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大晦日。
とても早く経ったと感じた一年でした。
今年最後の書き込みです。
今月のイタリア旅行で乗った飛行機の中では、「キス&キル」「アバター
特別篇」「トイ・ストーリー 3」など新作を20本くらい上映して結構楽し
かったです。
そして旅行から帰って一番最初にみた作品が「武士の家計簿」でした。
早く書かなければと思いながら、とうとう本年最後になりました。
とある古書店で偶然発見された「金沢藩士猪山頤絵家文書」の中に、
精密に記された家計簿が残されていたそうで、それを基に磯田道史が
書いたのがベストセラー「武士の家計簿」「加賀藩御算用者」。この
映画化です。
代々加賀藩の財政に携わってきた下級武士が、妻の支えを得ながら一
家や藩の財政を切り盛りし、つつましく謙虚に堅実に生きて行った物語
です。
時代劇なのにチャンバラはありませんが、逆に家族の絆とか愛情がより
浮かび上がって微笑ましく見ることが出来ました。
物語構成にあまり起伏がなく、少しダラダラしているところもあり劇的
効果が今一つ足りないとも思うのですが、それが逆に意外に新鮮な時代
劇に感じられるのは、森田芳光監督の功績と言うよりユニークな原作の
面白さだと思います。
堺雅人は相変わらず好調。近作で限界?と案じていた仲間由紀恵が新
境地で見直しました。脇では中村雅俊が抜群にいいです。
先述のように派手なチャンバラはありませんが、こんな時代劇も大いに
あって結構と思わせる作品でした。
来年2月から新しいプロジェクトも始まりますので、今のようには書け
ないかも知れませんが、見てるのに書いてない映画のこと、イタリヤ旅
行記などを出来るだけ早くアップして行きますので、どうか来年も宜しく
お願いします。
皆さまには、どうか良いお年をお迎えになりますように・・・。