消費の変動は、当然、物価に表れる。長期の消費者物価指数を財・サービス別で見ると下図のとおり。サービス価格≒賃金なのだが、1998年から上がらなくなったことが分かるだろう。財との相対価格も縮まらなくなり、2003年頃には、まったく変わらなくなった。原油高や円安による食品の値上がりで物価が上昇しても、生活は苦しくなるだけなので、金融政策の目標は、あえて言えば、財の価格を抑えつつ、サービス価格を引き上げることであろう。それは、賃金を目標にするということでもある。
(図)
(今日までの日経)
政策減税で税収減4兆円、消費税収の1/4に。生産統計に明るさ、建機旺盛。エコノ・固定費ずしり緩まぬ財布。一律こそが平等にあらず・奨学金の返済支援広がる・田中陽。
(図)
(今日までの日経)
政策減税で税収減4兆円、消費税収の1/4に。生産統計に明るさ、建機旺盛。エコノ・固定費ずしり緩まぬ財布。一律こそが平等にあらず・奨学金の返済支援広がる・田中陽。