長谷川一夫(当時の
    芸名は林長二郎)が、撮影スタジオからの帰り道に2枚重ねのカミソリで顔を切られた
    事件だそうです。

    映画にたいする考え方は色々あると思いますが、私はよく判る、広い意味で楽しい、感
    動を与えてくれる、何か大きな課題を提示する・・・と考えています。この映画のスタッフ
    は意欲的な方々なので期待して見ました。しかし私の考え方のどれにも当てはまらな
    いし、むしろ独り善がりの出来としか思えないのです。私は1月22日(日)に福岡の大洋
    映劇で見ましたが、客は私を含めて2名、それが全てを語っていると思う次第です。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大映宣伝部・番外編の番外(142)雷ちゃん・お富士さんが「日本舞踊・神田祭」を

2017年01月30日 | 日記
     

     

    

    

    昭和33年8月1日に大映の直営館"福岡大映"がスタートしました。このことについては、
    既に2回にわたり当時の模様をお伝えしているので、今回は少々内容がWるかもしれま
    せんが、去年見つかった8㎜フイルムからの映像を加えて、再度アップさせていただきま
    した。

    それまでは現在もある"大洋映劇"が大映封切館でしたが、福岡大映は永田雅一大映社
    長が持っていた"福岡公楽劇場"を看板替えしたものです。福岡大映"のオープン・イベン
    トは色々考えた末に、トップスターのご挨拶でした。
    しかしスターのご挨拶はどこの映画会社もやっている事だから、舞台で何か特別なことを
    やろうと方針を決めました。
    当時の大映スターでトップと言えば、長谷川一夫、京マチ子、山本富士子、若尾文子、市
    川雷蔵あたりで、勝ちゃんは「座頭市」「悪名」もまだ製作していない状況でしたから候補
    から外しました。
    最終的にお富士さんと雷ちゃんに日本舞踊「神田祭」を踊ってもらうことにして、その前座
    で川口浩に歌わせ、司会は京都撮影所の上田寛がやるということになりました。

    映画館の舞台を本格的に踊れる舞台に作り直すことや、地方さんの手配、川口浩の歌の
    バックバンドの手配などなど苦労しましたが今となっては楽しい思い出です。そして2日間
    のイベントは予想以上の盛況で観客が押しかけ、映画館の最後列の椅子が5~6列、観
    客に押されて前方に倒されてしまい、後始末が大変でした。
    8㎜フイルムから起こした写真は前夜のリハーサル風景を撮影したもので、不鮮明で申し
    訳ありませんが、その豪華な雰囲気はお察しいただけると思うのでお許し下さい動く映像
    はいずれ機会を作ってお見せしたいと考えています。

    
        ↑ 上田 寛さん
     
      ↑ 雷ちゃんとお富士さんの間にはさまっているのが私





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

博多座1月公演 「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」

2017年01月27日 | 日記

 

     

    博多座1月公演、ミュージカル「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」を、多忙で
    動けなかったのですが、やっと見ることが出来ました。
    個性的なキャラクターたちが巻き起こす意外なストーリー展開と、映画でもお馴染の
    ゴスペル、聖歌、ソウル、ロカビリーとダンスが相まって理屈抜きに楽しいミュージカル
    舞台でした。
    主人公のテロリスは、今回はWキャストで森公美子・蘭寿とむで、私が観たのは森公美
    子の方ですが、あのちっちゃい太い身体を縦横無尽に動かしながら彼女の迫力ある歌
    唱力に酔いしれました。更に良かったのは助演の鳳蘭さんの変わらぬ歌唱力と風格、
    加えて生のオーケストラであることと、場面転換の素晴らしさが楽しい舞台に輪をかけ
    て盛り上げ最高でした。

      
            ↑ 今回の同伴者は紺野ユカさん


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画 「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

2017年01月26日 | 日記

  

    戦地から遠く離れた会議室でドローンが映し出す映像を見ながら戦争に加担する
    人々の葛藤を描き、現代の戦争の闇を浮き彫りにした軍事サスペンス作品です。
    イギリス軍の諜報機関で働くキャサリン・パウエル大佐は国防相のベンソン中将と
    協力し、ナイロビ上空を飛ぶドローンを駆使してロンドンから英米合同軍事作
    戦を指揮しています。
    そんな中、大規模な自爆テロ計画の存在を突き止めた彼らは、アメリカ国内の米
    軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブに攻撃命令を下しますが、殺傷圏内
    に幼い少女がいて・・・。
    「クィーン」のヘレン・ミレンが正義感に燃える指揮官キャサリン役を。また去年1月
    に他界したアラン・リックマンがベンソン中将役で最後の出演です。監督は「ウルヴ
    ァリン:X-MEN ZERO」「ツォツィ」のギャビン・フッド監督で、俳優コリン・ファースが
    製作に参加しています。

    戦争場面のない戦争映画ですが、それでも迫力満点で、下手な戦闘シーンがある
    戦争物に勝っています。ヘレン・ミレンの役は、当初は男性将校だったのが女性将
    校に代わったそうで、結果オーライでヘレン・ミレンは堂々と演じ切っています。
    攻撃決定までが少しもたもたしていて、ここは演出の工夫が欲しかったところです。
    とにかく戦争のスタイルが大きく変わってきていることを認識するためにも、出来る
    だけ見た方がいい作品だと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しかった旅の一コマ (120) 映画「サウンド・オブ・ミュージック」ロケで有名なミラベル宮殿

2017年01月25日 | 日記

     



    

    

    
   
    今回の旅の話は、映画史に名を刻む傑作ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」
    関連です。
    オーストリアの首都ウィーンから車で約5時間、ザルツブルク到着です。ザルツブルク
    は人口は約15万人。オーストリアは第一次世界大戦で疲弊した国でしたが、そんな時
    にこそ音楽の力が必要だと、1920年に第一回ザルツブルク・フェスティバルを開催、こ
    れが現在では世界一の芸術フェスティバルといわれるザルツブルク音楽祭の始まりと
    なりました。

    街の中を流れるザルツアッハ川沿いにある旧市街は、世界遺産となっていてその景観
    も見ものですし、川の反対側である新市街には、ミラベル宮殿やその庭園をはじめ、街
    のあちらこちらにあるのが映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地で、特に有名なの
    がミラベル宮殿とその庭園です。ミラベル宮殿は1606年に大司教ヴォルフ・ディードリヒ
    が愛人と過ごすために造らせたもので、庭園には四季ごとの花が美しく咲き誇ります。
    庭園の真ん中に立っていると、今にもドレミの歌をうたってマリアと子供たちが出てくるよ
    うな雰囲気が残っています。ザルツブルグには他のロケ地も随所にあり、見学のツアー
    バスが出ているくらい人気です。

    



コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする