月曜日、朝起きると喉が痛むし鼻水が出てくる。風邪?かなと思ったけれど熱はなさそうだし
そのまま出勤。日中はさほどでもなかったのが、仕事が終わるころにはまた喉が痛み始めた。
一晩寝ても具合は変わらず、取りあえず耳鼻咽喉科で見てもらったら
「喉の腫れはさほどでもないですね!」「酷くなるようならまた来てください」と言われて結局、
原因もわからないままとんでもなく体がだるい。
二日経って喉の痛みは多少収まったものの、鼻水が止まらない。
今日は車での移動時間は短いけれど、行動時間が長くなりそうなので、
丸亀の集合時間をいつもより早く設定したので5時過ぎに自宅を出発。最近はもうこの時間でも
十分に明るく青空が広がっているのが確認できる。
今日のメンバーはセニョさん・麺法師さん・あっちゃん・わかめちゃんと私の5名。
豊浜で最終乗り込んできたあっちゃんが開口一番。
あっちゃん : 「案内に歩行時間3時間30分やのに少しハードです。と書いてあったから
3時間30分でハードって、どうして?と思ったんやけど片道やったんやね!」
私 : 「ハイ!ちゃんと山頂まで片道3時間30分と書いていました。」
あっちゃん : 「片道やったんやね!」と念を押す。
私 : 「ハイ、あくまで片道です。」(読み落とした自己責任ですよ!)
最近は案内に下手なことを書くと突っ込まれるので(※あくまで個人的な感想です。とか※写真は
イメージです。)と注意書きを入れて予防線を張っているのに、自分が見落としたのを棚に上げて
ツッコミを入れてこられると、もう打つ手がありません!(笑)
野田登山口には平日にもかかわらずすでに2台の車が停まっていました。
案内には赤星山まで登って、余裕があれば豊受山まで歩きましょう!と書いたものの、当の本人が
体調不良で今日は全く自信がない。でもメンバーはやる気満々の様子です。
登山口からすぐに川に掛かる橋を右岸へと渡ります。「この川はなんていう川ですか?」と聞かれ
「川の名前は判らないんですけど谷は皇子渓谷となっていましたよ!」
「たぶんオウジケイコクと読むんだと思います。」その話が気になって後で地図で調べてみると
川の名前は『大地川』となっていた。普通ならダイチカワと読むところ、おそらく
オオジカワなんだろうな。渓谷も呼び名はオオジで漢字だけ変えたのかな?などと想像してみます。
しばらく川に沿って歩き所々で橋を渡ります。
その内に少し川から離れ杉林の中の道なります。杉林の中には大きな大きな岩が点在しています。
以前はこの林も川の中で上流部から流れて来たんだろうな~と麺法師さんと二人で話しながら・・・。
杉林が終わるとまた大地川に沿った道になります。このルートに架かる橋は
どれもしっかりと造られていて渓谷美を眺めながら安心して渡って行けます。
今回のルートは歩行時間もさることながら、この沢を何度も渡る橋で怖がりの
お嬢様・ヨウちゃんの二人は脱落するかもしれません。
「山さんはどうやろか?」などと、いない人のうわさ話をしながら楽しく渡って行きます。
一ヵ所だけ古い橋が朽ちていてその橋を高巻くようにして登って行きます。
目線の下には小さな滝が連続しています。
今日の案内に「少しハードですが、次々と現れる滝が疲れを癒してくれます。」と書いたのを
「まだ滝は(大きな滝)現れんの?疲れを癒してくれるんやろ!」と今回もあっちゃんがプレッシャーを
掛けてきます。(笑)登山口から1Kmを過ぎてやっと最初の大滝の『機滝(ハタタキ)』が道の右手に
見え始めました。四国の滝では珍しくタテではなく機(ハタ)を織るようにヨコに広がる滝です。
機滝の次は『紅葉滝』です。
「あっちゃん!どうだ!」と言うと「癒される!」とあっちゃん。ワカメちゃんは事前に調べた時に見た
『玉簾』が楽しみ!と言っています。
滝を横目に見ながら更に沢沿いの道を登って行きます。
『紅葉滝』の次は『布引滝』です。この滝も珍しく岩肌をスライダーのように
流れている滝です。「滑り台のようやね~!」とメンバー一同。
布引滝から直ぐに道の脇にワカメちゃんのお目当ての『玉簾(たますだれ)』。
大きな岩一面に張り付いた苔に水が雫のように流れ落ちるさまを玉簾に例えています。
女性陣の二人は「可愛かったね~!」と声をそろえて言っています。
「どうですか、満足頂いていますか」と言うと「大満足!」という返事。(*´▽`*)
少し調子に乗って「まだ最後に千丈の滝が待っていますから、期待してくださいね。」と
軽々しくいってしまったのを後で後悔することになるとは・・・・。
その後も沢を右岸から左岸へ渡り、作業小屋の横を通り過ぎます。
朽ちかけた小屋の横には当時使われていたものなのかストーブらしく物が。
小屋を過ぎてもまだ沢沿いの道は続いて行きます。
滝の横の露岩の上をトラバースする場所には、滑りやすいので鎖が張られています。
沢沿いの涼し気な景色を見ながら歩いているのに、
湿度が高いせいか背中には汗をびっしりと掻いています。
樹林帯の中で陽に当たることもないのに度々スポーツ飲料を口にします。
鼻水は相変わらず止まらず、口呼吸だけはやっぱり息がきれます。
渓谷の両側は高く切り落ちその裾に長い年月をかけて育った木々。
一面の緑とその自然の奥深さに圧倒されため息ばかりがでてきます。
すると麺法師さんから「水の音がぜんぜん聞こえんね?」と。「ん?」
そう言えばこれだけの沢なのに水が全く流れていません。
その内に後ろの女性陣が「最後の滝は大丈夫?」と追い打ちをかけてきます。
さらにはセニョさんまでが、「水が流れてないね!」と。
先ほどからの背中の汗以外に冷や汗が流れてきました。(^_^;)
先ほど自慢げに「最後の滝に期待してください!」なんて言わなければよかったと
後悔しながら、それでも一部の望みにかけながら登って行きます。千丈滝と書かれた案内板の辺りから
僅かですが水の音が聞こえ始めました。
するとどうでしょう!水量は少ないものの『千丈滝』がその雄姿?を見せてくれました。
高さは30mほどの滝ですが、その上部は何段にもなっていて更に滝が続いています。
振り返って女性陣に「如何ですか?」と先ほどとは打って変わって自慢げに!
滝壺から見上げると更に上に滝が見えています。この見えている滝が全部で千丈滝だと思っていたら
直ぐ上の滝が『中折れ滝』(20m)
そしてさらにうえの滝が『天流滝』(10m)だと後でわかりました。
千丈滝からは滝に沿って道が続いていて、この三つの滝を眺めながら登って行きます。
天流滝ではその上部から落ち口を眺めることもできます。
千丈滝からは登山道の足元が少し荒れ始め、急斜面もあって距離の割には時間がかかります。
危ない箇所にはロープもかけられています。
滝見が終わると話題は山頂の展望に移ります。見上げると北側からどんどんガスが流れてきています。
「山頂での展望は皆様の普段の行い次第ですから!」と一応断りを入れます。
ポジティブなワカメちゃんが「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれます。
綴れ折れのが続いて行きますが尾根にはなかなか出ません。
すると上から男性4人組が降りてきました。
離合する間に「山頂の景色はどうでした?」と聞くと、あまりいい返事が返ってきません。
それでもワカメちゃんが「大丈夫、私晴れ女やから!」と明るく。
尾根道に出ると先ほどまでと比べて随分と傾斜が緩くなり、歩きやすくなりました。
樹林帯から左に折り返すと一気に視界が広がり山頂に着きました。
晴れ女のワカメちゃんのお陰か、日ごろの皆さんの行いのお陰か、雲の下に土居町の
市街地の景色が何とか広がっていました。
でも最初は見えなかった新居浜や、反対側の四国中央市や観音寺、
そして荘内半島までもどんどんと見え始めました。
さあ~それではお腹が減ったのでお昼にしましょう。
巻き寿司とミニのカップ蕎麦を食べるとお腹は満たされ大満足。でもなぜか急に足の指が
攣り始めました。慌てて体を動かしほぐします。一旦治まったのでゴロンと横になって深呼吸。
このままここで昼寝がしたい気分です。
六月のこの時期に山頂では吐く息が白く、じっとしていると少し肌寒くなってきました。
それでは『豊受山』まで歩きましよう。
尾根道を東に縦走します。しばらくするとすぐに南側が開けた大岩の展望台。
この法皇山系と豊郷ダムを挟んで山々が見渡せます。
やっぱり高所先端好きのあっちゃん!
赤星山山頂からは少しづつ下って行く尾根道です。道幅は狭いですが歩きやすい道です。
鹿害で痛々しい木々が点在しています。
セニョさんと二人で先行していると1251mの所で道を間違えまた違う展望台に出ました。
東にはこの稜線から北に飛び出した『豊受山』も見えます。
快適な尾根歩きでしたが途中で急に今度は太ももの裏が攣り始めました。こんな所が攣るのは
初めてです。下りでは治まるのに登り始めるとまた攣り始めます。いわゆるハムストリングが
攣っているのでしょうか?筋肉が大きいだけその痛みは半端ない痛さです。登りの途中で立ち止まり
痛みが治まるのを待って歩きます。
ピークから一旦下って登山口と豊受山との分岐に着くころには治まったのですが、
ここからの登りでまた攣ってしまったら困るので、豊受山は諦め、ここで荷物番をすることに。
道標には0.7kmと書いていますが、意外とアップダウンがあったようで結構時間が
かかってメンバーが戻って来ました。麺法師さんも足の爪が痛いといって先に戻って来ました。
分岐からは最初は緩やかな檜林の中の下りですが、段々と急な勾配になってきます。
麺法師さんの足が痛そうです。逆に私は下り坂は使う筋肉が違うのか全く攣る気配もなく
快調に下って行けます。
急な下りが終わると以前に一人で周回した時にも見かけた大岩が、林の中に鎮座しています。
檜林が終わると下の分岐までの距離の1/3。そこからさらに樹林帯の中の急な坂が続いています。
距離のかかれた道標とは別に意味不明な道標がクスと笑わせてくれ疲れた体を励ましてくれます。
最後は平らな石を重ねて階段状になった場所を降りると下の分岐につきます。
ここまで降りてくるとあと一息です。後ろからゆっくりと降りてくる麺法師さんを待ちます。
山の山頂近くは明るいのに深い谷あいはすでに薄暗くなってきています。麺法師さんを待つ間に
横の小滝でこのところ挑戦しているデジカメのマニュアルモードを使ってみたところ、
意外といい雰囲気の出来栄え。
気をよくして残りの滝でも同じように写してみたのですが、やはりコンデジの限界がでました。
滝を写しては先を歩くメンバーを追いかけを繰り返しているうちに、やっと登山口に着きました。
最後の橋を渡り終えた時には最近にない足の疲れが・・・・。
標高差1,100m・歩行距離10.5kmを9時間かけて歩きました。私は今回途中リタイヤしましたが
特に女性陣の二人は頑張りました。それもこれもこの皇子渓谷の渓谷美の素晴らしさのお陰です。
前回一人で歩いた時にも思ったのですが、次回はやはり紅葉の秋に、ぜひ訪れてみたいものです。
そのまま出勤。日中はさほどでもなかったのが、仕事が終わるころにはまた喉が痛み始めた。
一晩寝ても具合は変わらず、取りあえず耳鼻咽喉科で見てもらったら
「喉の腫れはさほどでもないですね!」「酷くなるようならまた来てください」と言われて結局、
原因もわからないままとんでもなく体がだるい。
二日経って喉の痛みは多少収まったものの、鼻水が止まらない。
今日は車での移動時間は短いけれど、行動時間が長くなりそうなので、
丸亀の集合時間をいつもより早く設定したので5時過ぎに自宅を出発。最近はもうこの時間でも
十分に明るく青空が広がっているのが確認できる。
今日のメンバーはセニョさん・麺法師さん・あっちゃん・わかめちゃんと私の5名。
豊浜で最終乗り込んできたあっちゃんが開口一番。
あっちゃん : 「案内に歩行時間3時間30分やのに少しハードです。と書いてあったから
3時間30分でハードって、どうして?と思ったんやけど片道やったんやね!」
私 : 「ハイ!ちゃんと山頂まで片道3時間30分と書いていました。」
あっちゃん : 「片道やったんやね!」と念を押す。
私 : 「ハイ、あくまで片道です。」(読み落とした自己責任ですよ!)
最近は案内に下手なことを書くと突っ込まれるので(※あくまで個人的な感想です。とか※写真は
イメージです。)と注意書きを入れて予防線を張っているのに、自分が見落としたのを棚に上げて
ツッコミを入れてこられると、もう打つ手がありません!(笑)
野田登山口には平日にもかかわらずすでに2台の車が停まっていました。
案内には赤星山まで登って、余裕があれば豊受山まで歩きましょう!と書いたものの、当の本人が
体調不良で今日は全く自信がない。でもメンバーはやる気満々の様子です。
登山口からすぐに川に掛かる橋を右岸へと渡ります。「この川はなんていう川ですか?」と聞かれ
「川の名前は判らないんですけど谷は皇子渓谷となっていましたよ!」
「たぶんオウジケイコクと読むんだと思います。」その話が気になって後で地図で調べてみると
川の名前は『大地川』となっていた。普通ならダイチカワと読むところ、おそらく
オオジカワなんだろうな。渓谷も呼び名はオオジで漢字だけ変えたのかな?などと想像してみます。
しばらく川に沿って歩き所々で橋を渡ります。
その内に少し川から離れ杉林の中の道なります。杉林の中には大きな大きな岩が点在しています。
以前はこの林も川の中で上流部から流れて来たんだろうな~と麺法師さんと二人で話しながら・・・。
杉林が終わるとまた大地川に沿った道になります。このルートに架かる橋は
どれもしっかりと造られていて渓谷美を眺めながら安心して渡って行けます。
今回のルートは歩行時間もさることながら、この沢を何度も渡る橋で怖がりの
お嬢様・ヨウちゃんの二人は脱落するかもしれません。
「山さんはどうやろか?」などと、いない人のうわさ話をしながら楽しく渡って行きます。
一ヵ所だけ古い橋が朽ちていてその橋を高巻くようにして登って行きます。
目線の下には小さな滝が連続しています。
今日の案内に「少しハードですが、次々と現れる滝が疲れを癒してくれます。」と書いたのを
「まだ滝は(大きな滝)現れんの?疲れを癒してくれるんやろ!」と今回もあっちゃんがプレッシャーを
掛けてきます。(笑)登山口から1Kmを過ぎてやっと最初の大滝の『機滝(ハタタキ)』が道の右手に
見え始めました。四国の滝では珍しくタテではなく機(ハタ)を織るようにヨコに広がる滝です。
機滝の次は『紅葉滝』です。
「あっちゃん!どうだ!」と言うと「癒される!」とあっちゃん。ワカメちゃんは事前に調べた時に見た
『玉簾』が楽しみ!と言っています。
滝を横目に見ながら更に沢沿いの道を登って行きます。
『紅葉滝』の次は『布引滝』です。この滝も珍しく岩肌をスライダーのように
流れている滝です。「滑り台のようやね~!」とメンバー一同。
布引滝から直ぐに道の脇にワカメちゃんのお目当ての『玉簾(たますだれ)』。
大きな岩一面に張り付いた苔に水が雫のように流れ落ちるさまを玉簾に例えています。
女性陣の二人は「可愛かったね~!」と声をそろえて言っています。
「どうですか、満足頂いていますか」と言うと「大満足!」という返事。(*´▽`*)
少し調子に乗って「まだ最後に千丈の滝が待っていますから、期待してくださいね。」と
軽々しくいってしまったのを後で後悔することになるとは・・・・。
その後も沢を右岸から左岸へ渡り、作業小屋の横を通り過ぎます。
朽ちかけた小屋の横には当時使われていたものなのかストーブらしく物が。
小屋を過ぎてもまだ沢沿いの道は続いて行きます。
滝の横の露岩の上をトラバースする場所には、滑りやすいので鎖が張られています。
沢沿いの涼し気な景色を見ながら歩いているのに、
湿度が高いせいか背中には汗をびっしりと掻いています。
樹林帯の中で陽に当たることもないのに度々スポーツ飲料を口にします。
鼻水は相変わらず止まらず、口呼吸だけはやっぱり息がきれます。
渓谷の両側は高く切り落ちその裾に長い年月をかけて育った木々。
一面の緑とその自然の奥深さに圧倒されため息ばかりがでてきます。
すると麺法師さんから「水の音がぜんぜん聞こえんね?」と。「ん?」
そう言えばこれだけの沢なのに水が全く流れていません。
その内に後ろの女性陣が「最後の滝は大丈夫?」と追い打ちをかけてきます。
さらにはセニョさんまでが、「水が流れてないね!」と。
先ほどからの背中の汗以外に冷や汗が流れてきました。(^_^;)
先ほど自慢げに「最後の滝に期待してください!」なんて言わなければよかったと
後悔しながら、それでも一部の望みにかけながら登って行きます。千丈滝と書かれた案内板の辺りから
僅かですが水の音が聞こえ始めました。
するとどうでしょう!水量は少ないものの『千丈滝』がその雄姿?を見せてくれました。
高さは30mほどの滝ですが、その上部は何段にもなっていて更に滝が続いています。
振り返って女性陣に「如何ですか?」と先ほどとは打って変わって自慢げに!
