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原作は「僕は妹に恋をする」(‘07)「僕の初恋をキミに捧ぐ」(‘09)と、映画化
が続く青木琴美の人気コミックで、累計450万部を超えているそうです。
23歳ながら天才サウンドクリエイターとして活躍する小笠原秋(佐藤健)は、
かつて自分が所属していた人気バンド「CRUDE PLAY」に楽曲提供を続けな
がらも、ビジネスライクになってしまった音楽の世界に嫌気がさしていました。
そんなある日、秋は気まぐれで声をかけた女子高生・小枝理子(大原櫻子)と、
自分の素性は隠したまま付き合いを始めます。理子は天性の歌声の持ち主
で、その才能を見込んだ音楽プロデューサーからスカウトされてデビューする
ことに・・・。
佐藤健の相手役・小枝理子を演じるのは、オーディションで5000人の中から
選ばれた新人・大原櫻子。劇中バンド「CRUDE PLAY」メンバーに三浦翔平、
窪田正孝、水田航生、浅香航大、「MUSH&Co.」メンバーに吉沢亮、森永悠
希と若手が多数出演、監督も若手の小泉徳宏です。
我々の年配になると積極的に見る作品ではないのですが、若い人たちに好
評ということと、新人・大原桜子に一寸興味があったので見て来ました。
勿論、原作のコミックは見ていませんが、人の話によると原作と映画はかな
り離れているそうです。
映画のお話は音楽業界の舞台裏をえぐるどころかペラペラと薄いし、全般的
に陳腐で面白さに欠けます。
私的には新人・大原桜子に注目で、決して美人とは言えませんが、新鮮で
溌剌としているところがいいと思います。特に走っているシーンなどが・・・。
脚本も演出もキメが粗く、決着しないまま放置している挿話も気になりますし、
エンドロールの後に、この物語の終結のシーンがありますが、ここまでやる
必要はない場面です。
せっかく若い人たちが大挙映画館に来ているのですから、ピチっと締まった
若者映画を見せて後に繋ぐくらいの意気込みがあったらいいのになー・・・と
思った次第です。
このように最後までブツブツ言いながら、今年のこのブログはおしまいです。
来年は気分転換してもう少し頑張りますので、どうか宜しくお願いいたします。
皆様、どうか益々お元気で素敵な新年をお迎えになられますよう、心からお祈
り申し上げます・。
中島けん