滝壺から見上げると更に上に滝が見えています。この見えている滝が全部で千丈滝だと思っていたら
直ぐ上の滝が『中折れ滝』(20m)
そしてさらにうえの滝が『天流滝』(10m)だと後でわかりました。
千丈滝からは滝に沿って道が続いていて、この三つの滝を眺めながら登って行きます。
天流滝ではその上部から落ち口を眺めることもできます。
千丈滝からは登山道の足元が少し荒れ始め、急斜面もあって距離の割には時間がかかります。
危ない箇所にはロープもかけられています。
滝見が終わると話題は山頂の展望に移ります。見上げると北側からどんどんガスが流れてきています。
「山頂での展望は皆様の普段の行い次第ですから!」と一応断りを入れます。
ポジティブなワカメちゃんが「大丈夫、大丈夫」と励ましてくれます。
綴れ折れのが続いて行きますが尾根にはなかなか出ません。
すると上から男性4人組が降りてきました。
離合する間に「山頂の景色はどうでした?」と聞くと、あまりいい返事が返ってきません。
それでもワカメちゃんが「大丈夫、私晴れ女やから!」と明るく。
尾根道に出ると先ほどまでと比べて随分と傾斜が緩くなり、歩きやすくなりました。
樹林帯から左に折り返すと一気に視界が広がり山頂に着きました。
晴れ女のワカメちゃんのお陰か、日ごろの皆さんの行いのお陰か、雲の下に土居町の
市街地の景色が何とか広がっていました。
でも最初は見えなかった新居浜や、反対側の四国中央市や観音寺、
そして荘内半島までもどんどんと見え始めました。
さあ~それではお腹が減ったのでお昼にしましょう。
巻き寿司とミニのカップ蕎麦を食べるとお腹は満たされ大満足。でもなぜか急に足の指が
攣り始めました。慌てて体を動かしほぐします。一旦治まったのでゴロンと横になって深呼吸。
このままここで昼寝がしたい気分です。
六月のこの時期に山頂では吐く息が白く、じっとしていると少し肌寒くなってきました。
それでは『豊受山』まで歩きましよう。
尾根道を東に縦走します。しばらくするとすぐに南側が開けた大岩の展望台。
この法皇山系と豊郷ダムを挟んで山々が見渡せます。
やっぱり高所先端好きのあっちゃん!
赤星山山頂からは少しづつ下って行く尾根道です。道幅は狭いですが歩きやすい道です。
鹿害で痛々しい木々が点在しています。
セニョさんと二人で先行していると1251mの所で道を間違えまた違う展望台に出ました。
東にはこの稜線から北に飛び出した『豊受山』も見えます。
快適な尾根歩きでしたが途中で急に今度は太ももの裏が攣り始めました。こんな所が攣るのは
初めてです。下りでは治まるのに登り始めるとまた攣り始めます。いわゆるハムストリングが
攣っているのでしょうか?筋肉が大きいだけその痛みは半端ない痛さです。登りの途中で立ち止まり
痛みが治まるのを待って歩きます。
ピークから一旦下って登山口と豊受山との分岐に着くころには治まったのですが、
ここからの登りでまた攣ってしまったら困るので、豊受山は諦め、ここで荷物番をすることに。
道標には0.7kmと書いていますが、意外とアップダウンがあったようで結構時間が
かかってメンバーが戻って来ました。麺法師さんも足の爪が痛いといって先に戻って来ました。
分岐からは最初は緩やかな檜林の中の下りですが、段々と急な勾配になってきます。
麺法師さんの足が痛そうです。逆に私は下り坂は使う筋肉が違うのか全く攣る気配もなく
快調に下って行けます。
急な下りが終わると以前に一人で周回した時にも見かけた大岩が、林の中に鎮座しています。
檜林が終わると下の分岐までの距離の1/3。そこからさらに樹林帯の中の急な坂が続いています。
距離のかかれた道標とは別に意味不明な道標がクスと笑わせてくれ疲れた体を励ましてくれます。
最後は平らな石を重ねて階段状になった場所を降りると下の分岐につきます。
ここまで降りてくるとあと一息です。後ろからゆっくりと降りてくる麺法師さんを待ちます。
山の山頂近くは明るいのに深い谷あいはすでに薄暗くなってきています。麺法師さんを待つ間に
横の小滝でこのところ挑戦しているデジカメのマニュアルモードを使ってみたところ、
意外といい雰囲気の出来栄え。
気をよくして残りの滝でも同じように写してみたのですが、やはりコンデジの限界がでました。
滝を写しては先を歩くメンバーを追いかけを繰り返しているうちに、やっと登山口に着きました。
最後の橋を渡り終えた時には最近にない足の疲れが・・・・。
標高差1,100m・歩行距離10.5kmを9時間かけて歩きました。私は今回途中リタイヤしましたが
特に女性陣の二人は頑張りました。それもこれもこの皇子渓谷の渓谷美の素晴らしさのお陰です。
前回一人で歩いた時にも思ったのですが、次回はやはり紅葉の秋に、ぜひ訪れてみたいものです。